県内に流通する食品の安全性の確保をより一層推進し、県民の健康保護を図ることを目的に「食品衛生監視指導計画」を策定し、県内の各保健所等が監視指導等を実施しております。

 この度、令和6年度の実施状況がまとまりましたのでお知らせします。

概要

  1. 食品営業施設等の監視指導状況

     営業許可を必要とする施設(飲食店、食品製造施設など)9,888施設のうち5,702件の監視指導を行い、28施設に対し改善指導しました。また、届出施設(給食施設、乳類販売施設など)6,696施設のうち1,653件の監視等を行いました。
     特に、大量調理施設、大規模食品販売店などの重点的に監視すべき施設1,048施設のうち994件の監視等を実施しました。
  2. 違反食品等発見状況

     製造又は販売施設において、56,605件の食品を目視で検査し、販売温度の不備等9件の違反を確認し、販売施設等に対して指導を実施しました。また、消費者等からカビの発生等3件の違反食品の届出があり、製造施設等を指導しました。
  3. 食品等の行政検査実施状況

     食品衛生法に基づく成分規格等(食品規格、微生物基準、添加物基準、残留農薬等の基準、放射性物質等)が適正かどうかの分析検査を16,056件実施し、県内産の7件について一般細菌数超過等の違反を発見し、製造施設等に対して指導を実施しました。
  4. 食中毒の発生状況(暦年)

     食中毒事件の発生は2件で、患者は6名でした。内訳としましては、アニサキスによるものが1件、ノロウイルスによるものが1件発生しました。令和5年より、事件数は1件減少し、患者数は19名減少しました。
  5. 食肉・食鳥肉の検査及び指導状況

     食肉の安全性を確保するために、食肉衛生検査所が豚133,645頭のと畜検査を実施し、食用にできない病変部の廃棄処分など32,891頭に対し措置しました。
      また、と畜場の衛生管理について、枝肉の微生物試験のほか、外部検証を実施し、必要な指導を実施しました。
      食鳥肉に関しては、食鳥処理施設17施設に対して延19件の監視指導を実施し、衛生指導、技術的助言などを実施しました。
  6. 食品衛生の自主管理の推進状況

     営業者自身による自主的衛生管理の一環として、食品衛生推進員による飲食店や販売店などの巡回指導が延6,286施設に対して実施されたほか、各施設で衛生管理を中心的に行う食品衛生責任者の研修等を2,017名を対象に実施されました。
  7. 情報提供及び意見交換などの実施状況

     食品衛生に関する研修会などを、218回、5,939名に対して実施しました。
     食品の安全・安心に関する食品安全地域懇談会を県内8地区で26回開催し、食品のリスクコミュニケーションの推進に努めました。(延1,025名参加)

ダウンロード

・ 令和6年度秋田県食品衛生監視指導計画 [278KB]

・ 令和6年度業務概要(食品の安全・安心) [7917KB]

・ 令和7年度秋田県食品衛生監視指導計画 [277KB]