●知事発表
(1)秋田県得旅キャンペーンについて
 
●幹事社質問
(1)令和8年度6月補正予算案について
 
●その他質問
(1)新スタジアム整備関係について
(2)ツキノワグマによる被害防止対策について
(3)洋上風力関連企業の誘致について
(4)国勢調査の結果について
(5)八幡市長の産休の取得について
(6)県の公文書の管理について

(司 会)
 ただいまより、知事定例記者会見の前に、知事から周知事項がございます。
 
(知 事)
 本日、午前、秋田市河辺和田地内において、今年度初となるクマによるとみられる死亡事故が発生しました。お亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
 県をあげて被害防止に取り組んでいる矢先に、このような死亡事故が発生したことは、痛恨の極みであります。
 県では、昨日6月1日より、児童・生徒の安全を確保するため、警備会社による学校周辺の巡回強化を図っているほか、県警では、機動警察隊を増員し、パトロールを強化しております。
 県民の命を守り抜くことは、私に課せられた最重要の責務です。市町村及び県警と一層の連携強化を図りながら、あらゆる手立てを尽くしてまいります。
 県民の皆様には、外出や農作業の際など、クマへの警戒を十分にお願いいたします。
 
(司 会)
 それでは、知事定例記者会見を開始します。幹事社様、よろしくお願いします。
 
(幹事社)
 6月幹事社の共同通信社の山田です。よろしくお願いします。
 まず冒頭、知事から発表事項が1件あると伺っております。よろしくお願いします。
 
(知 事)
 県民の皆様に梅雨期の災害への備えについてお願いです。
 近年、自然災害が激甚化、頻発化しておりまして、本県でも4年連続で大雨による大変大きな被害が発生をしております。本県でも、これからまた雨の多い季節を迎えます。4回あったことは5回目もあるものだということで、備えを是非お願いをしたいと思っております。
 今日は3点お願いをします。
 1点目は、日頃の備えです。もう何度も申し上げておりますが、具体的には、家庭における3日分以上の水や食料の備蓄をお願いします。そして、ハザードマップや避難ルートをしっかりと事前に確認しておいてください。
 また、水害について、不安な地域があると思いますが、まず例えばですが、水災保険への加入。これは秋田県というか全体的に水災保険への加入率というのは下がってきております。是非、これがまず一番大きな備えになると思いますので、加入の方をご検討いただきたいということ。それから、ご自宅の玄関に止水板などを設置する等々の防水工事については県の補助もございますので、是非今のうちに、そうした備えをしておいてくださるようにお願い申し上げます。
 2点目は情報の入手です。テレビやラジオ、SNS、様々な情報が出ておりますが、災害に関する情報については、なるべく確かな、公的な情報の入手に努めてください。県民の皆様には、「あきた河川(かわ)メール」など県の公式LINEも含めると、今、水害関係の情報提供で、河川メールと公式LINEからの情報の入手を含めても、87万人のうち、まだ6000人ぐらいとなっています。まだまだ登録が進んでおりませんので、私どもも周知を頑張っていきますが、是非県公式LINEと、または河川メールの登録をお願いをしたいと思います。
 また、先月から5段階の警戒レベルによる新しい防災気象情報の運用が始まっております。レベル3や4の情報が発表され、市町村から避難情報が発令された場合は、速やかに避難をしてください。
 3点目は避難時の注意です。大雨の際は、川や水路に近づかないでください。特に農家の皆さん、作物が心配になると思いますけれども、大変危険ですので、増水の様子を見に行かないように改めてお願いをします。
 また、震災が心配される地域は、声を掛け合いながら、早めの避難をお願いします。
 報道の皆様におかれましては、平時におけるご協力、大変ありがとうございます。これからの時期が最も大事になってきますので、更なる災害関係の情報発信等に引き続きご協力をお願いをいたします。
 私からは以上です。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 この件に関しまして質問がある方はいらっしゃいますでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは続いて幹事社からの質問事項に移らせていただきます。
 幹事社からは6月の補正予算案について伺います。
 本日午前中、議会に予算案が示されましたけれども、まず全体として知事が今回力を入れた点だったり、重視された点を伺えればと思います。
 
