これからの秋田県の砂防事業についてお話ししましょう。

これからの砂防事業の方向性

砂防事業は、土砂災害から人命や財産を守るために砂防ダムなどの砂防施設を整備しています。従来の砂防事業では、機能面や経済性を重視し、砂防施設周辺の自然環境や景観への配慮が十分にされないこともありました。しかし、最近では自然環境に対する世論の高まりを背景に平成5年に「環境基本法」が成立し、これを踏まえて「環境政策大綱」が策定されました。これは建設省の環境政策の基本的な考え方を明らかにしたものです。

秋田県渓流環境整備計画は、その一計画として位置づけられるものであり、秋田県の砂防事業における環境配慮の姿勢を示すものです。この計画は、地元市町村からの情報収集、学識経験者・有識者からなる委員会での審議を経て、とりまとめられたものです。

秋田県のこれからの砂防事業は、この秋田県渓流環境整備計画にそって実施していきます。

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