特集:もしかして、あなたも“ケアラー”? 知っていますか? ケアラーのこと
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ケアラーとは、介護や看病、療育が必要な家族などを無償で世話している人のことをいいます。本来大人が担うと想定されている家族の世話などを日常的に行っている子どもは、「ヤングケアラー」と呼ばれています。
ケアラーは、「家族が介護するのは当たり前」と考えて、悩みを抱え込んでいることも。一人で悩まず、周囲に相談してみましょう。
ケアラーは、「家族が介護するのは当たり前」と考えて、悩みを抱え込んでいることも。一人で悩まず、周囲に相談してみましょう。
ケアラーの一例
- 障害のある子どもを育てている。
- 自身の健康不安を抱えながら高齢者の世話をしている。
- 仕事を辞めて一人で親の介護をしている。
- アルコール・薬物依存やひきこもり等の家族を世話している。
※出典:一般社団法人日本ケアラー連盟の資料(https://carersjapan.com)を加工して作成
ヤングケアラーの一例
- 障害のある家族に代わり、買い物・料理・洗濯など、家事をしている。
- 家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている。
- 目が離せない家族の見守りや声掛けなどの気遣いをしている。
- 家計を支えるために働き、病気の家族を助けている。
※出典:一般社団法人日本ケアラー連盟の資料(https://carersjapan.com)を加工して作成
県の現状
令和3年度に県が行った実態調査によると、県内には少なくとも614人のケアラーがおり、そのうち54人はヤングケアラーであることが分かりました。
ケアラーが担っている世話の内容
- 食事の世話(買い物・調理、食事介助、後片付けなど)
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掃除や洗濯などの家事
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身の回りの世話(衣服の着脱介助、服薬管理など)
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通院の付き添い
ヤングケアラーの数は氷山の一角?
厚生労働省が令和2年度と3年度に行った調査では、小学6年生の6.5パーセント、中学2年生の5.7パーセント、高校2年生の4.1パーセント、大学3年生の6.2パーセントがヤングケアラーとされており、実際には県内にもっと多くのヤングケアラーがいる可能性もあります。これはケアラーについても同様と考えられます。
こんな悩みを抱えていませんか?
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自分の自由な時間が取れない。
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十分な睡眠時間が取れない。
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宿題や勉強の時間が取れない。
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孤立していると感じる。
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家族の世話と仕事の両立が難しい。
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友だちと遊ぶことができない。
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ただ話を聞いてほしい。
ケアラーは特別な存在ではありません。誰もがケアラーになり得ます。家庭内のことは、周囲になかなか相談しづらいものですが、話すだけでも気が楽になるかもしれません。気軽にご相談ください。
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