アラキドン酸代謝に関わるデルタ6デサチュラーゼ遺伝子の多型と発現調節機構の解明(24年度終了)
2014年01月22日 | コンテンツ番号 5127
研究期間
平成22年度~24年度(外部資金 科学研究費補助金)
研究目的
同一環境で飼育したブロイラーと比内地鶏の肉質を比較した結果、必須長鎖高度不飽和脂肪酸であるアラキドン酸含量が比内地鶏で有意に高かったことから、鶏肉のおいしさとアラキドン酸の関連性が示唆された。リノール酸からアラキドン酸生合成に関わる代謝経路の第一段階には、デルタ6デサチュラーゼ(D6D)が存在する。比内鶏、ロードアイランドレッドおよびブロイラー間のD6D遺伝子を比較した結果、その発現制御領域に形質との関連性が疑われる一塩基多型(SNP)の存在が確認された。そこで、本研究では、D6D遺伝子の発現調節機構およびSNPとアラキドン酸含量の関連性を解明する。
試験内容
D6Dはアラキドン酸合成に係わる酵素である。本研究では、 比内鶏、ロードアイランドレッド種等のD6D遺伝子発現領域遺伝子におけるSNPについて調査を行い、D6D遺伝子発現領域遺伝子におけるSNPと鶏肉中におけるアラキドン酸含量との関連性について調査を行う。