●知事発表
 (1)秋田動画ライブラリについて
 (2)令和7年度定期人事異動について
 
●幹事社質問
  (1)秋田県知事選挙について
 
●その他質問
 (1)総理大臣の商品券配布問題について
 (2)戊辰戦争における佐竹藩と大村藩について
 

 


(幹事社)
 幹事社のAABです。今日はよろしくお願いいたします。
 まず知事から発表事項があるということですので、まずこちらのほうお願いします。
 
(知 事)
 2つございます。
 まず最初に、秋田動画ライブラリの運用を3月11日から開始しております。このライブラリは、県民の皆さんが動画を通じて秋田の魅力を県内外に発信し、県民の誇りや愛着を醸成するなど、本県のイメージ向上を図ることを目的にしてます。
 内容は、令和6年12月24日に県が制作して公開した秋田の新たなイメージ動画で、多くの場面の動画を作ってますので、(それを)すぐにダウンロードできます。それが二次利用(可能)となるほか、県民の皆さんが自身で作成した動画をアップロードもできるウェブページを作成してございます。このアップロード、ダウンロード機能がこのライブラリの特徴であり、県民はもとより、民間企業や他県にお住まいの県出身の方々など誰もがこの動画を通じ、本県の魅力を発信できるウェブページとなっています。現在、約200本の動画をライブラリに掲載してございます。今後、県が制作する動画を積極的に掲載し、充実を図ってまいります。
 内容については、担当課から簡単にご説明いたします。
 
(広報広聴課長)
 広報広聴課の大門です。私からご説明いたします。
 こちらがトップページになります。右上に利用案内、アップロード申請フォームがありまして、スクロールすると検索機能がございます。さらにスクロールするとコンテスト情報、お知らせ・掲載情報と続きます。
 アップロード機能についてですが、申請フォームには画面右上のアップロード申請フォームがありまして、今、画面が変わりますけれども、ボタンからアクセスできます。必要事項を入力・送信すると、動画アップロード用のURLがメールで届きます。URLからアップロードツールにアクセスして動画をアップロードし、県での確認後、公開されます。
 次に、ダウンロード申請についてですが、申請フォームにはダウンロードしたい動画をクリックすると動画詳細ページが開きます。ページ下部にあるダウンロード申請フォームボタンからアクセスし、必要事項を入力・送信すると、このように申請完了のメールが届きます。申請内容を県が確認後、ダウンロードすることができます。
 このライブラリをご利用いただくためには、利用規約への同意が必要です。このように申請フォームでは利用規約を確認、同意いただかないと申請できないようになっております。
 簡単でございますが、以上で説明を終わります。
 
(知 事)
 質問は後で一括して受けます。
 次に、新年度の人事異動です。来年度は選挙を控えてますんで、幹部職員のうち、本庁の部次長級の異動は選挙後に行うことにしてございます。今回の異動は、本庁の課長等所属長クラスが中心です。
 課長級未満を含めた全体としましては、適材適所の配置と女性職員の登用を進めてございます。以下、事項別に概要を申し上げます。
 まず異動の規模は1,360名です。前年度に比べて115名の減であります。
 組織再編では大きなものはございません。全国育樹祭の準備、公共工事関連業務の適正化に向けて課内室やチームを新設し、体制を整備することにしてございます。
 部長級の異動は、本庁の部長級の異動を知事改選後に行うことにしたため、前年度より少なく、異動者数は昇任を含めて6名でございます。
 なお、役職定年等により空席にある部長の職については、後任が発令されるまで副知事が「事務取扱」として対応することにしてございます。
 女性の登用ですが、新たに8名が課長級に昇任してございます。暫定数値でございますが、課長級以上の女性職員の割合は過去最高の16%、前年度に引き続き目標の15%を達成してございます。
 高齢層の職員の活用ですが、令和6年度の定年は61歳でございます。これに伴って、今年度60歳の職員96名のうち約8割が令和7年度も勤務を継続します。これらの職員については、これまで培った能力や経験を生かすことができる職に配置して、後輩職員の育成やサポートにも当たってもらうことにします。
 最後に退職者数です。今月末で退職する職員は全体で125名、このうち定年引上げ後、初めての定年退職になる61歳の職員が70名でございます。
 私から以上です。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。では、この2点について質問がある社、お願いします。何か質問はあるでしょうか。
 