(知 事)
 まずは物価高騰対策です。中東情勢の長期化に伴って、県民生活、また、産業への影響が長期化をしていると。そして、昨年度から物価高騰対策臨時交付金等を活用して対策を講じておりますが、まだ使い残している部分がございましたので、それらの既存の物価高騰対策の活用状況なども鑑みまして、継続する分は継続をし、また、今まで少し手当てできていなかった部分については今回新たに手当てをするということで、まずは物価高騰対策をしっかりと進めようということが一つ。
 もう一つは、総合計画に基づく様々な目標達成に資する事業を、意外と幅広くですけれども進めたところでございます。
 はい、以上です。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 続いて、予算に含まれている話題にはなるんですが、菅元総理に秋田県名誉県民の称号を贈られるということで、関連予算が6月の補正に計上されていると思います。名誉県民を贈るに至った経緯や理由、そして知事のご所感を伺えればと思います。
(知 事)
 何といっても本県初の内閣総理大臣に就任をされたということ。それまでも、本県ご出身の大物代議士として様々な面で県政の発展にご貢献をいただいてきております。その菅さんがこの度、2月の衆院選をもってですが政界を引退されるということで、これは是非このタイミングで、名誉県民への選出、選定をお願いをしようということとなりました。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。
 幹事社からは以上になります。
 補正予算につきましてご質問がある方いらっしゃいますでしょうか。
 
(記 者)
 今の菅元総理の名誉県民称号贈呈というところで、具体的に功績のところで特に着目されているところありましたらお願いいたします。
 
(知 事)
 非常に多くのご功績がありましてですね、今ここで列挙するのもなかなか、具体的にあの件で実は陰でこういうお力をいただいていたというのをつまびらかに申し上げるのもいかがかなという気はいたしておりますが、間違いなく莫大なご貢献をしていただいているというにとどめさせていただきたいと思います。
 
(記 者)
 わかりました。
 首相在任時は、例えば不妊治療の対策ですとか、あるいはふるさと納税の制度の創設ですとか、国全体に関わる中で、ふるさとの秋田のことを想われているのかなという、そういふうに思われる事業もありましたけれども、そういったところはどのようにご覧になってましたでしょうか。
 
(知 事)
 おっしゃるとおり、今おっしゃったのは、全部国レベルでの話なので、県独自にと聞かれたと思って、そのような回答をしたわけですが、ふるさと納税、これは総理就任前の総務大臣の時ですかね、不妊治療の保険適用、更にはGX、DXというものをしっかりと国として進めるという宣言をされた。東京オリンピックの開催も、様々なご意見がある中でしっかりと断行されたと。国レベルでいけば、もう枚挙の暇のないご功績であります。その中で、秋田県ご出身ということを常に公言をされて、地方に目を向けた政策を進めてこられたということは、県としてしっかりと顕彰するに十分値するものだと思っております。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 ほか、補正予算についていかがでしょうか。
 
(記 者)
 今回、物価高騰対策が柱となっている補正予算案かと思うんですが、その物価高騰対策の中でも1番、2番、力を入れていきたいというような支援のものがあればお願いします。
 
(知 事)
 まずは最も多くの県民の皆さんに関係する生活支援のところですね。物価全般が上がっていますので、特に年金で生活されている皆さん、収入をなかなか増やすのは難しい中で生活コストだけが上がっており、ここはしっかりと下支えをしていきたいという思いでプレミアム付き商品券、これをまた第2弾ということで追加発行すると。ここも前回、第1弾で、早々に売り切れた部分もあります。運用のところをしっかり改善をした上で、より使いやすく、皆様のその生活が少しでも楽になるようにということで考えているところです。
 次に規模として大きいのは、得旅キャンペーンの追加で、これは前回の会見でも申し上げましたとおりです。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 ほか、いかがでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 では、そのほかの質問に移りたいと思います。そのほか、何かご質問ある方、挙手お願いします。
 
(記 者)
 新スタジアムの件についてお伺いします。
 先日の沼谷市長の定例会見の中で、企業版ふるさと納税を前提とした5億円の調達ではないというようなお話がありましたが、この件に関して鈴木知事はどうお考えですか。
 
(知 事)
 私は一番集めやすい手段は企業版ふるさと納税であろうと思っていますので、それを主として集めていくべきものかなというふうに思っていますし、そこを使わないでいる理由は、ぱっと出てこないんですけどね。制度上、確かに色々と使い勝手がよくない部分もありますけれども、一番大事なのはクラブがちゃんと民間資金を集められるかどうかでありますので、行政としてそこをバックアップしてあげる、サポートをしていこうというふうに私は思っています。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 では、スタジアムについて、ほかに質問ありますか。
 
