画像:広報紙あきたびじょん2024年3・4月号 特集 全国的に注目される洋上風力先進地・秋田の今(2024年3・4月号)

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(※以下、読み方が難しい語句や固有名詞の後に、読み仮名を記載している箇所があります。)

 日本海から吹く強い風を資源に、洋上風力発電の整備を促進する区域として全国最多となる4海域が指定されている秋田県。
 事業の本格化を迎えるに当たり、地場産業化や地域振興を目指すさまざまな取り組みが進められています。

最新動向

 2023年12月、新たに「男鹿市、潟上市及び秋田市沖」の事業者が国により選定されました。

本県沖だけで200万キロワット以上!(一般家庭約150万世帯分)※秋田県の世帯数は約38万5千世帯(2024年1月現在)

八峰町及び能代市沖(約36万キロワット)

事業者
 2024年3月に決定見込み

能代港・秋田港洋上風力発電所(13.8万キロワット)

事業者
 秋田洋上風力発電株式会社

運用開始済み
 

能代市、三種町及び男鹿市沖(49.4万キロワット)

事業者
 秋田能代・三種・男鹿オフショアウィンド合同会社

運用開始予定日
 2028年12月

男鹿市、潟上市及び秋田市沖(31.5万キロワット)

事業者
 男鹿・潟上・秋田 Offshore Green Energy コンソーシアム、構成員:株式会社JERA、電源開発株式会社、伊藤忠商事株式会社、東北電力株式会社

運用開始予定日
 2028年6月

由利本荘市沖(84.5万キロワット)

事業者
 秋田由利本荘オフショアウィンド合同会社

運用開始予定日
 2030年12月

さらなる動きも!

 由利本荘市とにかほ市の沖合の一部「秋田県南部沖」が、国の浮体式洋上風力発電の実証事業の候補となっています。今春、採択結果が公表される予定です。

浮体式とは?

 洋上風力発電の基礎構造のことで、風車を浮体構造物に載せ、ロープや錨(いかり)などでつなぎ留めたもの。一般的に水深の深い場所で導入される。

2023年度は1,500人以上が視察 ※2023年11月末時点

 国内初の本格的な洋上風力発電所が運転を開始した能代港・秋田港には、県外から連日多くの視察者が訪れています。

秋田の未来を担う人材を育成しています

 発電所の運転開始後、約20年間の長期にわたって必要となる運転保守・メンテナンス業務は、地元人材の活躍の場として期待されています。県は、大学や高専、工業高校などの県内教育機関と連携し、地元人材の育成や教育環境の充実化に取り組んでいます。

電気主任技術者出前講座

 高校の出前講座などに電気主任技術者を派遣し、仕事のやりがいや魅力・資格保有のメリットなどを説明します。
 受講者の再生可能エネルギーへの興味・関心や県内就職への意識の向上が期待できます。

教員向け研修会

 発電所等の見学、メンテナンス業務説明を行います。

洋上風力をさらに知りたい方はこちらをご覧ください

お問い合わせ先

県クリーンエネルギー産業振興課 018-860-2281

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