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知事メッセージ

令和5年4月27日 知事メッセージ(新型コロナウイルス感染症の5類感染症への位置付け変更後の対応について)

 新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが2類相当から5類に移行することに伴い、県民の皆さまに留意していただきたい事項があります。
 新型コロナウイルス感染症の対策については、これまで感染症法や新型インフルエンザ特別措置法に基づき、行政が様々な要請や関与をしていく仕組みになっていましたが、5月8日以降は、個人の選択を尊重し、県民の皆さまの自主的な取組を基本とする対応に変更になります。
 現在、新型コロナ陽性判明後の医療費について自己負担はありませんが、5月8日から他の疾病と同様に、保険診療の自己負担分の支払いが発生します。
 ただし、経過措置として当面、高額な新型コロナウイルス薬は自己負担がなく、入院費用も月最大2万円軽減される予定です。
 5月8日からの医療体制のうち、外来は、特定の医療機関から幅広い医療機関で受診できるようにし、受診できる医療機関名を公表します。
 入院は、現在の確保病床を有する医療機関から、全ての病院で入院治療を行う体制にシフトしていきます。
 なお、病院とは病床が20床以上ある医療機関のことで、一般の医院等ではありません。
 患者等への対応として、総合案内窓口や宿泊療養施設は継続しますが、「検査キット配付・陽性者登録センター」や自宅療養支援は終了します。
 外来については、現在対応している特定の医療機関に加えて、内科や小児科、耳鼻科で、かかりつけであるか否かにかかわらず診療できるよう、対応する医療機関数を増やしてまいります。
 また、全ての外来対応医療機関名を公表するとともに、総合案内窓口での24時間受付を継続します。県民の皆さまが、発熱した場合や陽性判明後に体調が急変した場合に、受診できる医療機関を探しやすい環境を整備します。
 入院については、これまで、県が定めた23病院の確保病床を中心に受け入れてきましたが、5月8日から全64病院でこの冬の最大入院患者数と同等程度の550人を受け入れる体制にします。
 次に、発熱等の症状がある方の受診等の流れですが、宿泊療養施設や総合案内窓口を継続しながら、幅広い医療機関で対応する体制をつくってまいります。
 なお、症状の重い患者向けに130床を確保します。
 また、重症化リスクの低い方などについては、あらかじめ検査キットを購入しておき、症状が出たときには、自己検査することや、症状が重くなく、可能な方は自宅や施設内で療養するといった対応も引き続きお願いします。
 新型コロナワクチンについては、5月8日以降も無料で接種を受けられる点は変わりません。
 ただし、2回以上の接種を終えた人で、高齢者や基礎疾患のある方などの接種時期は、5月から8月の春夏と9月以降の秋冬の2回に設定されています。それ以外の方は、秋冬の1回の接種となります。
 全数把握から定点把握への変更に伴い、毎日の患者発生情報の公表は、季節性インフルエンザと同様、週1回に変更になります。
 毎週月曜日から日曜日までの1週間の患者情報を、翌週の木曜日に公表します。変更後1回目は、5月8日から14日までの分を18日に公表します。
 5月8日からコロナ患者が外出を控えるかどうかは、個人の判断になり、保健所による濃厚接触者の特定はなくなります。
 国では、外出を控える推奨期間を、症状が現れた日から5日間として、10日間は重症化リスクのある方への接触を控えるなどの配慮を呼び掛けています。すなわち、まずは5日間は外出を控えていただくとともに、重症化リスクのある高齢者や基礎疾患のある方には、10日間程度は接触をしないようにという趣旨です。
 また、これまで県が呼び掛けてきた基本的な感染対策は、一律に求めることはなくなり、個人判断になります。ただし、ウイルスがなくなったわけではなく、引き続き対策は有効ですので、場面や状況に応じて適切な対応をお願いします。
 症状が出たときには、自己検査する方針も継続しますので、あらかじめ検査キットや解熱鎮痛薬などを購入しておくとともに、発熱時の連絡先を確認しておいてください。
 事業者に関する取組については、これまで国の要請に基づき事業者が作成していた業種別ガイドラインは、廃止となります。
 今後は、感染対策上の必要性や経済性などを考慮し、事業者の判断により、感染対策の実施や自主的な取組を行っていただくことになります。
 イベント等の開催についても、参加人数などの開催制限は廃止されます。
 また、学校における出席停止期間については、これまでの7日から、5日に短縮されます。
 最後に、これからゴールデンウィークになります。今、状況は小康状態ですが、ウイルスが全くなくなったわけではなく、感染者数に若干の増加傾向も見られます。引き続き、基本的な対策、すなわち高齢者施設や病院等に出入りするときや人が密集する場合には、マスクを着用するといった対応を、今までどおり行っていただくようお願いします。これまでのように神経質になる必要はありませんが、状況によっては十分に注意をお願いします。

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令和5年4月5日 知事メッセージ(5類感染症への位置づけ変更について)

 県内の感染状況は、第8波が収束に向かっている状況です。
 しかしながら、年度替わりの時期であり転勤や歓迎会等で人流が拡大しているため、最近は若干増えつつあります。
 県民の皆さまには、引き続き、体調の変化を感じたときなどには、自宅での適切な療養や、薬・食料等の買い置き、ワクチンの接種などにご協力いただきたいと思います。
 5月8日以降、感染症法の位置づけが5類感染症へ移行することに伴い、幅広い医療機関での診療や入院患者の受入れへと医療提供体制が見直される方針が示されています。
 具体的には、現在、新型コロナウイルスの患者を診療している医療機関に引き続き対応していただくとともに、新たな医療機関を増やしながら、通常医療への移行を目指していくことになります。
 今後、再び感染が拡大することも考えられることから、発熱等の症状がある場合など、新型コロナウイルスの感染が疑われる方が円滑に受診でき、必要な方がしっかり入院できるよう、対応する医療機関の維持・拡大に向けて、医療機関を始め関係者の皆さまにはご協力をいただきたいと思います。
 今月末には、私から5月8日以降の対応などについて詳細を説明する予定です。また、様々な広報媒体で県民にお知らせします。
 これまでのような厳しい状況ではありませんが、ウイルスはなくなっていないため、今後も最低限の感染防止対策は必要となりますので、ご協力をお願いします。

令和4年12月7日 知事メッセージ(医療のひっ迫を回避するためのお願いについて)