(記 者)
 人事異動に関してお伺いしますけれども、課長級クラス中心に異動されたということですけども、そこのところで何か意識されたというか、特徴的な部分というのは何かあるものでしょうか。
 
(知 事)
 選挙がありますので、部長級の役職定年が多いのですが、完全に継続する人は本当に僅かです。で、ただ、必ず今から置かなければならない職は、選挙に関係なくちゃんとやってます。だから、まず新年度は(4月)20日前後に、新知事がどういうふうな考えで、どういう配置をするか。ですから相当、新知事の自由度、これは結構設けてます。ただ、課長級は実務ですんで、これはすぐやる必要がありますので、ここは経験と女性の登用を十分に配慮しながら、この後も女性の関係も新知事がどういうふうに登用するか。ここら辺の自由度、これは相当取ってあります。
 
(記 者)
 すいません、続けてもう一つなんですけども、組織改革の中でちょっと今回の人事の中にメンタルヘルス関係の対策室を設けると思うんですけども、そこの職員の働き方みたいな部分についてはどのようにお考えでしょうか。
 
(知 事)
 最近、どこの職場も相当ストレスが多くなってます。あと、やっぱり職員の向き不向き、これは相当意識することも必要です。まずは職員が自分の能力を発揮できて、あとは職場の風通し、パワハラとか、そういうこともありますんで、そこら辺を十分に加味しながら、そういうセクション、こういうことを注意するという意味で設けてます。
 
(幹事社)
 そのほかいかがでしょうか。
 
(記 者)
 シニアエキスパートについてですけれども、このシニアエキスパートができてから1年がたつわけですけれども、知事から見た効果ですとか課題ですとか、どういうふうに評価されるでしょうか。
 
(知 事)
 これまでやったところ(在籍していたセクション)に配置する場合と全然違うところ(に配置する場合を比較すると)。で、単純に言えば、他のセクションが長い人が(別のセクションに)行けば、これまでの既成概念が結構変わるんですよ。長い経験のある人が自分の経験のないところに行きますと新鮮なんです。そうしますと、新鮮ということは別の見方からその仕事を見れるから、これは非常にうまくいってるんです。で、特殊な技術系とか、あそこは非常に人手不足です。ですから、若い人とかは現場ですから、(長い経験のある人は)自分のところで相当経験を生かす。技術系は本当に(人材が)少ないですから、ここはそのままやってもらうことによって、特に土木・建築は昔の経験が非常にあるんです。まずは今のところ、うまく配置さえすれば効率がいいかなと思ってます。
 
(幹事社)
 ほかいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 では次に移ります。幹事社の質問へ移ってまいります。
 こちら今回、知事選関連というところで2点ほど伺わせてください。
 まず1点目なんですが、知事選、3人の争いが始まっています。改めてなんですが、どんな選挙を期待しますか。
 
(知 事)
 最近全ての選挙で投票率が下がっています。単純に言えば、自分の経験から、昔、市長選挙は36%。何か自分で36というと、自分の評価があるのかどうか不安なんです。だから、やっぱりある程度ないと、逆に自信を持ってやれませんので、まずは新しい知事さんでも自信を持ってやるためには、投票率が上がらないと何となく不安なんです。だからそこら辺のことで、何とか可能な限り投票に行ってもらいたいなという。また期日前投票は多いですから、ぜひ投票率、これをいかに上げるか。
 ただ問題、今の時期は異動シーズンなんです。これなんです。だから時期にもよる。今の時期、出入りがあるから、引っ越しが忙しくて、ついつい、これもあるのかなという。この選挙の時期、これ、そう簡単ではないけれども、今の時期の選挙は非常に年度をまたぐと、仕事のほうも何か変なんですよ。現職の場合、私、何回も言ってます。3月31日と4月1日、出勤なんです。選挙運動期間のうち2日間は運動ができないんですよ。これもつらいです。だから、そういうこともあるのかなと。ただ、期日前投票ができますから、何とか大いに選挙を盛り上げるためには行ってほしいなと思います。
 
