潟上市天王大崎地区の「消波工」(注1)は、水草の植え付けや水生生物の観察など、日ごろから八郎湖の環境学習に活用されている大切な場所です。

[大崎消波工を活用した環境学習の模様]

写真 水草の植えつけ作業[水草の植え付け作業]

写真 水草の植え付け2

[水草の植えつけ作業 その2]

写真 水草植え付け3

[水草の植えつけ作業 その3]


 消波工は元々、木材と「粗朶(そだ)(木の枝を束ねたもの)」(注2)を組み合わせたものですが、腐敗と波浪のため壊れていたため、今回、県や請負業者と、地域住民の皆さんが、協働で補修作業を実施しました。
 当日は天気や波が穏やかな絶好の作業日和となり、湖内に設置した木組みの中に、周りの雑木を伐採し束にした粗朶を運び入れる作業を行った後、周辺に散らばる網や流木などのゴミ拾いなど、消波工や堤防付近などの湖岸のクリーンアップを行いました。

(注1)
 消波工とは、石などを積みあげて湖内に波を遮断するスペースをつくり、その中で水草など植生回復を図ることで、八郎湖の水質改善を目指すことを目的に整備した工作物です。
(注2)
 石積みと合わせて、八郎湖岸の環境美化のために伐採した雑木を粗朶として再利用することで、環境にも配慮しながら消波工の補修工事を進めています。

 写真 関係者集合

[開始前のあいさつ、諸注意]

  写真 運搬作業

[粗朶の運搬作業] 

 写真 作業

[粗朶の詰め込み作業]

 写真 クリーンアップ作業

[湖岸クリーンアップ]

 写真 クリーンアップ作業2

[湖岸クリーンアップ その2]

写真 終了後に全員で

[全員で記念写真] 


 作業に参加してくれた地域住民の皆さん、調整を行ってくれた請負業者さん、大変お疲れ様でした。 
今後も補修を行った消波工などを舞台に、流域市町村の小学生などを対象とした環境学習が数多く行われ、八郎湖の長期ビジョンである「恵みや潤いのあるわがみずうみ」の実現に向けた機運がますます醸成されるよう、地域と協働で取組を進めていきます。

[参加した地域住民の皆さん]
NPOはちろうプロジェクト、NPO草木谷を守る会、潟船保存会、(有)京野組  計14名