焼却灰処理施設の立入調査結果等について~第2報~
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更新日:
平成23年9月16日
環境整備課
県は、9月13日に大館市のエコシステム秋田(株)、エコシステム花岡(株)、小坂町のグリーンフィル小坂(株)の立入調査を行うとともに、施設内等における空間放射線量の測定結果を報告しております。
その際、エコシステム秋田の放流水及び排水汚泥、エコシステム花岡及びグリーンフィル小坂の最終処分場浸出水処理施設からの放流水、排水汚泥及び地下水を採取し、放射性物質の分析を行っておりましたが、結果が判明したので報告します。
放流水
- エコシステム秋田及びエコシステム花岡については、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されませんでした。
- グリーンフィル小坂については、放射性ヨウ素は検出されませんでしたが、放射性セシウムが2.4ベクレル/リットル検出されました。この数値は、前回(7月22日)の分析結果(3.6ベクレル/リットル)より低い値となっております。
- 現時点で、最終処分場からの放流水に係る放射性物質の規制値はありませんが、国が定めた水浴場の放射性物質に係る暫定的目安(50ベクレル/リットル※1)や一般廃棄物最終処分場の排水処理の目安(セシウム134で60ベクレル/リットル、セシウム137で90ベクレル/リットル※2)に比べて大幅に低い数値となっております。
施設名 | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | 採取日 | ||
---|---|---|---|---|---|
セシウム134 | セシウム137 | 合計値 | |||
エコシステム秋田 |
不検出 (0.45) |
不検出 (0.54) |
不検出 (0.55) |
不検出 |
9月13日 |
エコシステム花岡 |
不検出 (0.47) |
不検出 (0.40) |
不検出 (0.46) |
不検出 |
9月13日 |
グリーンフィル小坂 |
不検出 (0.63) |
0.86 (0.55) |
1.5 (0.52) |
2.4 |
9月13日 |
()は、検出限界値。
※1水浴場の放射性物質に係る指針(平成23年6月環境省)
※28,000Bq/kgを超え100,000Bq/kg以下の焼却灰等の処分方法に関する方針
(平成23年8月環境省)
排水汚泥
- エコシステム秋田については、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されませんでした。
- エコシステム花岡については、放射性ヨウ素は検出されませんでしたが、放射性セシウムが11ベクレル/キログラム検出されました。
- グリーンフィル小坂については、放射性ヨウ素は検出されませんでしたが、放射性セシウムが8.5ベクレル/キログラム検出されました。
- 現時点で、排水汚泥に係る放射性物質の規制値はありませんが、国が脱水汚泥等を利用した副次産物の利用について求めているクリアランスレベル(100ベクレル/キログラム※3)に比べて大幅に低い数値となっております。
施設名 | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | 採取日 | ||
---|---|---|---|---|---|
セシウム134 | セシウム137 | 合計値 | |||
エコシステム秋田 |
不検出 (7.9) |
不検出 (8.8) |
不検出 (10) |
不検出 |
9月13日 |
エコシステム花岡 |
不検出 (8.4) |
不検出 (7.2) |
11 (7.6) |
11 |
9月7日※4 |
グリーンフィル小坂 |
不検出 (7.9) |
8.5 (7.6) |
不検出 (7.7) |
8.5 |
9月13日 |
()は、検出限界値。
※3放射性物質が検出された上下水処理等副次産物の当面の取扱いに関する考え方(平成23年6月原子力災害対策本部)
※4エコシステム花岡が採取して脱水処理していたものを測定
地下水
エコシステム花岡及びグリーンフィル小坂について、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されませんでした。
施設名 | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | 採取日 | ||
---|---|---|---|---|---|
セシウム134 | セシウム137 | 合計値 | |||
エコシステム花岡 |
不検出 (0.48) |
不検出 (0.41) |
不検出 (0.51) |
不検出 |
9月13日 |
グリーンフィル小坂 |
不検出 (0.57) |
不検出 (0.44) |
不検出 (0.48) |
不検出 |
9月13日 |
()は、検出限界値。