県民の声

受付日2018/1/4
受付番号294289
広聴形態知事への手紙
提案区分無し
本文  私は秋田県民ではありませんが、父と主人が秋田県出身で、月に1度主人の実家に行っております。
 そこで、今回秋田魁新聞でイオン進出の記事を見て、どうしても意見を送りたく、勇気を出して書くことにしました。
 私の住む山形市は、南イオンと北イオンがあります。さらに隣の天童市にもイオンモール天童ができ、山形市に買い物にくる人は激減しました。街の商店街と言われていたところは、もう悲惨な状況です。駅前の十字屋は1月で閉店、大沼デパートは支援を受けての再建ということになりました。地元の商店は壊滅状態になってきています。
 秋田の市民市場も苦戦していますが、秋田県の皆様はみんなで「秋田を元気にしよう。」と取り組んでおられます。
 そんな中にまた秋田市の中にイオンが進出してきたら、もうどうなるのか、考えただけで恐ろしいです。
 どうぞ、隣の県の現状を参考にして、地元の経済を守ってください。
 山形市は、ツルハとコンビニと、イオンとコストコ(上山市)の街になってしまいました。駅前の幽霊ビルを見るたびに秋田市にはこんなふうになって欲しくないと祈る思いです。

県からの回答

処理区分その他
本文  新たな大型商業施設の進出については、その投資効果のみならず、既存の事業者を含めた地域経済や住民生活への影響を考慮するとともに、地元市町村のまちづくりの方針との整合性を図る必要があります。
 ご指摘のありました秋田市へのイオンの進出につきましては、商業機能のあり方を含め、どのようなまちづくりを目指していくか、一義的には同市が、住民や地元の事業者等と十分に議論を重ねながら、方向性を見出していくことが基本となりますが、その過程において、他県等の事例を情報収集し検証することも有意義なことと考えております。
 今回のイオンの進出計画について、これまで秋田市では、当該計画は、「中長期的には市全体のメリットは小さい」、「計画の見直しや具体的な提案の申し出があれば説明を受ける」としております。
 最近の秋田駅周辺の中心市街地の状況を見ますと、大型商業施設のリニューアルオープンなどによりエリア全体の賑わいが取り戻されつつあるほか、JRを中心とした再開発の動きが活発化していることなどから、今後、新たな人の流れも期待できるものと考えております。
 県としましては、まちづくりに関する地元市町村の意向を十分に尊重しながら、その取組を支援するとともに、多様化する消費者ニーズに対応した商業・サービス業の振興を図りながら、地域経済の活性化や賑わい創出につなげ、元気な秋田を創造してまいりますので、引き続き、お力添え賜りますよう、よろしくお願いいたします。

事項名:企業支援・企業誘致