画像:広報紙あきたびじょん2022年9・10月号 猫の飼い方

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(※ 以下、固有名詞の後ろに、括弧・平仮名で読み仮名を記載している箇所があります。)

 近年、猫を飼う人が増えています。猫を飼うことで生活に癒やしがもたらされたり、家族のコミュニケーションが深まったりと、さまざまなメリットがある一方、猫の飼い方に関する誤った知識が周囲への迷惑につながる場合もあります。

 周りの人や飼い猫を悲しませないよう、飼い方の新常識を確認しましょう。

ゆびきり3ニャン(みんなで守ろう3つの約束)

ださない(ださニャン)

おうちの中で飼いましょう

  • 猫の健康と安全を守ることができ、外で飼うより猫が長生きできます。
  • 猫と遊ぶ時間、触れ合える時間が増えます。

ふやさない(ふやさニャン)

飼育できる数を飼いましょう

  • 不妊去勢の手術をするなどして、きちんと世話のできる頭数を飼いましょう。
  • 手術により生殖器系の病気を予防できる上、マーキング行為が減り、発情期特有の大きな鳴き声もなくなります。

すてない(すてニャン)

最後まで世話をしましょう

  •  命を預かる責任と愛情を持って、猫が命を全うするまで世話をしましょう。
  • 迷子になっても家に帰れるよう、名札やマイクロチップを付けましょう。

マイクロチップとは?

販売される犬猫は装着が義務に 

 個体を識別する15桁の数字が記録されているカプセルのこと。動物愛護管理法の改正により、令和4年6月1日から販売される犬猫への装着(専用の注入器で動物の皮下に埋め込む)と情報の登録が義務付けられました。

いいの? ダメなの? 猫の飼い方Q&A

Q.外で自由に遊ばせたほうが猫にとって幸せでは?

 A.人間と猫、どちらのためにも、おうちの中で飼いましょう。

 外で過ごすと、他の猫とけんかをしてけがをする、病気をもらってくる、交通事故に遭うなどの危険があります。
 また、「家の庭にふんをされた」といった、近所トラブルにつながることも。保健所などに寄せられる苦情の多くは、放し飼いによる排泄物の被害です。

おうちの中での飼い方

 隠れられる場所や立体的に運動できる場所があれば、外に出なくともストレスなく快適に過ごすことができます。

  • 清潔なトイレ
  • 高低差のある遊び場

 猫にとっては広さよりも高低差があると良いです。

関連情報(ソーシャルメディア:note)

ボランティアの活動内容を紹介します!
愛護センター運営ボランティア 佐藤 隆太(さとう りゅうた)さん<外部リンク>

「あきたびじょんBreak(ブレイク)」では、広報紙に載せられなかったお話を現場からお伝えしています。
今回は、動物の命をつなぐボランティアの実態に迫ります!

Q .生まれた子猫、きっと誰かが拾ってくれるよね。

 A. 動物を捨てることは犯罪です。

 たとえ箱に入れたとしても、丁寧な手紙や毛布を添えたとしても、捨てることは犯罪です。
 絶対にやってはいけません。

Q .不妊去勢の手術をするのは、かわいそうで・・・。

 A.「かわいそう」な猫を増やさないためにも繁殖制限を行うことが必要です。

 猫の繁殖力は極めて強く、発情期には年に2、3回で、1回平均5頭の子猫を出産します。1匹の雌から1年後には15匹近くまで増える計算になります。
 猫を増やしすぎて適正に管理できなくなることを「多頭飼育崩壊」と言います。県内でもこの様な事例が発生しており、社会問題になっています。

 正しい知識で、人も動物も幸せに暮らすことができる社会をつくりましょう。

お問い合わせ先

県生活衛生課 018-860-1593

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