(幹事社)
 すいません、その関連なんですが、3人今争っていますけれども、どんな論戦を期待しますか。
 
(知 事)
 まずは論戦というよりも、県民感情がどうなるか。県民感情を捉えた上で自分の主張をやってほしいなという。場面場面において、場所によって違いますから。だから、秋田市の問題と過疎の村の問題は違いますから、そこで場面によって住民の要求も違います。そこら辺を十分捉えて。選挙は私も7回やったけど、すごく住民と接する。そうすると住民はお願いに来るんですよ。自分の主張だけを言うのではなくて、住民の願いをいかに受け止めるか。これが選挙ですよ。自分の主張だけを言っても、住民とミスマッチするんです。住民の皆さんのお願い、これも出てきますから。だからそういう選挙運動、これは望ましいんじゃないかな。自分も最初の頃は、自分(の主張ばかり)。(ただ時間がたつと)逆にあっちから来るんです。朝8時から選挙(運動)だと、その前にたすきを使わないで行くと、「何と知事さん、これ頼む。」、「な、おらほうだばこんたもんだ。」、これがなんです。これが印象に残ります。
 自分で言うのもなんだけど、厚生連、五城目、病院(湖東厚生病院)。あれがあそこに行ったら、高齢の方、「何とか戻してくれ」と泣くんですよ、おばあちゃんが。そうしますと、これが胸を打つんですよ。これが一番、(選挙で地域を)回って自分に託す、自分のパワー、やろうと、ここら辺を間違うと、一方通行なんです。一方通行だと何かむなしくなるんです。だからそこは、そういう選挙をやってほしいです。
 
(幹事社)
 ありがとうございます。この知事選関連で質問がある社がありましたらお願いします。
 よろしいでしょうか。
 では、そのほかのポイントというところで各社さん質問ありましたらお願いいたします。
 
(記 者)
 今、いわゆる10万円の商品券の問題が国会の論戦の中心になってしまっているんですけども、この問題についての受け止めと、あと、これの影響で予算審議にも影響が出る可能性もありますが、そういった状況についてどう見られてますでしょうか。
 
(知 事)
 よくSNSを見ると、あんなことで騒ぐのはおかしいと。今重要な問題がいっぱいある。ただそうはいっても、一般の方、10万円、これが15人で150万、ポケットマネー。ポケットマネーで150万。え、(と思うのが)普通です。法に触れるか触れないかは分かりませんが、やっぱり国会議員の金銭感覚が疑われます。せめて手土産、5,000円ぐらいのお菓子だったらまだいいんだよな。手土産は我々でいくと5,000円、3,000円です。1万円、2万円となると、これは手土産ではないんですよ。だから、相当近しい人にはあり得るけども、全員に10万円、ポケットマネー。150万。そうすると、年にポケットマネーが1,000万も2,000万もあるのかと。で、今、国民の生活が苦しい。これは国会議員は何だと。ここなんですよ。いつも言いますが、私は東京に行くと、自分の金で、せいぜいホルモン、焼き鳥、まあ今高いけど。でもせいぜい6,000円から7,000円。赤坂の料亭街は黒塗り(の車が多くいます)。見てると国会議員ですよ。国会議員、これ(議員バッジ)を外すんだな。外さなくてもいいでしょ。堂々と。外すということは、いいところに行くと外す。これは後ろめたいんだよな。これなんですよ。大臣とかそういう人は権威があるでしょうが、普通の一般の国会議員は、別に外さなくて、堂々と一般の人方がいてもいいでしょう。ここが違うんだな。だから、東京一極集中の弊害。東京は何でも高い。これが一般化している。あそこに長く住むとそうなっちゃうんだな。あれは私の年間の小遣いぐらいです。年間の小遣いもゴルフでね。私、使うほうです。月10万はもらってるんだ、かみさんからね。150万を人にやるって、これはないな。
 
