特集 業務用の古い建物をお持ちの方は必ずご確認ください 高濃度PCB廃棄物の処分期限が迫っています(令和5年3月31日まで)

2022年08月24日 | コンテンツ番号 65872

画像:広報紙あきたびじょん2022年7・8月号 特集 高濃度PCB廃棄物の処分期限(令和5年3月31日まで)が迫っています 1

高濃度PCB廃棄物の処分期限(令和5年3月31日まで)が迫っています 2

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(※ 以下、読み方が難しい語句や固有名詞の後に、括弧・平仮名で読み仮名を記載している箇所があります。)

対象は照明器具の安定器・コンデンサー(3キログラム未満)です

 期限を過ぎると、罰則の対象となります。
 該当する電気機器を発見したら、保健所などに連絡し、早めに処分の手続きを進めてください。

 詳しくは高濃度PCB廃棄物の処分の流れをご覧ください。

PCB(ポリ塩化ビフェ二ル)とは ?

 PCBとは人工的に作られた主に油状の化学物質です。水に溶けにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなどの性質から業務用の電気機器、熱交換器などに利用されていました。
 しかし、強い毒性がある有害な物質と判明。その後、製造禁止となり、PCBを使用した電気機器の処分が義務付けられました。

PCBによる健康被害

 PCBは分解されにくく、食物連鎖などで生物の体内に蓄積されます。人体に入るとさまざまな症状を引き起こします。

  • 全身の倦怠感(けんたいかん)
  • しびれ感
  • 目やに
  • 皮膚の黒ずみ
  • 爪・口内粘膜の色素沈着
  • 食欲不振
  • 吹き出物

「環境省 ポリ塩化ビフェニル(PCB)早期処理情報サイト」はこちらから<外部リンク>

該当する電気機器の流通期間はさまざまです。次の年表を参考にご確認ください。

該当する電気機器の流通期間等に関する年表
出来事等
昭和28年(1953年)
  • PCBを使った電気機器の製造開始
  • 対象のコンデンサー(3kg未満)流通期間開始
昭和32年(1957年)
  • 対象の照明器具の安定器流通期間開始
昭和43年(1968年)
  • カネミ油症事件発生
    食用油の製造過程で、PCBが誤って混入し、この油を摂取した多くの人が食中毒になった。患者数は約1万3000人にも上り、その影響は胎児にまで及んだ。
昭和47年(1972年)
  • 低圧進相コンデンサー、配電盤の製造終了
昭和52年(1977年)
  • 対象の照明器具の安定器流通期間終了
昭和55年(1980年)
  • 対象のコンデンサー(3kg未満)流通期間終了
  • 溶接機・昇降機・X線発生装置の製造・販売が終了
令和5年(2023年)
  • 高濃度PCB廃棄物の処分期限(令和5年3月31日)

照明器具の安定器

流通期間  昭和52年3月まで

こんな建物等に設置されているかも?

 事務所、工場、倉庫、農作業小屋など。エレベーターの照明や敷地内の屋外灯、建物外壁などの屋外照明も確認してください。

PCBが使用されていないもの

  • 昭和47年(1972年)9月以降に製造された照明器具の安定器
  • 低力率型の蛍光灯器具(力率85%未満)
  • Hfランプ表示(インバーター式安定器)がある蛍光灯器具
  • 「PSE」、「S」 マークの表示がある蛍光灯器具
  • 電球や丸形蛍光灯器具、一般家庭用蛍光灯器具

コンデンサー(3kg未満)

コンデンサーが含まれている可能性があるもの

低圧進相コンデンサー

流通期間  昭和47年まで製造

配電盤

流通期間  昭和47年まで製造

溶接機・昇降機・X線発生装置

流通期間  昭和55年までに製造・販売

こんな建物等に設置されているかも?

 古い事務所、工場、倉庫など。古い病院・診療所・動物病院も確認してください。また、建物に設置されているエレベーター、カーリフトなどの昇降機の設置内も確認してください。

 通電中の照明器具や、コンデンサーは感電する恐れがあります。ご注意ください。

 高濃度PCB廃棄物の処分の流れ

1.PCBを使用している疑いのある機器を見つけた場合、最寄りの保健所などに連絡してください。

保健所の一覧
保健所 電話番号
大館保健所(大館市・鹿角市・小坂町)  0186-52-3954
北秋田保健所(北秋田市・上小阿仁村)  0186-62-1167
能代保健所(能代市・三種町・八峰町・藤里町)  0185-52-4331
秋田中央保健所(男鹿市・潟上市・五城目町・八郎潟町・井川町・大潟村) 018-855-5173 
由利本荘保健所(由利本荘市・にかほ市) 0184-22-4121 
大仙保健所(大仙市・仙北市・美郷町) 0187-63-3694 
横手保健所(横手市) 0182-45-6139 
湯沢保健所(湯沢市・羽後町・東成瀬村) 0183-73-6157 
秋田市環境部廃棄物対策課(秋田市) 018-888-5713 

2.連絡を受けた担当者が機器の状況を詳しく伺います。

 高濃度PCB廃棄物の場合は処分が必要です。
 処分の手続きには時間(最大6ヵ月)がかかります。

3.期間内に処分(処分業者などと契約を終結)

 処分費用は原則自己負担です。中小企業者等は費用を軽減する制度があります。

(1)搬入荷姿登録申請
(2)中小企業者等軽減制度申請(対象者のみ)
(3)処分委託契約
(4)収集運搬委託契約
(5)処分料金支払い
(6)処分

処分業者

 中間貯蔵 • 環境安全事業株式会社(通称 JESCO(ジェスコ))は、高濃度PCB廃棄物の処分を行う唯一の機関です。
 高濃度PCB廃棄物の処分には、処理期間内にJESCOとの処分委託契約及びPCB廃棄物収集運搬業者との収集運搬委託契約を締結する必要があります。

「JESCO」ホームページはこちらから<外部リンク>

PCB廃棄物はこんなところからも見つかっています

ケース1

 物流倉庫にてコンデンサー2台が保管されているのを発見。その場所は以前、生コン工場で、倒産により工場は解体されたが、高圧受電設備が残存し、内部にコンデンサーが保管されたまま、物流会社が引き継いだものだった。

ケース2

 廃業予定の整骨院で、高濃度PCB含有コンデンサーが内蔵されたレントゲン電源装置がみつかった。

ケース3

 アパレル製造工場の画面の配電盤に低圧進相コンデンサーが設置されていた。コンデンサーメーカーに問い合わせたところ、高濃度のPCBが含まれていた。


お問い合わせ先  県環境整備課 018-860-1624

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