(記 者)
 今の質問に関連するかもしれないですけれども、今日、県政協で初めて議員の皆さんに方針案を示されて、今後、色々意見が出ると思います。例えば小棚木議員とかからは、その新しい別の方法、ふるさと納税以外の方法とかでも何か集めたらいいんじゃないかとか、色々意見が出たと思うんですけれども、それへの受け止めですとか、そういったことを踏まえて今後どういうふうに進めていくかというのを伺ってもよろしいでしょうか。
 
(知 事)
 あくまで民間資金をいかに集めるかということですので、一義的に色々考えて工夫して主体性を持ってやるのはクラブだと思っています。そちらから色んなご提案であったり、アイデア、実情の情報共有みたいなものがあれば、しっかりとそこはサポートする立場で検討はしていきたいと思っています。
 
(幹事社)
 他に質問はありますでしょうか。
 
(記 者)
 改めて、先週木曜日に基本方針案が決まったことへの受け止めと、秋田市の方で5億円集められなければ補填はしないというふうなことを言ってますけれども、県としてそういったものも含めて今後どのようにサポートしていくかというところを聞かせてください。
 
(知 事)
 基本方針案がとりあえず合意に至ったと、まだ事務レベルですけれども、半歩前進、大きな一歩だったなと思います。ここから、大体の枠組みができましたので、本当にいよいよ民間資金をしっかり集められるかどうかというフェーズに移行していくんだろうなと思っています。
 集まらなければ進められませんよという秋田市の立場については、県も全く同じです。ただ、その集めるためには、協力はしてあげないといけないなというふうに私は強く思っています。
 
(記 者)
 具体的にどのように協力していこうかなというふうに思っていらっしゃいますか。
 
(知 事)
 先ほどからずっと申し上げている企業版ふるさと納税であったり、あとは私がやっぱり気を遣っているのは機運の醸成です。やはり地域として、何とか経済界も含めて、盛り上げていきましょうよと、そのスポーツの持つ意義であったり、クラブが存在する多面的な機能というものがありますので、それを県民の皆さんに発信をしていって機運を醸成をしていくというのも行政側の大事な役割だろうと思いますので、そこはしっかり心を砕いてやっていきたいと思います。
 一方で、財政的にはですね、やはり限界がありますので、そこはしっかりと線を引かせていただいた上で、できることはやりますよと、そういうスタンスで協力をしていきます。なので、報道の皆さんも、是非ご協力をお願いしたいと思います。
 
(記 者)
 同じくスタジアムについて、施設の規模なんですが、基本方針でも5000人の幅が今あります。基本計画策定も時間がないですけれども、規模感のすり合わせを今後どのように行っていきますか。
 
(知 事)
 これから実務者レベルの協議は引き続き進んでいくと思うんですが、そこはクラブ側にも腹案があるように聞いていますので、どのような可能性があるのか、今のところはっきり出ているのは秋田市が試算をした5000人規模だったら142億円ですよというものしかぱっと出てきてませんので、それに対してどういう代案があるのかというのは、これから話題になっていくんだろうと思います。
 
(記 者)
ありがとうございます。
 
(記 者)
 今回、共同保有ということで合意に至ったかと思うんですが、これまで国の交付金が単独より少なくなるというようなところでまとまらなかった部分があったかと思うんですけれども、今回判断する上で、整備費が142億円ということですが、単独だった場合というのと、共同保有だった場合で、交付金の差というものの試算というのは出てるんでしょうか。
 
(知 事)
 公になっている試算としては秋田市が自ら作られたものだけなんですよね。実際この交付金というのは、正確にこの交付金とこの交付金をもらえば合計これだけ出ますよというのはなかなか言い切れない部分がありますので、そこは交付金の申請の調整によるものだと思います。県として先日国に確認をしたところ、やはり単独でなければ相当難しいという心象を得て帰ってきておりますので、それをこれから共有という形になって、交付金申請を市の方が主体になってやってくださるということですから、どういう行方になるのかというのは、ちょっと現時点ではわからないです。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 
(幹事社)
 スタジアムについて他に何かありますか。
 
(記 者)
 言葉尻を捉えて申し訳ないです。先ほど事務方での三者合意に至ったことについて、半歩前進とおっしゃったその後、大きな一歩とおっしゃったんですけど、半歩なんですか、一歩なんですか。
 