 医療のひっ迫状況については、今、いろいろな病院で状況が悪化しているため、県民の皆さまにお願いがあります。
 新型コロナウイルス感染症については、10月中旬以降、感染者が増加し、1,000人を超える日も多く、昨日6日には過去最多を更新するなど、この夏以上に感染が拡大しております。
 それに伴い、医療機関での受診が大変多くなっていることに加え、入院が必要な方も増加しております。6日現在の確保病床に対する病床使用率は57.6%ですが、医療従事者の欠勤等も生じているため、入院病床がひっ迫状況にあり、外来診療もある程度圧迫されている状況です。
 特に、クラスターが多く発生している高齢者施設の入所者などの入院調整が、困難な状況になってきています。
 今後も拡大傾向が続いた場合には、医療体制全体にひっ迫状況が波及するおそれがあります。
 そこで、県民の皆さまへ、重症者や重症化のリスクを抱えた方に必要な医療が適切に提供されるよう、医療体制のひっ迫回避に向けて、三つのお願いを強くさせていただきます。
 まず、一つ目として、感染に備えて事前に、抗原検査キット、解熱剤等の薬の準備や相談先の確認をお願いします。
 二つ目として、医療機関での検査・受診の集中を防ぐため、重症化リスクの低い方は自己検査をしていただくようお願いします。
 三つ目として、医療機関への負荷を軽減するため、体調が悪化し、医療機関の受診を希望する場合は、必ず医療機関に事前に電話し、できるだけ平日の日中に受診していただきたいと思います。
 以上、3点について、よろしくお願いします。
 感染に備えて事前に準備するものについて、医療機関を受診することなく検査できるよう、抗原検査キットの購入をお願いします。
 また、症状が出た場合に備え、解熱剤や体温計のほか、自宅療養のため食料、生活必需品などをあらかじめ準備しておいてくださるようお願いします。
 次に、感染した場合の相談窓口についてですが、体調悪化時に受診できる医療機関などを、あらかじめ確認しておいてください。
 24時間受け付けの総合案内窓口がありますが、感染者が増加すると電話が混み合うことが予想されます。
 そうした場合は、知りたい項目などを選んで必要な情報がスムーズに得られるLINE(ライン)相談や自動音声案内サービスも、活用くださるようお願いします。
 次に、重症化リスクの低い方は、慌てて受診せず、まずは市販の検査キット等でご自身で検査をしていただくようお願いします。
 検査で陽性反応が出ましたら、検査結果を専用ウェブサイトで報告していただきますと、医師による診断結果がメールで届きます。それにより陽性と判定された場合は、自宅での療養をお願いします。
 本当に具合の悪い方を病院で診察できるよう、ご協力いただきたいと思います。
 次に、体調悪化等による受診についてです。
 受診の際のお願いですが、必ず事前に連絡してから、受診するようにしてください。
 夜間や休日は限られた医療体制のため、できるだけ平日の日中に受診していただくようお願いします。
 また、事業者の方などにお願いです。発熱等の症状があって休みをとった従業員や児童生徒に対して、「陽性又は陰性であること」や「治癒したこと」について、医療機関の検査や証明を求めないようご協力をお願いします。
 次に、ワクチン接種についてです。重症化予防のため、早めの接種をお願いします。
 新型コロナは、これまで年末年始に流行しています。重症化リスクの高い方をはじめ、若い世代の方や1、2回目接種を終えられていない方は、ワクチンの種類にかかわらず、早めに接種していただくようお願いします。
 最後に、基本的な感染対策の徹底です。マスクの着用や手洗いなどに加えて普段から体調確認をしていただき、体調に変化があるときは、人混みや会食などを控えていただきますようお願いします。
 また、重要な対策は、やはり換気です。寒い時期ではありますが、ご家庭や職場などで定期的に十分な換気を心掛けていただくようお願いします。
 本日の説明に関する内容は、「新型コロナウイルス感染症 保健医療情報ポータルサイト」に掲載しております。また、今説明した資料は「美の国あきたネット」に掲載しますので、ご活用くださるようお願いいたします。
 最後に、医療の現場は相当苦しい状況です。40%以上空きがあるといっても、病院によっては医療関係者のクラスターが発生し、治療に当たる医師や看護師が少なくなっているところがあります。
 また、夏の東京のような状況ではありませんが、本県においても、救急搬送にある程度苦労しているという状況にあります。
 これから人流が増加し、会合・会食も多くなりますが、基本的な対策、自分の体調に、十分注意していただくようお願いします。

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令和4年11月18日 知事メッセージ(季節性インフルエンザとの同時流行への対応について)

 今月に入り、新規感染者数は全国的に相当増加傾向にあり、本県でも、1,000人を超える状況が続くなど、今年の夏を上回る感染拡大のみならず、インフルエンザとの同時流行も懸念されています。

 冬を迎え、換気しづらい時期ではありますが、可能な限り換気をしていただくことや、手洗いなどの基本的な感染防止対策が重要になってきます。
 新型コロナ感染や、インフルエンザとの同時流行が著しく拡大すると、発熱外来が患者に対応しきれなくなったり、新型コロナの重症者や重症化のリスクを抱えた方への医療が滞ったりするだけでなく、医療従事者の間で感染が広がることによって、医療体制全体としてもひっ迫することになります。
 県内では、現在の病床使用率は40%台ですが、病院でクラスターが発生すれば、スタッフが不足し、十分に病床を使用できなくなることも想定されますので、県民の皆さまには次のことをお願いします。
 ワクチン接種については、発症や重症化を防ぐ効果が期待されています。そのため、重症化リスクの高い方をはじめ、若い世代の方や1、2回目接種を終えられていない方は、ワクチンの種類にかかわらず早めの接種をお願いします。
 あわせて、インフルエンザワクチンの接種も積極的に検討いただきたいと思います。
 次に、相談・受診・療養に必要な行動については、そのフロー図を23日の新聞広報や県ホームページでお示ししますので、ご確認をお願いします。
 相談を受けている県の総合案内窓口が対応しきれなくなることが懸念されますが、「新型コロナウイルス感染症保健医療情報ポータルサイト」や、LINEの「秋田県新型コロナ対策パーソナルサポート」でも、受診や療養についての情報を確認できますので、ぜひご利用いただきたいと思います。
 特にお願いしたいこととして、重症者などに医療を適切に提供できるよう、県民の皆さまには、重症化リスク等に応じた受診・治療・療養をしていただくようご協力をお願いします。
 また、発熱等の体調不良時に備えて、新型コロナの検査キットや市販の解熱鎮痛薬などを、ご家庭で前もって買い置きいただきたいと思います。1週間程度の水や日持ちする食料・日用品等の生活物資の買い置きも、自宅療養のため外出できない場合の備えとなります。
 年末を迎え、会食の機会も多くなりますので、基本的な感染対策をしっかりとっていただくようお願いします。特に、不特定多数が集まるような場合は、十分にご注意ください。
 今、本県で特に問題となっているのは、高齢者施設での感染拡大です。入所者が高齢であるほか、基礎疾患を持つ方が多くいるため、施設内で感染が広がると、重症化する方が多くなり、医療体制のひっ迫につながるおそれがあります。
 そのため、高齢者施設においては、職員に対する集中的検査の実施や、面会の際も含めた施設内における感染防止対策、関係機関と連携した対応の強化をお願いします。
 面会で訪問する方は、施設の要請にぜひご協力いただくとともに、可能な場合は面会前に検査で陰性を確認していただければと思います。
 最近の感染状況を見ると、児童・生徒の感染が増加していることに加え、教育・保育施設でのクラスターも発生していることから、学校現場等において感染が拡大しないよう、基本的な感染対策を徹底するようお願いします。
 事業所では、営業などのために従業員が全国各地に行き来している企業などでクラスターの発生が見られますので、出張時の検査などをお願いしたいと思います。
 また、感染拡大により多くの従業員が欠勤し、業務に支障を来す可能性もありますので、事前に業務継続計画をご確認ください。
 従業員や児童生徒が発熱等の症状があって休んだ際に、新型コロナやインフルエンザの「陽性又は陰性であること」「治癒したこと」について、事業者等が医療機関の検査や証明を求めることがありますが、これは、医療機関にとって非常に負担となりますので、ご遠慮くださるようお願いします。
 改めて最後に、医療のひっ迫を避け、重症者など必要な方へ適切な医療が提供されるよう、県民の皆さまにはご協力をお願いします。 

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令和4年9月2日 知事メッセージ(9月2日知事記者会見の冒頭発言)

