コレクション展第2期「三浦明範 VERITAS」
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秋田県出身の画家・三浦明範(みうら あきのり/1953-)は、1970年代から90年代半ばにかけて、油彩とテンペラの混合技法を駆使し、精緻な筆致と澄んだ色彩にあふれる作品を多く残しました。その後、1996年から97年にかけて文化庁派遣芸術家在外研修でベルギーに滞在した際に、初期フランドル絵画を研究する傍ら、シルバーポイント(銀尖筆)による制作を始めます。以降、“日常生活の中にある不思議さ”や“生と死”など、画業の初期から通底するテーマを深めながら、白と黒を基調としたモノクロームの作品を多く手がけています。本展では、当館のコレクション(2024年に新たに収蔵された11点を含む全15点)と資料を中心に、三浦の画業を特集します。併せて、秋田蘭画や日本画などの秀作を紹介します。
会 場 :秋田県立近代美術館6階展示室(秋田県横手市赤坂字富ヶ沢62-46 秋田ふるさと村内)
会 期 :令和7年10月9日(木)~ 令和8年1月4日(日)
休 館 日:令和7年12月29日(月)~ 令和8年1月2日(金)
開 館 時 間 :午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観 覧 料 : 無料
出品作品および展示構成 :
【第1・第2展示室】三浦明範 VERITAS
《斜線の風景》1984年、《消し忘れたランプ》1988年、《朝の祭壇》1989年、《BREAKFAST》1991年、
《再生-白い月》1993年、《鳥》2000年、《シュレーディンガーの箱》2007年、《COGITO》2009年、
《VERITAS》2012年、《Sleeper》2018年、《REBIRTH》2022年、《Inheritance from Grandma-受け継ぐ》2023年、
《薔薇と標本》2013年、《HIMONOS》2015年、《Harvest》2019年
【第3展示室】秋田蘭画・日本画セレクション
小田野直武《不忍池図》1770年代(展示期間:10/9~11/21)
小田野直武《岩に牡丹図》1770年代(展示期間:11/22~1/4)
川端玉章《四時群花図》1877年頃、寺崎廣業《春秋》1905年頃 ほか [出品総数 28点]