県の保有する個人情報と個人番号(マイナンバー)の紐付け誤りの概要について

 
 このたび、本県において、国の通知に基づき、県の保有する個人情報と個人番号の紐付け状況の確認を行ったところ、紐付けの一部に誤りが生じており、本人のものではない障害者手帳情報等(※1)がマイナポータル上で閲覧できる状況となっていたことが判明しました。
紐付け誤りが確認された事務及び件数
事務名 紐付け誤りの件数
精神障害者保健福祉手帳 5件
自立支援医療(精神通院) 18件
生活保護 1件

 上記紐付け誤りにより個人番号、氏名、生年月日、性別及び住所の情報が第三者に閲覧されることはありません。

 なお、現在も点検作業は継続中であり、国からは11月末までに点検作業を行うよう求められております。

(※1)マイナポータル上で表示される障害者手帳情報等
   【精神障害者保健福祉手帳情報】
    ・精神手帳番号    ・精神手帳交付(返還、再交付)年月日
    ・精神手帳等級コード ・精神手帳有効期間終了年月日
   【自立支援医療(精神通院)情報】
    ・自立支援医療(精神通院)支給開始(終了)年月
   【生活保護情報】
    ・生活保護支給開始(終了)年月日 ・支給対象年月
    ・扶助の種類 ・支給月額合計 ・一時扶助額
    ・就労自立給付金支給年月 ・就労自立給付金支給額
    ・進学準備給付金支給年月 ・進学準備給付金支給額

県の対応

 個人番号の紐付け誤りのあったデータについて、誤りが判明した段階で、マイナポータルや他の行政機関等との個人情報の照会や提供を行う情報連携を停止し、個人番号の修正を行いました。

個人情報の漏えい等について

 個人番号の情報連携により、第三者に本人のものではない障害者手帳情報等が閲覧された記録は確認されておりません。ただし、閲覧記録の保存期間よりも前に情報が閲覧された可能性は否定できないことから、個人情報保護法に基づき、精神障害者保健福祉手帳事務に係る5件及び自立支援医療(精神通院)事務に係る18件については、「要配慮個人情報(※2)の漏えいのおそれあり」として個人情報保護委員会に報告し、ご本人あてに通知しております。
 なお、マイナポータル上で表示される障害者手帳情報等には、個人番号や氏名等の情報は含まれていないため、当該紐付け誤りにより個人番号、氏名、生年月日、性別及び住所の情報が第三者に閲覧されることはありません。
 
(※2)要配慮個人情報とは、その取扱いに特に配慮を要するものとして個人情報保護法に定められており、障害者関係情報等が該当します。なお、生活保護情報は要配慮個人情報には該当しません。

再発防止策について

 令和5年10月5日付けデジタル庁の「マイナンバー利用事務におけるマイナンバー登録事務に係る横断的ガイドライン」に準拠し、各種申請書の受領機関である市町村窓口等における本人確認を徹底するとともに、個人番号の入力を行う県の各地方機関において、入力時の確認を徹底いたします。
 今後各省庁から発出予定である個別通知や法改正の内容を注視しながら再発防止に取り組んでまいります。