 新型コロナウイルス感染症に係る診療等のお願いです。
 新型コロナウイルスが感染拡大する中で、医療提供体制がひっ迫しています。診療や自宅療養について、改めて県民の皆さまへお願いを申し上げます。
 最初に、新型コロナウイルス感染症対策に従事する方々への応援についてです。
 新規感染者の増加に伴い、医療機関を受診する方が急増しています。各医療機関は新型コロナウイルス感染症以外の診療も行うため、多くの患者の診療に当たっています。また、相談機関への問い合わせも大変多くなっています。
 そのような中で、医療従事者や新型コロナウイルス感染症対策に従事する方々は、高い使命感を持って日々業務に真摯に取り組んでいただいています。回線数を増やすなど改善を図っていますが、電話がつながらないような状況など、ご要望に満足に応えられない場合もあると思いますが、大切な人の健康を守る従事者の方々へ対して、温かい気持ちで接していただきますようお願いします。
 次に、自宅で安心して療養するために、発熱等の症状が出た場合の備えとして、あらかじめ常備薬を準備しておくほか、食料品等の備蓄も一定程度しておくようお願いします。
 特に症状が軽い場合など、急を要する症状でない方や、65歳未満で基礎疾患がない方は、あわてて受診せず、常備薬を内服するなどして、限られた医療従事者で対応している休日や夜間を避け、平日の日中にかかりつけ医等の医療機関に連絡していただきたいと思います。
 自宅療養中は、「My HER-SYS(※新型コロナウイルス感染症の入力システム)」への入力や、毎日決まった時間の自動音声による電話への回答のほか、「秋田県健康フォローアップセンター」による電話対応により、健康観察を行っています。詳しくは、自宅療養することになった際に配付します「自宅療養のしおり」を、ご覧いただきたいと思います。
 また、国においては全数把握を見直す方針を示していますが、県においても新型コロナウイルス感染症対策の強化を図るため、自宅療養のための休日・夜間の対応として、新たに、医療相談や電話診療、症状が悪化した場合に、受診可能な医療機関を紹介するなどの体制を整えてまいります。
なお、これまで実施してきた自宅療養者給付金事業は、9月15日までに新型コロナウイルス感染症と診断され、かつ保健所から自宅療養と指示された方の分をもって、終了することといたします。
 ただ今申し上げたことは、9月6日掲載の新聞広告にも詳細を掲載する予定ですので、ご覧ください。 

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令和4年8月11日 知事メッセージ(感染拡大に伴う注意喚起について)

 新型コロナにかかる医療提供体制は、7月中旬からの感染者急増により、ひっ迫しつつあります。
 県民の皆さまにおいては、医療提供体制のひっ迫を回避するため、これから述べる点に注意してくださるようお願いします。
 まず、医療機関の負担を軽減し、陽性者を円滑に健康観察へつなげるため、発熱等の症状のある方(小学生未満の方、65歳以上の方、基礎疾患のある方、妊婦の方、既に医療機関や保健所で陽性の診断を受けている方は除きます。)のうち、若年者など重症化リスクが低い方や軽症の方は、本日から運用を開始した「秋田県検査キット配付・陽性者登録センター」の活用をお願いします。
 また、症状の重い方や重症化リスクが懸念される方が必要な診療を受けられるよう、救急医療機関や救急車の適正な利用をお願いします。
 これからお盆を迎えますが、帰省等で本県に来てから感染が確認される例が多く見られるので、出発地で事前検査を受けるようお願いします。
 お盆休みなどに普段接していない人たちとの同級会・同窓会を開催する方も多いと思いますが、大人数で集まる場合は、特に注意を徹底し、念のため、事前検査の上で開催するなどの対策をお願いします。
 高齢者施設等においては、入居者への面会を制限するなどの対応をいただいているところですが、これに加え、従事する職員について、その家族を含めた感染対策の徹底をお願いします。家族から職員に感染し、さらに入居者に感染する例が多くなっておりますので、注意してください。
 感染は、空気感染が大半ですので、あらゆる状況下において、全面換気を徹底してください。ショートステイや小規模保育所など、狭い場所で同じ方が一緒に過ごされる場合は、部屋ごとに窓やドアを開け、十分な換気を行ってください。
 ワクチンは重症化を防ぎ、医療体制を守ることにつながるので、3、4回目のワクチン接種券をお持ちの方には、早めの接種をおすすめします。
 若い人を中心に、微熱や喉の痛みがあっても普段どおり出勤し、これが感染拡大につながる例が多い、という調査結果があります。体調変化を感じとった際は、休んで検査を受けるようにしてください。ご自身が軽症でも、家族や同僚、周囲の人に感染し、重症化することもあるので、注意してください。

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令和4年8月8日 知事メッセージ(8月8日知事記者会見の冒頭発言)

 新型コロナウイルス感染症については、本県でも、ほぼ毎日、千人前後の感染者が発生しており、誰もが、いつ感染してもおかしくない状況です。また、8月7日現在の病床使用率は50.8%となりました。
 本日は、この状況を受け、県民の皆さまへ今お願いしたいことなどを、資料で説明させていただきます。
 まず、感染していないか不安がある場合についてです。
 発熱等の症状がある場合は、必ず、医療機関に事前に電話連絡してから受診するようにお願いします。
 コロナの診療を行っている医療機関は、「美の国あきたネット」に掲載しております。
 相談先が分からない場合は、「あきた新型コロナ受診相談センター」にご相談ください。
 症状がない方は、県内104カ所の薬局等で無料検査を実施しておりますので、そちらをご利用くださるようお願いします。
 次に、発熱等の症状がある方のうち、軽症の方の検査体制についてです。
 感染者の急増により、現在、診療・検査医療機関への受診が大変多くなっております。
 こうした中、診療・検査医療機関への検査・受診の集中を緩和するため、県では、新たに、症状がある方で重症化リスクが低い方等に対し、抗原検査キットを配付することにいたしました。
 ウェブフォームからお申し込みいただき、キットの配付を受け、ご自身で検査していただきます。
 検査結果をウェブフォームでご報告いただきますと、医師が判定し、結果をメールでお知らせいたします。
 8月11日から、申し込みの受け付けを開始しますので、希望する方はご活用くださるようお願いします。
 お盆期間中の診療体制について、通常、お盆期間中はほとんどの医療機関が休診となりますが、現在、なるべく多くの医療機関に診療を行ってもらえるよう、県医師会等と調整をしております。
 調整でき次第、「美の国あきたネット」等で公表いたします。
 次に、必要な方に医療が提供される体制の維持に向けて、医療のひっ迫を避けるため、事前の備えや適正な受診についてもお願いいたします。
 万が一の場合に備えて、あらかじめ、市販の解熱剤等を常備していただくほか、食料品についても一定の備蓄をお願いします。
 症状が軽い場合は、慌てて受診せず、平日の日中に医療機関に相談してください。
 救急外来や救急車は、真に必要な場合のみ、利用するようにお願いします。
 休日や夜間にお子さんの症状で心配になった場合は、日本小児科学会が開設しているウェブサイト「こどもの救急」や「こども救急電話相談室」の利用を、ご検討ください。
 また、療養期間終了時等に、陰性証明を求める検査のためだけの受診は控えてください。窓口の混雑の原因となりますので、御協力をお願いします。
 家庭内での感染防止について、家族が感染した場合や感染が疑われる症状がある場合には、感染が拡がらないように注意が必要です。
 家庭内感染を防ぐ「気をつけるポイント!」として、8項目記載しておりますので、こちらをしっかりと実践してくださるようお願いします。
 次に、療養場所について、県では、感染者の症状や基礎疾患の有無等により、療養場所を決定しております。
 また、コロナの病状が落ち着いた後も、入院での治療を必要とする場合には、コロナ病床以外への転院をお願いしております。
 現在、305床の新型コロナ病床を用意しておりますが、症状が落ち着いても、元気になるまでそこで療養したいという希望が多くなっております。
 ただ、リハビリまでは相当な日数がかかるため、そこでの療養が続きますと、その分、他の患者さんが入院できなくなります。
 医師から一般病床への転院が可能と判断された場合は、後方支援病院への転院や他の一般病床に移る場合があることについて、ご理解ください。
 新型コロナの病床を有効に活用するため、こうした県の方針へのご理解とご協力をお願いします。
 自宅療養中においては、検温のほか、ご自身や同居のご家族等による健康観察をお願いします。
 顔色が明らかに悪い、あるいは、パルスオキシメーターの値が低下しているなど、緊急性の高い症状が見られる場合は、速やかに管轄の保健所に連絡してください。
 感染者の療養期間及び濃厚接触者の待機期間については、資料のとおりです。
 定められた期間が経過した場合は、療養・待機は終了することになり、保健所からの連絡はありません。
 また、その際、検査をして陰性を確認する必要はありません。
 以上のほか、基本的な感染防止対策の徹底、換気、ワクチン接種につきましても、改めてお願いいたします。
 冷房を多用する時期でありますが、外部との換気をしっかり行っていただくことで、空気感染のリスクは相当減りますので、特に換気にご注意ください。
 本日の説明に使用した資料は、「美の国あきたネット」に掲載しております。明日の新聞広報にも主要な点を掲載しますので、ご覧いただきたいと思います。
 医療がひっ迫してきておりますので、みんなで助け合いながら、特に、重症者や重症化リスクの高い方に医療の重点化を図るということで、ご協力をお願いいたします。

