1 経緯

 本消波工は、H17~H21年度に秋田地域振興局の環八郎湖・水の郷創出プロジェクトの一環で、潟上市の「潟船保存会」が中心となり官民協働で設置し、以来継続的に住民団体が植栽活動を続けています。
 H30年度現在、本地点の植被率は50%(ヨシ、マコモ、ヒシなど)で、各団体の植栽活動が継続的に行われてきた成果と考えられ、動植物調査などフィールド学習にも活用されています。 
   ※植被率:消波工に囲まれた区域のうち植生が認められる面積の割合
 しかし、木杭と粗朶(雑木の枝など)で作った粗朶消波工は、劣化により粗朶が流亡し、消波機能が失われつつあり、盛土や植物の流亡が懸念されていました。

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位置図 植栽活動やフィールド学習の様子
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H30.5.17 消波工の破損状況

2 消波工の補修方法

①消波工の木杭が無くなっている箇所は、石積みで置き換える。実施は県から委託された業者が行う。
②木杭が残っている箇所は、粗朶補充とする。粗朶の製作は県から委託された業者が行い、粗朶補充作業は、住民団体、業者、県による協働で行う。

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                  実施計画図

3 消波工完成状況

 

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現地堤防の雑木状況 雑木刈り払い状況
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粗朶製作状況 粗朶補充作業の様子
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H30.11.17 完成状況

4 地域の住民団体がクリーンアップを行いました 

 平成30年11月10日、NPO法人はちろうプロジェクトとNPO法人秋田水生生物保全協会の有志がクリーンアップを行いました。どちらの団体も、この場所を利用して子供たちに八郎湖のことや湖岸の植物のこと、湖の生き物などをテーマとした環境学習を実施しています。
 今後も、こうした環境整備を続けてもらい、県と地域が共に、住民が気軽に立ち寄れるれ湖、水や生き物に触れることのできる湖を目指していきます。

 NPO法人はちろうプロジェクトのFacebookの記事はこちらからご覧ください。

5 リンク

 住民団体、業者、県の協働による粗朶補充作業の様子は、こちらからご覧下さい。