(幹事社)
 そのほかいかがでしょうか。
 
(記 者)
 ちょっと異質な質問で大変恐縮なんですが、知事と長崎県の大村市、大村藩の関係についてお伺いしたいと思います。戊辰戦争で大村藩は角館に援軍にやってまいりました。
 で、その感謝の気持ちを知事はいつも口にしていらっしゃいます。
今日ここで改めて知事の口から、戊辰戦争への思いと大村藩への感謝というのを聞かせてください。
 
(知 事)
 あの戊辰戦争で、仙北は幕軍がすぐに来てもう少し、もうあと1日で落城(するところだった)。で、もし落城していれば、私はいないんですよ。もし落城してうちの先祖がこれ(切腹)をやると、いないでしょ。だから、大村藩は私の命の恩人。ということで、秋田には九州人会があります。沖縄をいれた九州人の会、県人会の集まり。ここの顧問なんです。これは、ある方が「おまえをあの大村が助けたのだから、おまえがやるんだ、顧問をやれ」と。ということで、まずは今も戊辰会という会が仙北市にあって、そこで会員になってますから。私は今、めったに行かないけれども、1回ぐらい、たまたま大村、長崎に出張しました、知事会で。そのとき大村に行ったら、相当歓迎されました。で、浜田謹吾、少年、あの陣羽織、鉄砲の穴が開いた、小さい。あれ、うちの菩提寺にあるんですよ。で、あの浜田謹吾のお部屋があるんです。だからいつもお寺に行くたびに、うちのお寺に大村藩の痕跡がありますので、まずは私が今生きているのは大村藩のおかげという、そう思ってます。
 
(幹事社)
 そのほかいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 では、知事会見終了させていただきます。ありがとうございました。

 

 

(幹事社)
幹事社の読売です。まず知事から発言があるとのことですので、よろしくお願いします。
 
(知 事)
最初にパリオリンピック、志田(千陽)選手、銅メダル、大変おめでとうございました。志田選手の銅メダル、本県にとって12年前の2012ロンドンのバレーボール、江畑(幸子)さん以来の快挙であります。まさに本県の代表する選手でありますので、心からお祝いを申し上げたいと存じます。
また、北都銀行のナガマツペア(永原和可那選手・松本麻佑選手)、残念ながら決勝リーグには(進出)できませんけれども、まずは大変に健闘したということを讃えたいと思います。
いずれこの後も本県選手の、出身選手の活躍の場がありますので、大いに頑張ってほしいなと思います。
今日、大分暑くなりましたんで、熱中症の関係で少し県民の皆さんにお願いがございます。
大変気温が高くて、34度、5度という、場所によっては相当上がってます。また、この後しばらく高温が続きますんで、まずは熱中症に気をつけていただきたい。こまめに水分の補給、またエアコンの利用も適正な温度に設定しながら活用していただきたい。特に高齢者の方、あるいは子どもさんについて、自分で症状が分かりませんので、十分に周囲からお声をかけて、こういう方々をしっかり守っていただきたいと思います。
また災害の関係、ボランティア、非常に暑い中で大変ですんで、十分熱中症に気をつけながら、ボランティア活動をお願いしたいと思います。
いずれ環境省から暑さ指数とか熱中症警戒アラートが出ますんで、そういうものをチェックしながら、熱中症の予防をお願いしたいと思います。
また最後に、省エネエアコンの導入助成、第2弾のあきた省エネ購入応援キャンペーンを実施しておりますが、まだ残りがありますんで、エアコンを購入する際にはご活用いただきたいと思います。
以上であります。
 