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令和4年7月22日 知事メッセージ(感染警戒レベルの引き上げについて)

 これまで、新型コロナウイルス感染症に係る医療提供体制は、新型コロナ以外の一般診療に支障を来さないよう確保してきましたが、ここ数日のような感染者数の増加が一定期間続くと、医療機関の負担が増大し、新型コロナのみならず、その他の疾患も含め、診療体制に支障を来すおそれがあると考えています。
 そのため、県の感染警戒レベルを引き上げ、本日より「レベル2」とします。
 ここ数日、これまでにない規模の感染者が確認されており、またコロナ禍が長期化している中で、より多くの医療機関からご協力いただき、通常医療に近い形で新型コロナ診療を支えていく体制について、県医師会から提言を受けていたところでもあり、関係機関と協議を進めているところであります。
 県民の皆さまにおいては、まずは今の新型コロナに係る医療提供体制ができるだけひっ迫しないよう、特に次のことをお願いします。
 まず、感染者数を少なくするために特に重要なのは、クラスターの発生防止です。
 高齢者施設や事務所、工場、学校、保育所など、朝から夕方、夜まで、同じ人が同じ空間に長くいるような場所で、クラスターが多く発生しており、こうしたクラスターの発生が全体の感染者数を押し上げています。
 また、国も認めているように、オミクロン株の一種「BA.5」では、エアロゾル感染、いわゆる空気感染があるようです。全国的に、一つの工場で大半の従業員が感染したという事例や、学校ではあまり近づいていない人どうしでも感染したという事例がありますので、この空気感染をいかに防ぐかが重要です。
 同じ人が同じ空間に長くいるような場所では、十分に換気をお願いします。夏は冬に比べて屋外の空気が屋内に入りづらいため、こまめに窓を大きく開け、一定の時間換気をするようにお願いします。これが一番効果があります。
 事業所においては、時差出勤や在宅勤務等による接触機会の低減、従業員の体調確認、体調不良者の休暇取得等の取り組みを進めていただきたいと思います。
 基礎疾患のある方は重症化するおそれがあるので、特に注意をお願いします。
 感染拡大防止と適切な受診に結び付けるため、発熱等の症状のある方は、受診する前に必ず医療機関に連絡していただき、また、無症状で感染不安のある方は、無料PCR等検査の活用をお願いします。
 ワクチンは重症化を防ぎ、医療体制を守ることにつながりますので、若年層の3回目接種がお済みでない方の接種と、高齢者や基礎疾患を有する方の4回目接種に、ぜひご理解をいただきたいと思います。
 人流についての制限には至っていませんが、夏休みやお盆を迎えるに当たって、県外との往来の際は、出発地での事前検査をお願いします。
 駅や空港で検査を行っているところもありますので、なるべくそういったところを活用し、移動の際はご自身の感染の有無を確認していただきたいと思います。帰省される予定のご家族にも、このことをお伝えいただければ幸いです。
 また、明日の新聞広報で感染防止対策について掲載しますので、そちらもご覧いただきたいと思います。

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令和4年7月11日 知事メッセージ(感染状況を踏まえた今後の対応等について)

 新型コロナウイルスの新規感染者数が、全国的に増加傾向にあることから、現時点の状況を基に、今後の対応等について、県民の皆さまへお知らせします。
 全国で感染者が急増した要因としては、感染力が強いとされるBA.5への置き換わりが進みつつあることが考えられます。本県においては、BA.5の検出は今のところ1件ですが、いずれ、本県でもBA.5への置き換わりが次第に進んでいくと考えられます。
 現時点では、BA.5は既存のオミクロン株と比べて重症度の上昇は見られないとされていますが、医療のひっ迫を避けるためには、重症化リスクの高い高齢者のクラスターの発生防止が重要であることから、特に高齢者施設においては、職員やお見舞いの方々の出入りなど、引き続き注意をお願いします。
 他県では、一つの事業所で350人を超える感染が確認されるという事例がありました。大変暑い時期ではありますが、冷房のために窓を閉め切っておりますと、大勢の方に感染するリスクが高くなります。同じ空間で、多くの方が長い間仕事するような場所においては、十分な換気をお願いします。
 また、社員食堂などでも感染するリスクがありますので、省エネとは矛盾してしまいますが、換気を十分にしながら、冷房をうまく使っていただきたいと思います。
 イベント、お祭りなどがこれから多くなりますので、様々な面で感染防止策等についてご協力をお願いします。疑問や相談等があれば、県の担当まで遠慮なく、お問い合わせいただきたいと思います。
 熱中症のリスクも高くなっていますので、自分の体調にも十分注意してください。少しでも異常があった場合は、人との接触を避けていただいた上で、医療機関に相談したり、診察を受けていただきたいと思います。
 ワクチンについては、まだ受けられていない方は、重症化予防等の観点から、引き続き接種にご協力いただきたいと思います。
 今年の夏は、竿燈まつりや大曲の花火などの伝統行事やイベントが開催されます。
 主催者においても、観客席を減らすなど工夫していますが、県民の皆さまにも、会場では大声を出さない、密にならないなどの基本的な対策を十分にとっていただきたいと思います。
 マスク着用については、新聞等でもお知らせしているとおり、屋外における通勤・通学やスポーツなど様々な場面でマスクの着用は必要ありませんが、多くの人が集まって会話をする場合や近距離で会話をする場合は、マスクを着用していただきたいと思います。
 家庭においても、感染防止の観点から、冷房中も適切に換気を行うなど、長時間密閉する状況は避けるようお願いします。
 現在、本県の感染者数は全国で最も少なく、特段行動制限をする状況にはありませんが、首都圏等との往来が多くなる時期ですので、引き続き十分に注意していただきたいと思います。

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令和4年6月10日 知事メッセージ(感染レベルの引き下げについて)

 病床使用率や重症者数、療養者数等の推移を見て、総合的に判断した結果、本日付けで、感染警戒レベルを「2」から「1」に引き下げることとしました。
 日によって多少のばらつきはありますが、新規感染者は減少傾向で、ほとんどが無症状や軽症であり、医療機関等の協力の下、適切に対応できている状況です。
 基本的な感染防止対策の徹底については、引き続き、外出先でも家庭内でも、よろしくお願いします。
 マスクの着用について、これから気温・湿度が高くなるため、県民の皆さまには、熱中症リスクを回避する上でも、状況によってはマスクを着用する必要がないことを、共通の認識にしていただきたいと思います。
 特に屋外での散歩や徒歩通勤など、密集していない場合は、マスクは外していただいて構いません。
 ただし、屋外であっても、密集している場合や会話が一定程度ある場合は、マスクを着用していただきたいと思います。
 厚生労働省の資料では、2メートル以上離れている場合は、屋外ではマスクを外しても差し支えないとされています。屋内であっても、例えば美術館のように、人が密集せず、声を出さずに静かに鑑賞する場合などは、マスクは必要ないとされています。
 このように、少しずつマスクから解放されるような状況になっていますので、皆さまにもご認識いただきたいと思います。
 マスクを付けたり外したりすることで、マスクが汚れてしまうことも想定されますので、マスクの清潔さについても注意してください。
 ワクチンについては、医療関係者や県民の皆さまのご協力により、3回目接種率が全国トップクラスとなっていることに感謝を申し上げます。
 若い方の接種については、全国的に見れば高い方ではありますが、あまり進んでおりませんので、特に若い世代の皆さんには、引き続きご理解とご協力をお願いします。
 「あきた春割キャンペーン」は6月末まで利用期間を延長しており、引き続きご利用いただきたいと思います。プレミアム飲食券は、まずまずの売れ行きですが、まだ枠がたくさんありますので、こちらも大いに利用し、楽しんでいただきたいと思います。
 飲食による感染は少ない状況ですが、これまで申し上げてきたとおり、飲食の際は、席の間隔や換気に十分注意しながら行っていただきたいと思います。特に大声を出して騒ぐことは、厳に慎んでいただきたいと思います。
 これから、祭りや観光・スポーツイベントなど、様々な行事が多くなります。人が密集する場合には、マスクの着用や大声を出さないなど、主催者に十分注意していただいた上で、県民の皆さまにも大いに楽しんでいただくようお願いします。
 引き続き、感染拡大に警戒しながら、社会経済活動を前に進めていきたいと思いますので、皆さまのご協力をお願いします。

