令和5年7月15~16日の豪雨における県管理ダムの洪水調節効果(まとめ)
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令和5年7月15日から16日にかけて秋田県を中心に記録的な大雨となり、24時間雨量は多いところで300mmを超過し、多くの雨量観測所で観測史上1位を記録しました。
県管理ダムにおいて、多くのダムで洪水調節を実施したところですが、その中で「事前放流」及び「緊急放流」を実施したダムについて、とりまとめました。
- 素波里ダム、岩見ダムで洪水調節容量では足りないと予測し、事前放流を実施。
- 素波里ダムでは、洪水調節により下流への放流量を最小限にし、緊急放流も回避し下流への影響を最小限にした。
- 岩見ダムでは、15日の豪雨時はダムに貯留し下流水位の低減に努めた。事前放流により、緊急放流への移行を遅らせることで、降雨が少なくなってからの緊急放流実施となり下流への影響はほとんどなかった。
- 旭川ダム、岩見ダム、萩形ダム、水沢ダム【農地防災ダム】で緊急放流が実施された。
- 洪水調節容量を最大限活用することで、15日の豪雨時はダムに貯留し下流水位の低減に努めた。その後、降雨が少なくなってから緊急放流へ移行したことから、下流水位の影響を最小限となっている。
<ダムの防災操作について(参考)>