干拓事業によって、八郎湖の東部承水路側の湖岸は、緩傾斜湖岸がなくなり築堤・護岸により垂直湖岸形状へ変化し、植生が育ちにくい環境となっています。そのため、県では、湖岸にヨシ、マコモ等の水生植物の定着を促すため、波浪等の影響を受けにくくする消波工の整備を進めてきました。

 そこで、生態系への影響を確認するため、ヨシ等の植生定着が見られる消波工内と、植生が分布していない消波工外で、水質、植生、魚類等の調査を実施しました。

 消波工内のヨシ、マコモ等の群落は、魚類の産卵場、隠れ場、生息・成長の場といった「豊かなゆりかご(保育場・隠れ家)」としての機能があることや、消波工内は底生動物の種類が多いこと等が確認できました。

 消波工の設置状況は、消波工の植生モニタリング調査結果(令和8年度)をご覧ください。


 〇調査場所:夜叉袋消波工

 〇調査内容:魚類、底生動物、水質、底質、植生

 〇調査時期:令和8年6月、10月 


水質・底質調査の様子

水質・底質調査 

植生調査の様子

植生調査(内側) 植生調査(外側)

魚類・底生動物調査の様子

たも網での採取(6月) たも網での採取(10月)

定置網等で採取した魚類

タイリクバラタナゴ(6月) スジエビ・ニゴイ(10月)

 他にウキゴリ、ヌマチチブ、モツゴ、スジエビ、ヒメタニシ、ユスリカ、カラスガイ等を採取