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令和4年4月26日 知事メッセージ(新型コロナウイルス感染症の感染状況について)

 本日、新型コロナウイルス感染症対策本部において、感染警戒レベルの見直しを決定しました。
まず、県内の新規陽性者の発生状況ですが、保育所や学校のクラスター発生が多い傾向にあり、その親世代への家庭内感染も見受けられます。若干減少傾向ではありますが、高止まりという状況です。
病床使用率はおおむね20%台で推移しており、必要な医療は提供されているものの、今後、人流の拡大やBA.2への置き換わりによる感染再拡大を警戒する必要があります。
 感染警戒レベルの見直しについて、オミクロン株の特性も踏まえ、県独自の感染警戒レベルを、医療提供体制の確保を重視した政府のレベルを利用したものに改め、見直し後のレベルを「2」として運用を開始しました。
 無料PCR等検査の実施、県民割の隣県への拡大、クルーズ船受け入れ等は、このレベルを基準に判断されていることや、東北各県や全国的にも、国のレベルを準用しているところが多いことから、このように改めました。
 今後、県では、病床使用率等を指標としてモニタリングを続け、その時々のクラスターの発生傾向や、人流が多くなる時節等を捉え、随時注意喚起を行ってまいります。
 その上で、医療提供体制に影響する可能性がある場合には、期間や地域を絞った感染拡大注意報や警報などの形で、情報を発信することもあり得ます。
 例えば、レベル3は病床使用率50%超を目安としていますが、50%に至っていなくても、そう遠くない時期にこれに到達するような兆候があれば、先行してレベルを上げることもあり得ます。
国においても、ゴールデンウィークは人流制限は行わないということですが、本県でも、オミクロン株のような重症化リスクが低いものについては、レベル2以下の場合における社会経済活動への制約は、基本的な感染防止対策の徹底など、必要最小限にしたいと考えています。
 なお、今後、新たな変異株が発生し、現在のレベルが適合しない場合には、国の動向を踏まえながら、レベルの運用を適宜適切に行ってまいります。
 ワクチンの3回目接種の県内における接種率は、4月22日時点で52.4%となっており、全国を上回って進捗しています。若年層の方についても、2回目の接種から6カ月が経過する方が多くなってきていることから、十分にスピードアップしていきたいと考えておりますので、積極的に接種していただくよう改めてお願いします。
 小児への接種については、全市町村で実施されており、保護者の方々には接種の検討に当たり、効果や安全性に関する情報をご確認いただくとともに、必要に応じて専門の相談対応を行うコールセンターをご利用いただきたいと思います。
なお、現在の小児の接種率は、全国平均を上回っております。
 無症状者への感染拡大時の無料検査については、5月末まで延長します。
また、大型連休を迎えるに当たり、4月28日から5月8日までの期間、JR秋田駅隣接の秋田拠点センターアルヴェ1階の「きらめき広場」に臨時の無料検査所を開設することとしました。
 なお、秋田空港においては、3月に開設しており、引き続き無料検査を行ってまいります。
 ゴールデンウィーク中の人流増加により、さらなる感染拡大につながらないよう、県民の皆さまには、引き続き、感染の不安を感じた場合は、直ちに無料検査を受けていただくようお願いします。
 今週末からゴールデンウィークを迎え、行楽地やイベント等へ多くの人出が見込まれます。また、学校においても、部活動やスポーツ大会が活発になります。
 県民の皆さまには、引き続き基本的な感染対策をとっていただくとともに、観光、飲食等に出掛ける際は、そういう場では気分も高揚して、つい対策がおろそかになってしまうことを心に留めて楽しんでいただきたいと思います。
 保育所、学校、事業所等では、エアロゾル感染を防ぐため、窓を全開にして空気を入れ換えるなど、換気を繰り返し十分に行っていただくようにお願いします。
 県では、あきた春割キャンペーンをゴールデンウィークを除く5月末まで延長し、また、秋田県プレミアム飲食券も発売しているところであり、県内経済活性化のため、大いにご利用いただきたいと思います。
 最近、公民館など、飲食店でないところでの仲間同士の会食によるクラスターが多く発生しています。飲食店とは異なり、検温、消毒といった感染対策が不十分になりがちですので、そういった集会施設での飲食は、十分注意していただきたいと思います。

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令和4年4月5日 知事メッセージ(新型コロナウイルス感染症の感染状況について)

 第6波といわれる新型コロナウイルスの感染者は一時漸減傾向にありましたが、入学や転勤、年度末・年度初めにおける社会経済活動の活発化、雪融けとともに花見など観光シーズンに入ったことなどにより、全国的にも再拡大の兆しが見え始めています。
 本県においても、本日の発表は380人台と過去最多となります。
 通常、検査結果の発表は翌日になり、今日の発表は昨日の検査のもので、その前の土日は医療機関も休みのところが多く、検査数も少なく出るため、その積み残し検査分が重なることから、火曜日の感染者数は、通常多くなる傾向があります。
 しかし、先週末から昨日までの3日間の一日平均でも、250人台と多くなっております。
 コロナ発生から3年目となり、社会経済活動を長く制約することにも限界があり、世界各国もそうであるように、人々の間にコロナとの共生、いわゆるウィズコロナという意識が強くなっているように感じられますが、コロナウイルスが存在する限りにおいては、相応の注意が必要であります。
 特に今般のオミクロン株は感染力が強いということで、その多くは特定の箇所におけるクラスターとその家族の感染という傾向があります。
 その内容は、全面閉鎖が難しい保育園、そして学校、福祉施設であります。
 また、最近は転勤に伴う事業所クラスター、家庭内での会食に伴うクラスターも増加傾向にあります。
 保育園、学校が多数を占めるのは全国的な傾向ですが、特に乳幼児や低学年児童は、マスクを着用することや個々人の接触を妨げることが現実的に難しい状況にあります。
 国のガイドラインに沿った対策を講じてはおりますが、特に乳幼児や低学年児童を持つ保護者、保育士、教師の方は、一層感染リスクを避ける行動をとるようお願いします。
 加えて、これらのお子さんをお持ちの保護者の方の家庭内感染は一部防ぎきれない面もありますが、換気、消毒、家庭内のマスク着用、離れての食事など可能な限りの対応をお願いします。
 なお、一部、部活動におけるクラスターが発生していますが、改めて学校には十分な注意喚起を行うよう教育庁に指示したところであります。
 社会福祉施設においては、3回目ワクチン接種が進み、新たなクラスターの発生は次第に減少傾向にあります。
 また、企業・団体等の事業所における転勤者で感染に不安を感じる方は、あらかじめ検査を行った上で勤務についていただくとともに、歓送迎会などにおいては、静かに会食を楽しむような配慮をお願いします。
 家庭内における近親者の会食も、帰省した方など日常会っていない方で感染に不安を感じる場合は、あらかじめ検査をしてから参加をするなど、配慮をお願いします。
 さらに、今後、町内会の総会や花見会が多くなりますが、屋外であっても大人数でマスクを外したままで大きな声を出しながらの会食は避けていただき、静かに話しながら飲食できる少人数ごとに、ブロック化した形での集まりなどの工夫をお願いします。
 現時点で、宿泊施設、飲食店とも事業者側における感染拡大の傾向は見られないことから、ブロック内旅行の春割、県内飲食クーポンの発行は予定どおり行います。
 国立感染症研究所においては、先月末に、感染経路として、つばなどを飛ばしたときの飛沫感染、ウイルスの付着した物に触った接触感染に加え、私どもが前から可能性があり、しっかりと知見を出すべきと言っていた飛沫よりもさらに遠く空中に漂うエアロゾル感染も、感染源として認めたところであります。
 エアロゾル感染は、人と人の距離が相当離れていても、密閉した同一空間に長くいれば感染する可能性があり、また一定程度長く浮遊することから、感染者がその空間から去った後でも、新たにそこに入った人は感染リスクが生ずることから、厄介なものです。
 しかし、これも大声で多くの飛沫を発生させることにより起こるもので、感染防止対策の基本は、これまでと大きく変わるものではありません。
 そこで、特に守っていただきたいことを、改めて述べさせていただきます。
 転勤者との長時間の接触や一定人数で普段会っていない方との会食など、感染に不安を感じる場合は、3回目ワクチンの接種確認、もしくは無料検査を活用していただくなど、配慮をお願いします。
 特に大学生においては、全国から集まることから、新入生歓迎会などの機会は感染確率が極めて高くなるおそれがあるため、ルールを守った行動を強くお願いします。
 保育園や学校、事業所、飲食店、家庭等、あらゆる屋内において、暖かくなったので、窓を開けて外気との換気を頻繁に行うようお願いします。窓のない場合は換気扇を常時回すこと、これは特にエアロゾル感染対策に効果があり、換気が最大の感染防止対策と考えます。
 家庭内でも家族が大人数の集まりに出た後や出張した場合、来客があった場合なども、しばらくはお互いにマスクを着用しての応対をお願いします。
 飲食店においては、店側の注意を守り、コロナ禍にあることを忘れず、静かに飲食、マスクなどで口元を隠しての静かな会話に徹するようお願いします。
 一定グループでのカラオケボックス店の利用は別として、飲食店、町内会館など普段会っていない人が集まる場所でのカラオケは、最も感染リスクが高く、避けていただくようお願いします。
 油断せずに基本的な感染対策を行うことにより、相当程度感染リスクは低減するので、ウィズコロナとはいっても、当面は十分に注意し、少しでも体調に変化があった場合は、出勤、出校せず、検査・診察を受けるようお願いします。
 ワクチン接種も進んできましたが、若年層において低調な状況であることから、接種券が届いたら、ぜひ3回目の接種をお願いします。