(知 事)
 半歩ですかね。
 
(記 者)
 では大きな一歩ではない。
 
(知 事)
 うーん、大きな一歩かもしれませんね。
 
(記 者)
 どっちですか。
 
(知 事)
 どっちで書きたいですか。
 
(記 者)
 いや、おっしゃった人にしかわからない。
 
(知 事)
 半歩です。
 
(記 者)
 では大きな一歩ではなく、あくまでまだ半歩。
 
(知 事)
 そうですね。
 
(記 者)
 事務方の合意ですもんね。
 
(知 事)
 そこではなくて、これから更に民間資金を集められるかという最も大きなハードルがあるという意味で半歩です。
 
(記 者)
 わかりました。
 
(幹事社)
 スタジアム関連で、何かありますでしょうか。大丈夫でしょうか。
 では、そのほか何かご質問ありますか。
 
(記 者)
 クマについて伺います。
 まず、先ほど冒頭でご発言がありましたけれども、今日の事故、被害については、クマによる人身被害というふうな捉え方を知事自身されていらっしゃるということでよろしいでしょうか。
 
(知 事)
 クマによるとみられるという、現場の状況からして、おそらくそうであろうという段階です。
 
(記 者)
 今日の補正予算の中でも、学校周辺の忌避作業の予算盛り込まれてましたけれども、今回被害が起きた場所が小学校に非常に近い場所だったということで、子どもの安全も含めてですが、被害防止対策をどのように今後取り組まれていくかということについて改めのお考えをお願いします。
 
(知 事)
 子どもの通学時の安全ということでいきますと、やはり学校、教育行政と一緒になってやっていくしかないと思っておりまして、今、補正予算として上程する予定ですが、予備費によって、ちょうど昨日から着手をしております警備会社による見回りの強化、これも全部ではなく、直近で目撃情報があった学校に重点を置きながら、爆竹を焚いたり、見回りを強化したりということと、県警のご協力もいただきながら、あの手この手でまずはしっかりと見張っていくということをやっていきたいと思っています。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 クマ対策でもう一点なんですけれども、国のロードマップにも示されていた広域協議会の設置について、明日3日に部長らが参加して東北6県と新潟県で協議する会合が開かれるということを聞いています。知事はかねてから隣県をまたいだ対策の必要性を主張されてきましたが、この広域協議会にどのような役割を期待するかということ、それから、この協議体をどういうふうにするかというのは今後協議されるのかと思うんですけども、秋田県に三つ管理ユニットがありますけれども、その広域の協議をどのように進めていくべきかという今の時点でのお考えをお聞かせください。
 
(知 事)
 これはあくまで私の期待ということで申し上げさせていただきますと、まずはおっしゃるとおり個体群管理ユニットというものが県内にありますが、いずれも隣県にまたがって生息をしているものであります。まずその現状把握、頭数の調査といったものを、単独県で実効性のある形で行うというのは極めて難しいということで、そこの調査研究の部分は広域で是非継続的にやっていただきたいということを先日、環境大臣にも要請をしたところであります。
 それに対する対応についても、今は完全に県ごととなっておりますから、その有害捕獲に関しても、捕獲を、駆除をする方針と放獣という方針と結構分かれる部分があるんですけれども、そこはしっかり足並みを揃えていかないと実効性のある対策にはならないと思います。
 昨年秋よりも、更にまたこの春、出没も人身被害も発生をしているということで、私も隣県の知事とお話しますが、このやはり脅威というものは、認識を共有できていると思います。人命が一番大事ですから、そこについてはしっかりと、東北6県と新潟県と認識を合わせながら一丸となってやっていけるような、その枠組みになっていただきたいなと思います。
 
(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。
 
(幹事社)
 他にクマについて質問ありますでしょうか。
 
(記 者)
 県で出前講座をやっていらっしゃると思うんですが、その中で、実技を入れた方がいいんじゃないかというような声が出ています。これは企業関係者の方からもそうなんですが、実際にうつ伏せになる姿勢やスプレーを実際使うとなると、かなり習得が必要だっていうことで、県の方では座学が中心だと思うんですが、実技を導入するとか、住民向けに例えばジャージを使ってですね、実際動いてもらう、そういった訓練は必要だという認識はあるでしょうか。
 
(知 事)
 ジャージ?
 
