土地区画整理事業は、公共施設の整備改善及び宅地の利用増進を図るため、土地の区画形質の変更を行う事業であり、「都市計画の母」ともいわれる総合的な市街地整備手法です。

 密集市街地の解消や中心市街地の活性化、商業・業務等の書店市街地の形成、地震・火災等の災害復興、新たな住宅宅地の開発、工業団地の整備など様々な目的で実施されます。

 土地区画整理事業は「換地」と呼ばれる手法により、宅地の整備と公共用地の創出をすることが特徴となっています。

 具体的には、一定の区域内で土地所有者等からその所有土地等の面積や位置などに応じて、少しずつ土地を提供してもらい(これを「減歩」といいます。)、これを道路、公園などの公共施設用地に充て、整備することにより残りの土地の利用価値を高める手法により実施されます。

図:土地区画整理事業の説明図