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令和4年3月29日 知事メッセージ(濃厚接触者の特定等の対応について)

 県内では、連日200人台の新規感染者が確認されており、依然、高止まりの状態が続いています。
 今日は、土日に検査できなかった方が月曜日に集中したこともあり、新規感染者数が300人を超え、過去最多となりました。
 能代、横手保健所管内のように、早くに感染が拡大した地域は落ち着いてきていますが、中央や大仙保健所管内のように、当初それほど感染が拡大していなかった地域で拡大してきており、感染が収まるには一定程度時間がかかることが見込まれます。
 これまでと同様に、保育所におけるクラスターの発生が相次いでおり、子供たちの感染がその家族に広がっています。
 一方、高齢者施設でのクラスターは減少しており、ワクチンの追加接種の効果だと感じております。
 一人の感染者から何人に感染が広がるかを示す指標である、実効再生産数の数値は1前後で推移しており、感染の減少傾向を継続して示す状況とはなっておりません。
 こうした状況から、県の感染警戒レベルについて、当面「3」を維持することとしましたので、引き続き、感染防止に対するご協力をお願いします。
 感染者の高止まりが続く中、これから年度替わりの時期を迎え、人流が増す中で感染者の急激な減少は見込めず、同程度の感染状況が継続する可能性が高いことから、国の通知に基づき、本県でも感染者の濃厚接触者の特定等について、一部変更することとしました。
 保健所機能と社会経済活動を維持し、重症化リスクのある方に対策を重点化するための取扱いでありますので、ご理解いただきたいと思います。
 オミクロン株は非常に感染力が強く、マスクの正しい着用、手洗い、十分な換気など、基本的な感染防止対策を徹底することが、何よりも重要です。
 最近は気温も少しずつ上がってきており、窓開けによる換気もやりやすくなってきていますので、24時間換気システムのメンテナンスと併せ、職場内や家庭内でこまめな窓を開けての換気を実行してほしいと思います。
 ただし、花粉が飛ぶ季節ですので、窓を開けることで花粉が部屋に入ることが気になる場合は、窓は全開にせず、開ける幅を10センチメートル程度にし、レースのカーテンをすることで、花粉の流入を大きく減らすことができるとの国の知見があるので、参考にしていただきたいと思います。
 3回目接種の進捗状況が、感染者の減少に寄与していくものと考えられることから、モデルナとファイザーいずれでも、早く接種できるワクチンから接種していただくよう、改めてお願いします。
 県で設けている接種会場においては、予約枠は完全には埋まっていませんので、ぜひご利用いただきたいと思います。
 小児への接種については、市町村において準備が整い次第、3月5日から順次始まっているところであり、保護者の方々には接種の検討に当たり、効果や安全性に関する情報をご確認いただくとともに、専門の相談対応を行うコールセンターをご利用いただきたいと思います。
 検査キットの十分な供給量が確保されたところであり、年度替わりの時期の人流増加により、感染再拡大につながらないよう、県民の皆さまには、引き続き、感染の不安を感じた場合は、無料検査を受けていただくようお願いします。
 あきた春割キャンペーンの対象者については、青森県を除く東北各県と北海道の在住者に拡充し、令和4年4月1日より予約受付を開始します。
 観光関連事業者を支援するため、県民の皆さまには春割キャンペーンの積極的な利用をお願いしたいところですが、利用に際しては、引き続き、感染防止対策の徹底へのご協力も、併せてお願いします。
 また、歓送迎会などの会合についても、感染対策がとられた飲食店を利用し、短時間で静かに行っていただきたいと思います。最近は、飲食店ではなく、家庭内や施設内で大人数で会食し、クラスターが発生するという事例も多くなっております。飲食店以外での会食には十分気を付けていただきたいと思います。
 これから、年度末から年度初めにかけ、入学式や入社式など多くの人が集まる機会や、普段会わない方との接触の機会が増えます。これまでも、このような機会をきっかけに感染が拡大してきたことから、注意が必要です。
 現在、新規感染者は減少傾向とはなっておらず、この後も油断のないように、十分な感染防止対策をとりながら、様々な社会経済活動を両立していけるよう、よろしくお願いします。

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令和4年3月3日 知事メッセージ(感染警戒レベルの維持について)