(幹事社)
では、今の知事の発言に対し、質疑のある方いらっしゃいますでしょうか。
 
(記 者)
もし分かればですけど、熱中症に関して、県内、増えてきてるとは思うんですけれども。県内でどれぐらい、今年に入ってから熱中症で搬送されてるといったまとめ等はあるんでしょうか。
 
(知 事)
今のところ4月29日から7月28日までの間の統計があります。これが197人。特に7月15日から21日、この1週間は大分多いです。いずれ最近多くなっておりますんで、ぜひ気をつけていただきたいと思います。
 
(幹事社)
ほかにいらっしゃいますか。
いらっしゃらないようなので、幹事社から1問代表質問させていただきます。
先月下旬の大雨についてです。明日、知事も内閣府などを訪れて要望要請活動を行うということですが、まずは被害の所感と考えている支援策、あと要望の内容などについて、知事のお考えをお聞かせください。
 
(知 事)
今回、大分広範囲にわたってますんで、農業の関係、あるいは農地や農業用の施設、また道路の損壊、あるいは河川。特に河川、今回子吉川系統の直轄部分、あそこもいきましたんで。雄物川が大分(整備が)進んでまして、米代川も大分進んでますが、今回、子吉川のほう、今まで手をかけてますが、直轄河川が損壊するということは相当影響があります。特に雄物川流域、あの治水、ダムもできますけども、まだしばらく先ですんで、ぜひ、これも抜本的な改修、直轄で、この部分、特にお願いしたいと思います。
また農水の関係。大分、激甚災害でもカバーできないところがありますんで、そういう点において、国のほうでもなるべく農水省の様々な支援をお願いしたいと。
で、そこの隙間の部分はこれから9月まで県で補正を組みますんで、まず県の部分は昨年の例もありますんで、まずはそういう農業の支援、営農継続、これを中心に考えていきたいと思います。
また、まだ行方不明の方がいらっしゃいますんで、なるべく早く見つかるように願ってます。
いずれ明日、内閣府の防災関係、財務省、総務省、国交省、農水省、ここを回ります。で、急遽決まったもんですから、今、要望の内容を細かくやってます。いずれ激甚災害の場合、これからうちのほうで被害の内容を精査して、これをまとめて各省庁に上げて、これが基になります。まずは、総理から「検討するように」というお言葉がありましたんで、何とか激甚災害に。これになりますと、災害復旧、大分補助率が上がります。県の財政負担が減りますんで、その分、県で隙間のところをやれますんで、そういうことで明日、朝から行ってきます。
で、ついでにちょっと、私、ここに入ってくるとき、非常に苦しくて。あの、3日ぐらい前から大分腰の辺りが痛いっていうことで、2日前にシャワーを浴びたときに見たら、大分赤い斑点があったんです。で、昨日痛いもんだから、ネットで調べましたら帯状疱疹、これのようです。で、昨日救急外来、休みなので行きました。で、今日朝、午前中に精密検査をしたところ帯状疱疹ということで、大変痛いです。ただ、明日の国への要望、これは何としてもやる必要がありますんで、先生にお願いして、明日の夜までは何とか持つように鎮痛剤をやって、頑張って行ってきます。あの、ひどい状況です。
で、問題、1週間ぐらいは、なるべく静かにしてるようにっていうことで、まずは今週、副知事に代行できる業務は副知事にやってもらいます。ただ、重要な業務、まだ熱はないですから、動けますんで、痛みを我慢しますので、これは出ますけども、多くの業務を、まず今週1週間は副知事に代行をお願いしたいと思ってます。
 
