デートDVとは?

 

 

1.デートDVはなぜおこる??

□力による支配
 暴力を振るう背景のひとつに「力を使って相手をコントロールしていい」という間違った考え方があります。
交際中のふたりは「対等」な関係のはずなのに、デートDVをする人は、自分の思い通りに相手を動かす手段として、様々な暴力を使います。
 
□暴力容認
 私たちの周りには、テレビやマンガ、ゲーム、インターネットなどから「暴力を振るえば相手は従うだろう」、「暴力的な言動は男らしい」など、暴力を美化した誤った情報があふれていますが、暴力では何も解決しません。
 どんな理由があっても、暴力はいけない、暴力は許さないという気持ちをもつことが大切です。
 
□性別による偏った見方
 「男らしさ(強い・たくましい・弱音をはかない)」や「女らしさ(かよわい・やさしい・従順など)」のイメージを強く意識したまま交際を始めると、関係が「対等」ではなくなり、「上下」・「主従」関係を生むことになります。

 

 

2.デートDV傾向あり??

こんなこと してない?  されてない??

□相手のことをバカにしたような話をする
□自分を優先しないと怒る
□電話やメールなどで相手の行動を常にチェックしている
□怒ると激しく物にあたる
□人が変わったように態度が急変する
□いつも相手が悪いと責める
□2人のことでも相手の意見を聞かずに、一方的に決める
□お金やモノを要求する(される)
□暴力をふるう(殴る・蹴る・髪をひっぱる…など)
□大声で怒鳴る
□「別れたら死ぬ」と言う
□いつも一緒にいるよう、強要する
□無理矢理ポルノ関係の映像や動画を見せる
□無理矢理キスしたり、からだをさわってくる
□避妊に協力しない
□意思に反した性行為を強要する
□性行為に応じないと不機嫌になる

 

3.デートDVを受けるとどうなる??

心は・・・
 いつまでも気持ちが落ち込んだままになる
 周りの人が信用できなくなる
 自分は生きている価値がないと思う
 なげやりな気持ちになる
 
からだは・・・
 頭痛や腹痛、吐き気がする
 心臓がドキドキして息苦しくなる
 ちょっとした物音や人影に驚く
 
人間関係は・・・
 だれも自分のことを大切に想っていないと思う
 親や友達なんていらないと思う
 相手の好みに合うように振る舞う

 

4.なぜ別れられないのか??

加害者はいつも暴力をふるっているわけではなく、やさしかったり、もう暴力を振るわないと反省するなど、感情にサイクルがあると言われています。

 

<こんな風に思ってしまう>
・好きな者同士なら、嫌なことでも我慢するのが当然
・相手が怒っているのは、自分が悪いから
・やさしいときもあるし、きっと変わってくれる
・相手を変えられるのは、自分しかいない
・別れると言ったら、何をされるかわからない

 

5.あの人と素敵な関係になるためには??

☆自分を大切にしよう
・自分の気持ちや意見を大切にしよう
・自分のことは自分で決めよう

 

☆言葉で伝えよう
・自分の気持ちや意見は、言葉で伝えよう
・互いに嫌なもの(こと)は嫌と言える関係になろう
・どんな理由があっても、態度や暴力で伝えることはダメ!

 

☆相手を大切にしよう
・相手の意見を受け入れよう
・自分にとって「当たり前」は相手にとって「当たり前」ではないかもしれない。相手を認めよう。
・嫌な思いや嫉妬をしても、相手に乱暴にぶつけることはダメ!
・相手にもプライバシーはある。全てを知る権利はない
・相手は自分の「モノ」ではない

 

6.相談してみよう

〇あなたの秘密は守られます

〇ここに掲載している相談窓口は無料です

 

*女性ダイヤル相談   018-835-9052 
      <平日 8:30~21:00 土日祝日 9:00~18:00 年末年始(12/29~1/3)を除く>
 
*DVホットライン   0120-783-251 
      <平日 8:30~21:00 土日祝日 9:00~18:00 年末年始(12/29~1/3)を除く>
 
*「ハーモニー相談室」 018-836-7846
      <平日・土曜日 10:00~17:00 年末年始(12/29~1/3)、アトリオン休館日を除く>
 
*県民安全相談センター(県警察本部)
   TEL:♯9110  <24時間>
 
*子ども家庭相談電話(子ども・女性・障害者相談センター)
   TEL:0120-42-4152 <24時間>
   E-mail   soudan@mail2.pref.akita.jp
 
*子どもの人権110番(秋田地方法務局)
   TEL:0120-007-110  <24時間>
 
*女性の人権ホットライン(秋田地方法務局)
    TEL:0570-070-810 <平日8:30~17:15>