[県民の声] 外から見えた秋田の魅力と課題の件
回答日:
担当部局:観光文化スポーツ部 観光戦略課
県民の声
| 受付日 | 2025-07-15 |
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| 受付番号 | 105 |
| 広聴形態 | 知事への手紙 |
| 提案区分 |
提言・要望
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| 本文 |
東京で13年間暮らし、海外に7年間滞在した後、昨年秋田に移住いたしました。
はじめて住む秋田で、美しい自然、美味しい食、穏やかな暮らしにおいて、「もっと多くの人がこの魅力を知ればいいのに」と、心から思いました。
最近、観光目的で秋田を訪れる県外や海外の方も少しずつ増えているように思います。
短期滞在をきっかけに「また来たい」「次は長く滞在したい」と感じる人は、今後さらに増えていくのではないでしょうか。
秋田の魅力である、自然の豊かさ、食の美味しさ、人の温かさは、むしろ都会や海外の喧騒の中で暮らしてきた人にとって、より一層強く心に響くものかと思います。
働き方が多様化する今、都市と地方を自由に行き来できるライフスタイルは、多くの人にとって魅力的な選択肢になり得ます。
ただし、こうした新しい流れを受け入れるには、いくつかの課題も見えてきます。
たとえば、
・格安航空会社(LCC)の就航がなく、飛行機利用のハードルが高いこと
・東京からの新幹線は片道約4時間かかり、日帰り・短期旅行には向かないこと
・秋田空港から男鹿半島などの主要観光地への公共交通が限られていること
これらの課題が、観光客や移住希望者、ビジネス関係者にとって大きな障壁になっているように思えます。
北海道などの近隣地域、または他の地方の地域では、LCCの導入や観光インフラ整備が進み、外国人観光客を含めた交流人口が増加しています。東京または、近隣県からの接続性を高める必要がある、と切に感じております。
また、秋田には数多くの空き家・空き地があり、それらをリノベーションし、ノマドワーカーやワーケーション向けの拠点として活用することも可能です。
観光だけでなく、「一度暮らしてみたい」「仕事をしながら自然の中で過ごしたい」という声に応える体制づくり、またはそう思わせることが、今後の地域経済や人口動態に良い影響をもたらすのではないでしょうか。
「一番先に無くなる県」、「高齢化が一番進んでる県」、「だから自然以外に何もない」というネガティブなイメージを、「人が少ないからこそ叶う贅沢な自然」、「人が少ないからこそ体験できる自然の価値」のようにイメージチェンジすること、また、地元の人にとって「当たり前」であることを、「外の視点」「外から来た人の感動」に活かしたマーケティングや戦略的な情報発信が、これからの秋田にとって重要になると考えています。
秋田がもっと多くの人に選ばれ、愛される地域になってほしいと願っています。
そして、私自身も何かできることがあれば、微力ながらぜひ協力させていただきたいと考えております。
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県からの回答
| 処理区分 | その他 |
|---|---|
| 本文 |
私も家族と共に県外から移住してまいりましたが、本県は、四季折々の変化を感じられる自然に囲まれ、祭りをはじめとした地域に根付く伝統文化や、豊富な農林水産物があり、都市部とはひと味違った豊かな生活ができる魅力に満ちていると感じております。
こうした環境下において、コロナ禍以降の東京一極集中の是正や、リモートワークをはじめとした多様な働き方に代表されるライフスタイルの変化は、本県の強みを生かし、観光誘客や移住の促進につながる好機となっているものの、その強みを国内外に届けきれておらず、未だポテンシャルを十分に発揮できておりません。
そのため県では今般、庁内にマーケティング戦略室を設置し、旅行者をはじめとした本県に関心のある層のターゲット分析を行いつつ、その属性に応じた効果的な情報発信などのプロモーションを実施していくことで、観光、移住政策の強化を進めていくことにしております。
なお、このたびご意見いただきました、交通機関の速達性等の大幅な改善は容易ではありませんが、引き続き関係機関と協議していくとともに、空港や駅から県内観光地等へ向かうアクセスについては、乗合タクシー等もありますので、これらの情報がしっかりと観光客に届くよう様々な手法について検討してまいります。また、空き家については移住者・子育て世帯向け住宅などに活用されている事例もあることから、こうした情報を広く紹介しながら、一層の活用促進を図ってまいります。
○○様のように、県外・海外住まいを経て、秋田に移住された方々の声は、秋田を訪れたい、住んでみたいと考える方に響くものでありますので、折に触れて発信いただくなど、引き続き応援いただきますようお願いします。
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事項名:観光振興 | 交通ネットワーク | 移住・定住の拡大