「県の記念日」記念事業 令和7年度秋田県特別表彰について
秋田県特別表彰は、8月29日の県の記念日にちなみ、自発的な活動により、県民に明るい希望と活力を与えるなど、県勢の推進に多大な功績があった団体・個人を表彰するものです。
令和7年度は、次の個人及び団体に決定しました。
受彰者
・菊地 昭夫 氏(神奈川県)
・堀回地区コミュニティ推進委員会(羽後町)
事績
(1)菊地 昭夫 氏
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首都圏に在住する県出身者の交流やネットワークづくりに尽力している。
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近年、首都圏に在住する県出身者が増加している中、「こうした首都圏に残る秋田ゆかりの地を後世に語り継ぎ、記録しておかなければ、先人を通して秋田とつながるというアイデンティティが失われてしまうのではないか」という問題意識から、10余年の歳月をかけて、首都圏及び県内各所への取材を自身で行い、その取材の記録を基に、秋田ゆかりの地を綴った「首都圏で秋田を発見する旅」を自ら執筆・編集し、令和6年に発行した。
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県内外を問わず、ふるさと秋田への郷土愛や帰属意識の醸成、本県に関する歴史の普及に資することはもとより、秋田ゆかりの地をきっかけとする世代を超えた交流や首都圏における関係人口の拡大にも寄与し得る。
(2)堀回地区コミュニティ推進委員会
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昭和49年に発足して以来半世紀にわたり、「みんなの手で住みよい地域づくり」を目標に、住民の健康・福祉の増進、高齢者支援、伝統文化の継承、世代を超えた交流など、多岐にわたる活動に取り組んでいる。
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主な功績として、昭和30年代に途絶えていた伝統芸能「元城獅子舞」の復活を支援し、平成14年には羽後町初の無形民俗文化財に指定され、現在も公演が行われている。
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自主的な安全・安心な地域づくりに取り組んでおり、特に平成18年から月2回開催している「心とからだの健康教室」は、高齢者の健康増進と住民交流の促進に大きく貢献している。
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長年にわたる住民同士の話し合いと実践による地域コミュニティの維持活動は、県内の地域活動のロールモデルとされている。
授与式
令和7年8月29日 金曜日 に、秋田県庁第一応接室において、「令和7年度秋田県特別表彰授与式」を行いました。
知事から表彰状を差し上げた後、受彰者から活動について御紹介いただきました。
誠におめでとうございました!