画像:広報紙あきたびじょん2024年8月号 特集 さあ、ジオパークへ行こう!

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(※以下、読み方が難しい語句や固有名詞の後に、読み仮名を記載している箇所があります。)

 みなさん、県内には4つものジオパークがあります。ジオパーク数としては、北海道の次に多いことを知っていましたか?
 ジオパークでは、大地の成り立ちと地球の活動、その大地の上で育まれてきた自然や人々の暮らし、文化などを深く知ることができます。
 パンフレットや地元ガイドによる案内もあるので、興味のある人は県内4カ所のジオパークを訪ねてはいかがでしょうか。

八峰白神(八峰町)

世界自然遺産とありのままの大地の姿

 世界自然遺産・白神山地と広大な日本海に囲まれたジオパーク。20カ所の見所と4カ所のビューポイントでは、人の手がほとんど加えられていない、ありのままの大地の姿を目にすることができます。

男鹿半島・大潟(男鹿市、大潟村)

過去7,000万年間の地層と大地と人の物語

 大陸から離れて今日に至った、7,000万年間の大地の歴史を観察できる地層がそろっています。また日本最大の干拓地である大潟村では、他のジオパークにはない「大地と人の物語」に触れることができます。

ゆざわ(湯沢市)

地中深くに息づく「見えない」火山

 かつての火山活動によってもたらされた湧水や温泉、景勝地を楽しむことができるジオパーク。鉱山など人の営みと関わりのあるサイト(ジオパークを特徴づける見どころ)も数多くあります。

鳥海山・飛島(由利本荘市、にかほ市、山形県遊佐町、酒田市)

東北を代表する秀峰と不思議の島

 「日本海と大地がつくる水と命の循環」がテーマのジオパーク。溶岩と岩なだれによって生み出された景観、日本海と鳥海山が生み出す水の恵み、飛島の大地の歴史と文化を楽しむことができます。

TOPICS(トピックス):ユネスコ世界ジオパーク認定に向けて

 2016年に日本ジオパークに認定された鳥海山・飛島ジオパークでは次のステップとして、ユネスコ世界ジオパーク認定に向けた取り組みを進めています。ユネスコ世界ジオパークは国際的に価値のある地質資源や自然・文化資源を保護すると同時に、それらを活用した教育やツーリズム活動を通じて地域の持続可能な発展をめざすプログラム。認定要件を満たすには活動や施設を充実させていく必要がありますが、関係者は目標に向け一丸となっています。

 市川にかほ市長、湊由利本荘市長、丸山前酒田市長、池田遊佐副町長が、国際シンポジウムのプレゼンテーションの場で鳥海山・飛島ジオパークの魅力を伝えました。

ジオパークとは?

 ジオパークは、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の正式プログラム で、地域に暮らす人々の暮らしや文化、歴史、多様な動植物を育む自然環境、そしてそれらの営みが展開される大地の成り立ちを伝える地質や岩石などの地域資源を守り、社会の持続可能な発展を目指しています。
 地球と地域の過去・現在・未来を知り、考え、「保護・教育・観光」などといった活動を通じて、地域を元気にする取り組みが進められています。

ジオパーク活動の目的と地球と地域の将来像

 地球と地域社会の持続可能な開発に必要なこと

  • 地域資源をまもる
  • 地域資源を創り出す
  • 地域資源で学ぶ
  • 地域資源を活用する
  • 地域資源で地域づくり
  • ネットワークで繋がる

EVENT(イベント):まるごと体験!あきたのジオパーク

 県内4つのジオパークが一堂に会する年に一度のイベントが、今年もアルヴェで開催されます。会場には大人も子どもも楽しめる体験、夏休みの自由研究のヒントになるプログラムが盛りだくさん!ぜひ家族そろってお出かけください。

ジオパークの世界をアルヴェで体験!友達・親子で発見!

開催日 8月9日(金曜日)

開催時間 10時から15時まで

開催場所 秋田拠点センターアルヴェ 1階 きらめき広場

入場料 無料

4つのジオパークのウェブサイトへは「美の国あきたネット」をご覧ください

お問い合わせ先

県地域づくり推進課 018-860-1237

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このページに関するお問い合わせ

総務部 広報広聴課
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FAX:018-860-1072
E-mail:joukai@pref.akita.lg.jp