千葉県流山市のごみ焼却施設から排出された溶融飛灰について~ 第1報 ~
コンテンツ番号:5320
更新日:
平成23年7月12日
環境整備課
経緯
- 流山市は、6月28日付けの国の要請に基づき一般廃棄物への放射能の影響を把握するため、7月5日に焼却施設から排出される焼却灰等について放射性物質の測定を行った。
- その結果、7月8日に溶融飛灰から国の示した埋立基準(8,000Bq/kg)を上回る28,100Bq/kgの放射能が検出されたことが判明した。
- この溶融飛灰は大館市のエコシステム秋田(株)に搬入され、中間処理(薬剤処理)を行った後に、小坂町のグリーンフィル小坂(株)及び大館市のエコシステム花岡(株)に埋立される予定となっていた。
- 流山市は、溶融飛灰を7月6日、8日、9日にそれぞれコンテナ1台分(約9トン/台)搬出し、7月11日時点で、コンテナ1台がJR秋田操車場駅、2台が大館駅に到着していた。
- 現在、3台のコンテナは、大館駅構内に一時保管されているが、これらはいずれも排出元の流山市に返却されることとなっている。
- 一方、流山市からは3月11日以降、エコシステム秋田(株)に207トンの溶融飛灰が搬入され、薬剤処理された後にグリーンフィル小坂(株)やエコシステム花岡(株)で埋立処分されていることが判明した。
コンテナ周辺の空間放射線量の測定結果
- 本日、コンテナ周辺における空間放射線量を測定した結果は以下のとおりであるが、JR秋田操車場駅構内ではコンテナからの距離6m地点で0.07μSv/h、JR大館駅構内では同15m地点で0.08μSv/hであり、いずれも秋田市における空間放射線量の通常レベル(0.022~0.086μSv/h)の範囲内となっている。
- また、放射線業務の作業従事者に適用される「電離放射線障害防止規則に基づく放射線業務の管理区域基準(2.5μSv/h以下)」を下回る数値となっている。
測定位置場所 | コンテナNo.1からの距離1m地点 | コンテナNo.1からの距離6m地点 | |
---|---|---|---|
地上からの高さ1m | 地上からの高さ1.8m | 地上からの高さ1m | |
JR秋田操車場駅 |
0.83
|
1.30
|
0.07
|
測定位置場所 | コンテナNo.1からの距離1m地点 | コンテナNo.2からの距離1m地点 | コンテナNo.3からの距離1m地点 | |
---|---|---|---|---|
JR大館駅
|
1.22
|
1.33
|
1.24
|
|
コンテナ3台から15m地点
|
敷地境界(コンテナから50m)地点
|
|||
0.08
|
0.03
|
注)JR大館駅での測定位置(高さ)については、いずれも地上から1m地点
今後の対応
- 今後、中間処理施設であるエコシステム秋田(株)、埋立処分施設であるグリーンフィル小坂(株)及びエコシステム花岡(株)の周辺における空間放射線量の測定を速やかに行う。
- 3月11日以降に持ち込まれ埋め立てられている溶融飛灰については、上記空間放射線量の測定結果等を踏まえ、その取り扱いについて、処理事業者及び地元市町並びに関係機関等と協議する。
※関連情報については、以下のリンクからご覧いただけます。
(追加情報があれば、その都度更新します。)