 県内の新規感染者数は、2月上旬に若干の減少の兆しが見えたものの、3月に入り過去最多を記録するなど、依然、高止まりの状態となっています。
 特に、保育所や学校におけるクラスターの発生が相次いでおり、子供たちの感染が拡大し、さらに、その家族へと波及している状況です。
 加えて、高齢者施設におけるクラスターが増加しており、60代以上の感染者の割合が増加傾向にあります。
 こうした状況を踏まえ、県の感染警戒レベル「3」を、3月5日以降も当面維持することとします。
 県民の皆さまには、さらなる感染拡大を防ぐため、引き続き十分に警戒していただくよう、ご協力をお願いします。
 マスクの着用や手指消毒などに加え、換気についての新しい知見があります。
 2003年に建築基準法が改正され、2003年末以降に建築された住宅には、24時間の換気システムが設置されています。
 ところが、これが作動していない家庭や、フィルターの掃除などを十分に行っていないため、換気システムが十分に機能していない家庭が多いようです。冬場は窓を開けて換気をすることも少ないため、この換気システムが機能しないと、家庭内での感染拡大につながってしまうおそれがあります。換気システムが設置されている家庭では、これを十分に活用し、メンテナンスもしっかり行っていただくようにお願いします。
 また、家庭内で親類などが集まって会食し、クラスターが発生している事例もあります。家庭内で大勢で飲食する場合は、部屋のドアや窓開けによる換気を十分に行うことに加えて、レンジフードを常時運転にすることが、効果的な換気につながるとの実験結果がありますので、ぜひ実践していただきたいと思います。
 ワクチンについては、5歳から11歳の子供も接種を受けられるようになりましたので、保護者の方々には、接種による効果や安全性に関する情報をご確認いただくとともに、疑問や不安がある場合は、今月8日に開設する専門のコールセンターに相談していただきたいと思います。
 また、3回目の接種については、交互接種の情報を新聞広告やテレビのコマーシャルで広報しているところですので、モデルナとファイザーのいずれでも、早く接種できるワクチンから接種することを、改めてお勧めいたします。
 検査キット等の需給は改善されてきているようですが、もうしばらくは医療機関等での検査を優先させる必要があるため、無料検査については、感染の可能性がより高い方にご利用いただくようお願いします。
 感染を広げないために、体調の変化が見られた場合は、職場や学校を休んでいただくとともに、医療機関や受診相談センターに必ず電話の上、早めに受診していただきたいと思います。
 3月に入り、進学、就職、転勤など、新しい生活のスタートに向け、様々な行事や人の移動が多くなる時期を迎え、送別会など、会食の機会も増えると思います。
 県では、飲食店での会食について制限はしておりませんので、不特定多数でわいわい騒ぐような飲食は避け、感染対策がとられた飲食店等で静かに楽しんでいただきたいと思います。
 感染に警戒しつつも、社会経済を回していきたいと考えていますので、皆さまのご協力をお願いします。

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令和4年2月16日 知事メッセージ(感染警戒レベルの延長について)

 感染の拡大傾向は抑えられつつあるものの、連日200人前後の新規感染者が確認されており、高い水準で推移しています。
 また、依然として保育園や学校などでクラスターが多く発生しており、その家族に感染が広がっています。
 最近は高齢者施設でのクラスターも複数発生しており、重症化リスクが高い方の感染に警戒が必要です。
 こうしたことを踏まえ、2月18日までの期間で「3」としている県の感染警戒レベルを、適用期間を延長し、3月4日までとすることとしました。
 特に、オミクロン株の特性を踏まえた感染防止対策が必要です。これまでの感染例を見ますと、マスクを外した状態で、長時間、同じ空間で活動したというケースが多くなっています。
 また、最近の研究では、マスクをしていても50センチメートル程度の距離で話し続けた場合では、感染リスクが一定程度高まるとの指摘もあります。
 感染リスクを避けるためには、「不織布のマスクを正しく着用」し、「マスクを外して人と接する場面をできるだけ少なくする」こと、「マスクをした状態でも密を作らない」こと、これらをしっかりと守るようにお願いします。
 また、家庭内での感染リスクを下げるため、取り組んでいただきたいことがあります。
 オミクロン株は、ドアノブや手すり等に付着した場合、デルタ株よりも相当長い時間生存するといわれています。
 そういったウイルスの付着を減らすためには、帰宅後、様々な場所に触れる前に、まずは、「玄関での手指消毒」と「ハンドソープでの早めの手洗い」を組み合わせて行うことが、最も効果が高いとの知見がありますので、実践していただくようお願いします。
 ワクチンの3回目接種の効果については、接種した人が、接種していない人よりも、感染するケースや重症化するケースが少ないと報告されています。
 ファイザーとモデルナ、いずれのワクチンでも効果と安全性が確認されていますので、接種券が届き次第、できるだけ早く接種するようお願いします。
 オミクロン株は、感染力が非常に強く、誰でも感染する可能性があります。
 感染を広げないためには、自分自身の体調の変化に十分注意し、異変を感じたら、人との接触をできるだけ減らすという行動が重要となります。
 体温が自分の平熱よりも少しでも高かったり、ちょっとした喉の違和感、だるさなどの気になる症状がある場合は、まずは、職場や学校を休んでいただくとともに、医療機関や受診相談センターに必ず電話の上、早めに受診していただきたいと思います。
 いずれ、オミクロン株においても、基本的な感染防止対策が何よりも重要であり、マスクの正しい着用、手洗い、換気などを徹底していただくよう重ねてお願いします。
 新規感染者数は、緩やかではありますが、減少傾向となっています。できるだけ早く社会を正常に戻すため、県民の皆さまにはご協力くださるようお願いします。
 「美の国あきた鹿角国体2022」が、明日、開会を迎えます。
 全国的に感染が広がる中での開催について、様々な声があることは承知しておりますが、県民の命と健康を守りながら、社会経済活動を止めないことも重要であります。
 また、栃木国体やインターハイなど、まん延防止等重点措置が発令されている地域を含め、様々な全国規模の大会が開催され、本県から派遣された多くの選手が活躍しております。
 こうした中で、本県としても、鹿角市をはじめとする主催者間で協議を行い、可能な限りの感染防止対策を講じた上で、開催することを決断したものであります。
 明日から20日までの会期中、全国から集まる選手たちの熱い思いに応えることができるよう、安全・安心な大会運営に努めてまいりますので、県民の皆さまのご理解とご協力をお願いします。
 特に、花輪スキー場シャンツェは、この度の北京オリンピックで金メダルを獲得した小林陵侑選手の練習場であり、スキーヤーの皆さんの熱い思いもひとしおであると思います。
 皆さまの期待に応えられるよう、安全・安心な大会にすべく取り組んでまいりますので、重ねて、ご理解とご協力をお願いします。
 また、無観客での開催となりますが、インターネットサイト「国体チャンネル」でのライブ配信を行いますので、県出身選手へご声援をお願いします。

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令和4年2月2日 知事メッセージ(感染警戒レベルの延長について)

 全国的に感染が拡大する中、本県においても連日200人を超える新規感染者が確認されており、保育園、学校、職場やスポーツ大会などで多くの子どもたちに感染が広がっております。
 子どもたちの感染が、その家族に広がっている状況であり、新規感染者数は非常に高い水準で推移しています。
 こうしたことを踏まえ、2月4日までの期間で「3」としている県の感染警戒レベルを、適用期間を延長し、2月18日までとすることとしました。
 県民の皆さまには、引き続き要請の内容にご協力いただきたいと思います。少しでも早く感染者数を減少させ、経済活動を回していきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
 県外との往来については、引き続き、「まん延防止等重点措置区域」との不要不急の往来は避けていただくとともに、その他の地域でも、感染拡大を踏まえて、慎重に判断していただきたいと思います。
 これまでの感染例を見ますと、マスクを外した状態で、長時間、同じ空間で活動したというケースが多くなっています。
 1メートルの距離で、マスクを外して15分間会話をしますと、感染リスクが高まるという知見があります。当然、大声の場合は、数メートルの距離でも、感染のリスクが高まります。
 人との距離が多少離れていても、マスクを外した状態で長く一緒にいたり、マスクをした状態でも50センチ以内で長く会話をするような状況は、避けていただくようお願いします。
 集会やイベント等の開催については、慎重に判断していただきたいと思います。特に、会議やイベント等に伴う大人数での飲食は、非常にリスクが高くなりますので、自粛していただくようお願いします。
 全国的に抗原検査キットやPCR試薬が不足しており、医療機関等での症状のある方への検査を優先させるため、無症状者の無料検査は、一定程度制限しながら実施していかざるを得ない状況となっています。
 大変ご不便をおかけしますが、検査キット等の需給が正常化するまでの間、無料検査は、陽性者の早期発見の観点から、感染リスクの高い場面に接した方、感染の可能性がより高い方を中心にご利用いただきたいと思います。
 先月28日より、濃厚接触者の待機期間が10日間から7日間に短縮され、さらにエッセンシャルワーカーについては7日間から5日間に短縮されています。
 特に、医療従事者の方については、一定の条件の下でさらに短期間で業務に復帰していただいております。濃厚接触者の増加による影響が懸念される医療現場を支えていただいていることに、感謝申し上げます。
 オミクロン株は、感染力が非常に強く、誰でも感染する可能性があります。感染を拡大させないため、自分自身の体調の変化に十分注意していただきたいと思います。
 無症状でも、わずかに兆候が見られる場合があります。体温が自分の平熱よりも少しでも高かったり、ちょっとした喉の違和感、だるさなどの気になる症状がある場合は、まずは、職場や学校を休んでいただきたいと思います。
 その上で、医療機関や受診相談センターに必ず電話し、早めに受診していただくようお願いします。
 オミクロン株においても、マスクの着用や手洗い、うがいなど基本的な感染防止対策を、これまで以上に徹底するようお願いします。
 最後に、このオミクロン株は、特別に注意を払っていても、感染するリスクが誰にでもあります。感染した方に対する誹謗中傷は、絶対にしないようお願いします。