(幹事社)
今の知事の発言について、質疑ある方、代表質問に関連しての質疑ある方いらっしゃいますでしょうか。
 
(記 者)
すいません、お体、ご体調心配なところ申し訳ありません。その1週間っていうのは、大体、今日から1週間っていうふうなイメージでいらっしゃいますか。
 
(知 事)
まあ今週いっぱいぐらい。
 
(記 者)
今週いっぱいぐらい。
 
(知 事)
大体、発症が3日か4日前です。だから10日ぐらいで、大体良くなると。大体10日ぐらいがめどで、治療、回復のめどということで。それがちょうど3日ぐらい前ですから、大体今週末ぐらいまで。
 
(記 者)
病気の知識がなくて恐縮なんですけれども、1週間静養すれば、症状はやわらぐっていうふうな病気なんでしょうか。
 
(知 事)
はい。大分、今、多いんですよ。若い方もなるというんです。県の職員も結構かかってるんです。で、特に高齢なれば疲れが出れば出るっていうことで。ただ熱がありませんので、食欲のほうはバンバンあります。これが一番なもんですから、まず鎮痛剤等、強い薬、お願いしましたんで、まず今のところ。ただ歩くと痛いんですよ。
 
(記 者)
改めて確認なんですけど、明日、政府のほうに要望行かれて、それ以降は、静養されて、来週の月曜日ぐらいから復帰予定だと。
 
(知 事)
単に黙って座ってやる用はできますけども、歩くのが大変痛いもんですから。
 
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
 
(幹事社)
ほかに質問ある方いらっしゃいますか。
 
(記 者)
体調悪いところ大変申し訳ございません。ちょっと大雨に関連して激甚災害に関してなんですけれども、スケジュールとしては、県のほうで被害を調べてから申請するっていうこと、申請というか国のほうに伝えることになると思うんですけれども、県内スケジュールとしては大体どれぐらいになりそうかという見通し等ありますでしょうか。
 
(総合防災課)
総合防災課です。現在、まだ国のほうともしっかりまだ協議もまだできていないような状況ですので、これからというような話になるかと思うので、まずは最初に知事のほうから内閣府、国のほうに1回行っていただいて、それからスケジュールが決まってくるものかなというふうに認識しております。
 
(記 者)
ありがとうございます。
あと、大雨の県の支援に関してなんですけども、大体予算規模等どれぐらいを想定されてるんでしょうか。
 
(知 事)
まだ全体が明確に分かってませんので、これからこのお盆中に査定と積算をやります。あと、9月補正というと、今月末ぐらいまでには大体固まるかなという。で、大分相手もお盆休みに入りますんで、まずは今回大分田んぼ、去年と違って、あそこの川が急流なもんですから、相当土砂が田んぼに入ってます。この分、昨年は山際のところだけで、あとは田んぼの水が引けると普通ですが、今回全面的に、薄くですが全部入ったところがありますんで、相当田んぼ、来年の耕作に間に合うかどうか。そうしますと、来年できませんので、相当、農家の方が困りますんで、そこらを辺どうするか。思った以上に田んぼの中、砂利が入ってます。これが一番です。あと、林道、山、あれはまだ全容を完全に分かってませんので、相当奥まで、特に鳥海山系、急峻ですんで、奥に入るのが非常にまだ危険なんです。早急に今やってますが、なかなかそう簡単に山の中はできませんので。
 
(幹事社)
関連質問はございますでしょうか。
では、その他の項目で質問がある方いらっしゃればお願いします。
 
(記 者)
また大雨に関する質問で恐縮です。明日の国の要望、改めて激甚災害の指定を強く求めていくというふうなお気持ちでしょうか。いかがでしょうか。
 
(知 事)
内閣府、これは激甚災害(関係等の要望)。あと各省庁、激甚とまた異なるメニューがあります。総務省、特交の配分を多くお願いするとか、また例えば子吉川の流域治水、あれは激甚とか何とかでなくて、それをどう判断するかは国交省だと思うんです。だから激甚は激甚ですが、そのほかのパターンがいっぱいありますんで、そういう個別ごとに各省庁で、激甚と関係あるなしにかかわらずできるものはありますんで、これもお願いします。
 
