「湖底耕うん」の取り組みについて
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「湖底耕うん」について
八郎湖は、指定湖沼になってから様々な水質保全対策を総合的に実施してきました。このため、八郎湖の流入する汚濁負荷量は減少し、近年ではアオコの異常発生頻度は減少してきています。しかし、湖底にはヘドロが堆積しており、気温が上昇してくるとアオコの発生が度々見られます(写真1)。
アオコの原因となるラン藻類は、冬の間、湖底の泥の中で休眠状態で生き残り、気温の上昇とともに再び増殖を始めます。秋田県立大学の調査では、泥の表面から20cm程度の深さまでこのアオコの種が残っていることが分かっています。
そこで、湖底を直接耕うんして、酸素に触れさせ、好気的な環境にすることで、泥の中で休眠しているアオコの種の分解を進め、発生源そのものを叩く「湖底耕うん」の取り組みを始めました。
この方法は、海底ではすでに取り組まれている方法で、赤潮形成藻類の抑制効果や、漁場の生産力向上効果が報告されています。
八郎湖でも、底質の環境が良くなることで、将来的にはアオコ増殖の抑制だけではなく、底生生物、二枚貝など多様な生態系の回復、魚類の生息環境の改善が期待できます。
効果検証のために“人力”で耕うんしています
効果を検証するために、八郎潟町夜叉袋付近に整備している消波工(写真2)で試験を行っています。耕うんの作業には農作業で使う“レーキ”(写真3)を用いて、4月から9月までの期間に、月2回程度のペースで耕うんします。
耕うんを始める前の3月末~4月上旬には、水質や底質の試料を採取・分析し、耕うん前後にも採取・分析することで、耕うんの効果を確認しています(写真5)。
8月21日の耕うんする前(写真6)と耕うんした後(写真7)の様子をみると、湖底がかき混ぜられていることが確認できます。
神部副知事と一緒に耕うん作業を行いました
2026年7月23日の耕うん作業には、神部副知事も参加しました。7月下旬の気温が高くなる中、1時間程汗をかきながらレーキで湖底を耕しました(写真8、9、10)。