(記 者)
 ジャージを使って動きやすい格好をして、訓練、実技練習をするとか、そういったかなり実践的なことが必要なのかどうか、そういった声が出ていますが。
 
(知 事)
 常にそうした講義や研修というのは、より実践に近い形でやるべきだと私も思っていますので、今のところ座学であるという話ですが、実施上の困難がないのであれば、そうした実技についても、個人的には入れてもいいんじゃないかなと思います。ただ、服装に関してはですね、実際は常にジャージを着ているわけではないので、急に来るのがクマですから、そこは、より何といいますか動きやすい訓練のための服装じゃなくてもいいのかなというふうには思ってます。
 部局から何かありますか。
 
(自然保護課)
 今年4月から公開しているYouTubeの中でも、防御姿勢なども公開してますので、そういったものも参考にしていただきながら、実技として実際に防御の姿勢などをやってみたいという声があれば、対応を検討していきたいと思います。
 
(幹事社)
 他にクマについて何かありますでしょうか。大丈夫でしょうか。
 では、そのほかの何かご質問ある方。
 
(記 者)
 洋上風力の関係でお伺いします。
 デンマークの風車メーカーのベスタスが国内にナセルの最終組立て拠点を作ろうという話があると思うんですが、室蘭市などではワーキンググループを作って誘致を進めてたりしますけれども、秋田県として今後の動き方ですとかアピールポイントなどあれば教えていただけますか。
 
(知 事)
 県としても、そういうワーキンググループという形ではないんですが、ベスタス社、または経済省、様々なステークホルダーに対して、活動を活発に行っているところです。
 本県の強みは、秋田港になると思うんですが、これはやはり日本海側の、北海道から新潟辺りにかけてのいい海域へのアクセスだと思います。今回、挙がっている組立て拠点に関しては、大規模な何か工業団地を造成してという規模のものではないというふうに承知をしておりますので、十分に可能性はあるのではないかと思って、希望を持って活動しているところです。
 
(記 者)
 今おっしゃったようにナセルの最終組立て拠点ということで、一から作るような工場ではないですけれども、その誘致がもし実現した場合の秋田県にとってのメリットというところはどういうところにあると考えていらっしゃいますか。
 
(知 事)
 まずはそこの拠点ができることによっての雇用の創出であったり、それなりの施設整備ということはあるのだろうと思いますし、何といっても、まずは第一歩になりますから、そこの最終組立てをそこでやるということのですね、非常に大きな意味があるんじゃないかなというふうに私は思っています。
 
(記 者)
 あともう一点、来月に、知事もなのか、デンマークに行ってベスタスを訪問されるということを聞いておりますけれども、その際に、併せてその誘致活動というのも行われるんでしょうか。
 
(知 事)
 まあ併せてというか、それが主目的ですね。
 
(記 者)
 改めてにはなるんですが、どういうところを伝えたいというのはありますか。
 
(知 事)
 秋田の強みは、そこの港の所在地ですよね。立地が日本海側のまず中心になるであろうということ、それから、浮体式に関しても、この先更なる将来性がある海域でありますので、そういったセールスポイントを出していきたいなと思います。また併せて、こちらが持つ弱み、どういったところをクリアしていけば選んでもらえるのかというところも、忌憚なく聞いてきたいなというふうに思います。
 
(幹事社)
 今の洋上風力について、追加のご質問ありますでしょうか。
 
(記 者)
 洋上風力のお話が出ましたが、こちらについては既に覚書を結ばれているFibreMaxとの関係もあるかと思います。当然ベスタスを誘致するに当たっても、FibreMaxとの関係強化というのは一つの材料になるように思われるんですけれども、今後どのようにプロジェクトを立ち上げ進めていく、あるいは覚書の中身を一段進めていくっていうことについて、何か知事の中でお考えがありましたらお知らせください。
 
(知 事)
 おっしゃるとおり、オランダのFibreMaxさんとベスタスさん、デンマークということで、浮体式の展開をにらんでの本県進出であると私も理解をしていますので、そこの係留策の拠点が秋田にあるんですよということは、すごい大事なセールスポイントだなというのは私も思います。なので、そうしたことを全てパッケージ的にPRをしていきたいなというふうに思います。
 