(記 者)
知事、今、河川の具体的なお名前でいうと子吉川っていう名前、何回も出てきてるかなと思うんですけれども、知事の認識としてやっぱり子吉川、もちろん広範に被害が及んでるというのは重々承知なんですけれども。
 
(知 事)
直轄部分、あそこが損壊してます。雄物川、29年の雨で相当抜本的に改修してます。米代川、あれも相当やってます。子吉川もやってますが、まだそういう状態であれば、もう少し強固にやる必要がありますんで、そこら辺をどうするか。直轄の場合、相当簡単でないんですよ。
 
(記 者)
やはり直轄河川に損害があったっていうのは、やっぱり今回の記録的な大雨で一つ象徴的な大きな被害だと。
 
(知 事)
ええ。ダムが完成すれば相当違いますがね。
 
(記 者)
あと、すいません。その国の支援が下りるまでの間は9月補正で、支援の費用も出すというところなんですけど、9月補正は農地とか田んぼとか、そっちの農業部分の支援っていうのを手厚くやるというふうなお気持ちでしょうか。
 
(知 事)
県管理河川、今、応急でやってますんで、これをどうするか。応急でやってもこれをどういうふうに改修、まだこの後、災害査定で現状復旧か、またプラスアルファするかで、相当国との調整が必要ですんで、これがそう簡単にいかないですね。
 
(記 者)
あと、すいません、もう一つだけ。農業、今年育たかなかったら来年以降の豊作にちょっと影響が出るっていうようなお話もあったかと思うんですけども。その来年以降に影響ができるだけ及ばないようにするためには、どういった施策が求められているか。
 
(知 事)
田んぼが全面的に埋まってますと、相当時間がかかるし、今年もあの稲が取れませんし、来年までっていうと、まだ冬もあります。ここら辺が非常に難しいんです。だから相当、どうするか。で、砂利がありますと全部取って、また土を入れ替えるという。これが今、建設業、昨年の災害で手が回らないんです。そういう点もありますんで、なかなか悩ましいですね。
 
(記 者)
我々が取材する中で、その農業の用水路も土砂で埋まってという話も伺うんですけど、そこに対する対応というのはどのようにお考えですか。
 
(知 事)
早急にできるものは今やってますんで、まず今年、可能なものは何とか急いでやってます。ただ問題は、抜本的にやる必要のあるところはどうするかです。
 
(記 者)
抜本的にやる必要があるところっていうのは、今後、時間はかかるかもしれないけど、慎重に考えていかれると。
 
(知 事)
単にそこだけやっても上流のほうに手がつかないと、また同じなんですね。
 
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
 
(記 者)
今、円高が進んでますが、県内のインバウンドなどにいろいろ影響が出るか、出てましたら教えていただきたいのと、あと株価の下落も影響などいかがかなと思いましてお願いします。
 
(知 事)
インバウンドは台湾が中心ですんで、そう今のところ影響はございません。ただ、この後、欧米のほうがどうなるか。ただ今のところ、私どもに来るところは、すぐには円高の状況が影響するとは思ってませんが、これから十分これを注視するという、そういうことは必要かと思います。
あと株価のほうは、企業のほうで株、大企業の関係で、これを相当持って決算するところは、大分決算が悪くなりますが、まずそこら辺、うちのほうは大企業の本社は余りありません。株価のほうは、大企業がそう多くないもんですから、そんなに影響するのかな。ただ、全国的に影響がありますと、交付税とか様々な税に影響しますんで、そっちのほうが全国的、オールジャパン、この影響がどう受けるか、これが一番です。
 
