焼却灰処理施設の立入調査結果等について（第１０５報）
コンテンツ番号：55664
更新日：
県は、令和２年１０月２０日に首都圏等のごみ焼却施設から排出された焼却灰の受入れを行っている小坂町のグリーンフィル小坂(株)において、放射能の状況を監視するため、立入調査を実施しましたので、その結果について、次のとおりお知らせします。
敷地境界の空間放射線量
敷地境界における空間放射線量の測定結果は次のとおりであり、これまで実施した測定結果（別添資料参照）と同レベルで、秋田県における地上高さ１ｍにおける空間放射線量の範囲（０.０３～０.０９マイクロシーベルト／時）と同等となっている。
〔単位： マイクロシーベルト／時〕
| 測定日 | グリーンフィル小坂（測定個所：４定点） |
| 令和２年１０月２０日 | 0.03~0.04 |
放流水の放射性物質濃度
放射性ヨウ素は検出されなかったが、放射性セシウムが ２．９ベクレル／リットル検出された。これまで実施した測定結果は、０.８７～７.４ベクレル／リットルである。
なお、公共水域中の放射性物質の濃度基準※であるセシウム１３４で６０ベクレル／リットル、セシウム１３７で９０ベクレル／リットルに比べて大幅に低い数値となっている。
〔単位： ベクレル／リットル〕
| 採取日 | グリーンフィル小坂 | |
| 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | |
| 令和２年１０月２０日 | 不検出 | 2.9 |
※ 平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法施行規則排水汚泥の放射性物質濃度
排出汚泥の放射性物質濃度
放射性ヨウ素は検出されなかったが、放射性セシウムが 13ベクレル／キログラム検出された。これまで実施した測定結果は、不検出～３０ベクレル／キログラムである。
〔単位： ベクレル／キログラム〕
| 採取日 | グリーンフィル小坂 | |
| 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | |
| 令和２年１０月２０日 | 不検出 | 13 |
地下水の放射性物質濃度
放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されなかった。 〔単位： ベクレル／キログラム〕
| 採取日 | グリーンフィル小坂 | |
| 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | |
| 令和２年１０月２０日 | 不検出 | 不検出 |
河川の放射性物質濃度
グリーンフィル小坂の放流地点の下流にある小坂川の新山崎橋※で採取した河川水について、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されなかった。 〔単位： ベクレル／キログラム〕
| 採取日 | 小坂川（新山崎橋） | |
| 放射線ヨウ素 | 放射線セシウム | |
| 令和２年１０月２０日 | 不検出 | 不検出 |
※ 平成２７年３月まで山崎橋で採取していたが、通行不可となったため、平成２７年４月から約５０ｍ下流の新山崎橋で採取している。