(記 者)
 ありがとうございました。
 
(幹事社)
その他ご質問ありますでしょうか。
 
(記 者)
 話題が変わるんですけれども、国勢調査の関係でお伺いします。
 速報値が出まして、秋田は全国で一番下げ幅が大きい8.1%となりました。これについての受け止めと、あと、全国的にいうと、東京と沖縄以外は全て減少ということにもなっていますが、この数字をご覧になっての見解があればお願いします。
 
(知 事)
 コロナ禍で一旦、一極集中が少し反転する方向にいくのかなと思いきや、やはりそうはならなかったなと、大きな国の流れとして、どんどん大都市への集中が進み、地方から人口が減っていくというトレンドは、もう全く変わらないんだと、むしろ加速をしつつあるんではないかという認識を持ちました。なので、これは本当に少子化であったり人口減少というのは、もう構造的に、根本的に、国としてしっかりとこう、国の形自体を考えていってもらわなければ解決にはならないんだろうというふうには、これは前から思っている話ですが、私が今取り組んでいるのは、既存のルールの中で秋田市だけがずっとトップランナーでいる必要はないし、その理由を少しずつ克服していこうということでありますので、そこの覚悟については何ら変わるところはないなと思っています。
 国政調査は国レベルでやっている話で、国として一極集中と地方の人口減少に、全く変わりがないということが今回明らかになりました。その中での若干の勝ち負けといいますか、優劣といいますか、そうしたところについては、しっかりと私どもの人口減少対策を進めていくことによって、何回連続かわかりませんが、人口減少率最高であったり、また、高齢化率の最高というところを克服できるようにしていきたいなと思います。
 
(記 者)
 ありがとうございます。
 もう一つ話題が変わってしまってすみません、京都府の八幡市長が女性の市長としては初とみられる産休を取得すると、来月から取得するということなんですけれども、これの意向といいますか、市長の意向について、同じ首長として知事はどのように見られたかというところをお伺いします。
 
(知 事)
 大変勇気のある決断だったと思いますし、私は、どんどんやるべきだと思ってます。わかりますけどね、その公職たるものであったり、わかっている話であればと。でも、それは全ての仕事においてそうでありますし、やはりその出産、育児というライフイベントに対する、その抵抗感といいますか、女性だけが今のところ日本社会では負うことになってしまうハンディキャップというようなものは、可能な限りゼロに近づけていきたい、いくべきだと私は思っていますので、勇気を持ったその決断に対して私は支持をしたいなと思います。
 
(記 者)
 わかりました。ありがとうございます。
 
(幹事社)
 では最後。
 
(記 者)
 県の公文書管理の関係でお伺いします。
 現在、知事部局では内部規則の要綱によって文書管理を行っているというふうに聞いています。要綱では、その誤廃棄であったり、紛失があった場合の事案を取りまとめるということの定めもなく、そういった事案があったのかなかったのかということについてわからない状態となってます。また、県の組織、教育委員会であったり県警本部であったりでも多少ルールが異なった運用がされているということも我々の方で確認をしています。
 秋田県は歴史的な文書を保管するという意味で、公文書館を東北で一番最初につくったという経緯もありますけれども、識者からは、この現行の制度では、この説明責任を果たすはずの公文書が、透明な管理ができてないんじゃないかという指摘も出ています。知事は、この現行の管理制度で十分とお考えでしょうか。また、全国で21都県が制定をしている管理条例の制定の必要性をどのようにお考えかもお聞かせください。
 
(知 事)
 まず、デジタル化であったり、または戦後80年という節目ということで、状況は相当変わっていると思います。その中で、本県の対応が、ちょっとまずかったという事象も発生しております。なので、決してその条例化を拒むというものではなく、様々な選択肢の一つとして、私もこのままでずっといくべきではないとは思っていますので、一つの選択肢としてそれは検討の中に入ってます。
 
(記 者)
 今、廃棄だったり紛失だったりの件数の取りまとめなどは、他県では条例がなくても公表をしていたり、また、管理のルール自体も秋田県は公表してないわけですけれども、それもホームページなどで公表している自治体もありますが、この秋田県の対応について何か変更されるお考えはありませんでしょうか。
 
(知 事)
 そこも含めて、他県の事例も見ながら、決して別に色々隠し立てしたくてとか、自分たちが何をやってもいいようにしたいということではありませんので、検討したいと思っています。
 
(記 者)
ありがとうございます。
 
(幹事社)
 では、時間になりましたので、記者会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。