(記 者)
 よろしくお願いします。
去年の大雨では、秋田市の中心市街地が被害に遭ったということで、9月補正では中小企業に対する支援策なども盛り込まれていました。先ほどお話にあったように、今回は田んぼですとか農地の被害が多いということで、去年の9月補正とは県の支援策も性質が変わってくるでしょうか。
 
(知 事)
事業者、商工業者、商工業、若干(被害を)受けてますが、まずそう多くないと。ただ、去年は中心市街地、ほとんど商工業ですんで、そこのウエイトは大分違うかなと。
 
(記 者)
そうすれば今年の9月補正では、農家の営農支援が大きな柱になりそうでしょうか。
 
(知 事)
と、あとは県の管理(県管理河川等)の、ここが中心です。
 
(記 者)
予算の規模感としてはどうでしょうか。
 
(知 事)
まだ全然、これからです。
 
(記 者)
分かりました。ありがとうございます。
 
(記 者)
話題変わって、ふるさと納税について伺います。先日総務省から発表された情報によると、寄附総額が全国では1兆円を超えていて、秋田県でも最高額を記録しています。一方で都市部のほうでは税収の流出が止まっていないといった課題もある中で、現在の制度に対する見直し案というのも検討されるところですけども、知事は現在のこのふるさと納税の制度について、この在り方、どういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
 
(知 事)
これの趣旨は十分に理解します。で、こういうものはあってもいいと思う。ただ問題、今完全に返礼品の競争。で、あれが大分地元の地場産業にプラスの影響がありますが、あれが行き過ぎますと。本当はそういうもの、いいものがあるところ、ないところ、これ全部というのは無理なんですよ。多分、全体、あの実入りは半分ぐらい、あとは業者に行く。これがどうか。だから若干、本来の最初の趣旨と大分様相が変わってますんで、これをどうするか。あとは都市と地方、相当対立、分断。東京都なんか、今回小池さんも相当ぶつぶつ言ってます。そこら辺、大都市は相当影響を受けてますんで、そういう分断が余りあると何か変なもんですから、もう少し、何というか、競う合うというよりも、何か別の手法も検討する必要があるかなという、そんな感じもします。
 
(記 者)
ちょっと行ったり来たりで申し訳ない。また雨の話で申し訳ないんですけど、農水関係のところで、先ほど最初に知事も隙間になる部分みたいなお話があって、激甚になったらほかのところに費用を充てられて、そこの隙間のところにも県として十分対応できるっていうことかと思うんですが、県として今回の被害を見ている限り、知事として独自で対応する必要性があるところとってどういうふうにお考えなんでしょう。
 
(知 事)
田んぼの砂利、あれは国の制度で一定額。この一定の下、国が対象となりませんので、そこを対象にしてますんで、そこら辺のものがいっぱいあります。
 
(農地整備課)
補足させていただきます。農地整備課でございます。
知事申し上げましたとおり、国庫補助災害の対象になるのは40万円以上。それ以下について、県単小災害という制度もありますので、こういったところをしっかり活用していきたいというふうに考えています。
 
(記 者)
ありがとうございます。
 
(記 者)
すいません、質問なんですけども、冒頭でも発言ありましたが、オリンピックの志田選手について、県民栄誉賞の授与とか、そういった考えはございますでしょうか。
 
(知 事)
この後、あの基準がどうなるか。当然基準がありますんで、これをどうなるか。これを見なきゃ、今、はっきり言えないかなと思う。ただ、すごいですよ。私が決めるもんでなくて、基準がありますんで、これに合うかどうかです。
 
(記 者)
ありがとうございます。
 
(広報広聴課)
広報広聴課です。
補足しますけど、これまでオリンピックでメダル獲った方、県民栄誉賞を受賞しておりますので、そういった過去の事例も参考にしながら、最終的に知事のほうと相談しながら決めていきたいと思っております。
 
(幹事社)
ほかに質問ある方いらっしゃいますでしょうか。
ないようですので、会見を終わります。

 

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