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令和4年1月24日 知事メッセージ(感染警戒レベルの引き上げについて)

 全国的に感染拡大の勢いが非常に増している中、本県でも、若い世代を中心に新規感染者が急増し、本日公表分については、これまでの最多を大きく更新する153人の感染を確認したとの報告がありました。
 このうち半数が横手保健所管内で、大半が児童・生徒です。
 これまでは感染状況が落ち着いていた県南地域においても、急激な感染拡大が見られており、感染が全県的に広がりつつあります。
 また、現時点では感染者のほとんどが無症状や軽症となっていますが、今後、感染者のさらなる増加が病床や宿泊療養施設に影響してくる可能性があります。
 このため、県の感染警戒レベルを、全県域で「3」に引き上げることとしました。レベル「3」の期間は、当面、能代保健所管内と同じ2月4日までとします。
 県民の皆さまには、これからの約2週間が、感染拡大を食い止めるための非常に重要な時期とご理解いただき、感染を広げないための行動を、一人ひとりが徹底してくださるようお願いします。
 感染拡大を一刻でも早く抑え込み、社会経済活動への影響をできるだけ少なくしたいと思っていますので、引き続き次の点に対し、ご協力をお願いします。
 まず、県外との往来については、これまでと同様に、「まん延防止等重点措置区域」との不要不急の往来は避けていただきたいと思います。
 ただ、全国の多くの都道府県がこの適用区域になる見込みですので、県を出る場合については、訪問先での行動に十分注意してくださるようお願いします。
 次に、感染リスクの回避についてのお願いです。
 最近の感染の事例を見てみますと、三つの大きな要素があります。一つ目は、子どもさんたちのスポーツイベント関連。二つ目は、県外から成人式などのため帰省された方から、飲食によって広がったもの。もう一つは、お正月の出初め式後の会食などで、これらによりクラスターが発生しています。
 いずれの場合も、マスクを外して、長時間、大人数で同じ空間にいることによって感染が広がっていることから、まずは、大人数での飲食を避けていただきたいと思います。
 普段から一緒にいる人と少人数で飲食を行うことは差し支えありませんが、不特定多数による会食はリスクが大きいものとなります。
 子どもさんのスポーツイベントは、大人のものに比べて対策が難しいですので、当面、活動を停止していただきたいと思います。
 事業者においては、テレワーク、ローテーション勤務、時差出勤など、人と人との接触を減らす取り組みを進めていただくようお願いします。
 無症状の方で感染の不安を感じる方は、無料のPCR等の検査を引き続き活用してください。
 現在、2月末までの延長について国と協議中ですので、協議が調い次第、報道発表や県のウェブサイト等で正式にお知らせします。
オミクロン株は感染力が非常に強く、マスクを外す場面をなるべく少なくすることが、最も肝要です。
 また、接触や飛沫による感染のリスクが高まりますので、狭い部屋で大人数、長時間いるような場面を避けるようお願いします。
 引き続き、軽度の発熱、倦怠感など、少しでも体調が悪い場合は、職場や学校を休み、医療機関や受診相談センターに必ず電話の上、早めに受診していただくよう強くお願いします。

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令和4年1月19日 知事メッセージ(能代保健所管内の感染警戒レベルの引き上げについて)

 全国的にオミクロン株による感染拡大が続いている中、本県でも、複数のクラスターが発生するなど、新規感染者が大変増加しています。現時点では、感染者のほとんどが無症状や軽症となっていますが、今後、感染者のさらなる増加が病床等へ影響してくる可能性があります。
 今年に入ってからの新規感染者の増加は、能代保健所管内において特に顕著であったことから、同地域の感染の状況を注視してきたところですが、今後の広がりに一層の警戒が必要な状況であると判断し、県の感染警戒レベルを、能代市・藤里町・三種町・八峰町に限り、「3」に引き上げることとしました。
 なお、レベル「3」の期間は、1月21日から2月4日までの2週間とします。当該地域の皆さまには、この2週間を感染を抑えるための大切な時期と捉えていただき、細心の注意をお願いします。
 感染拡大の防止と社会経済活動との両立を目指していきたいと考えていますので、県民の皆さまには、引き続き次の点に対し、ご協力をお願いします。
 まず、県外との往来について、「まん延防止等重点措置区域」との不要不急の往来は、避けていただくようお願いします。
 今回、まん延防止の対象区域として、東京都など1都12県が追加される見込みですが、やむを得ず往来する場合は、帰県の際のPCR等の検査や健康観察の徹底など、感染防止対策を万全にしていただきたいと思います。
 その他の地域との往来は、訪問先の感染状況を踏まえて判断していただき、特に感染が拡大している地域との往来は、慎重に判断するようお願いします。
 県外との往来の後、無症状であっても感染の不安がある場合は、無料検査を積極的に活用してください。
 飲食については、「長時間を避け」、「マスク会食」を行うとともに、「参加人数に応じた席の配置」や「十分な換気」を徹底していただくようお願いします。最近では、狭い空間において大人数で長時間飲食し、クラスターが発生した事例がありましたので、十分にご注意ください。
 また、不特定多数による飲酒を伴う会食は、控えるようお願いします。やむを得ず参加する場合は、PCR等の検査を受けるなど、特に感染防止対策を徹底してください。
 オミクロン株は従来株に比べて感染力が非常に強く、特に狭い場所での飲食は感染のリスクが高くなることから、これまで以上に注意していただきたいと思います。
 能代・山本地域においては、全県共通の要請に加えて感染リスクを下げるための要請をしておりますので、地域の皆さまのご協力をぜひともお願いします。
 特に、飲食店や事業所においてクラスターが発生していますので、店舗や職場における感染防止のための取り組みを、改めて徹底していただきたいと思います。
 無症状の方でも感染の不安を感じる方は、無料のPCR等の検査を積極的に活用してください。
 なお、能代・山本地域以外でも、感染が急拡大すればレベルを引き上げる場合がありますので、他の地域についても十分に注意してくださるようお願いします。
 オミクロン株による感染拡大は、これまでに経験したことがない急速なものとなっており、今後も感染拡大が継続する可能性があります。オミクロン株においても、基本的な感染防止対策が重要であり、ワクチン接種者を含め、マスクの正しい着用、手洗い、換気などを徹底していただくよう重ねてお願いします。
 ご自身やご家族の命を守るため、軽度の発熱、倦怠感など、少しでも体調が悪い場合は、職場や学校を休み、医療機関や受診相談センターに必ず電話の上、早めに受診していただくよう強くお願いします。

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令和4年1月13日 知事メッセージ(感染状況を踏まえた県の対応について)

 本県では、先週、30日ぶりに新規感染者が確認されて以降、クラスターの発生やオミクロン株の確認など、感染が増加傾向となっています。
 しかしながら、病床使用率の状況や感染者の拡大が一部地域に限られていることなどを踏まえ、現在「2」としている県の感染警戒レベルを、当面維持することにします。
 レベルは維持しますが、オミクロン株の感染力の強さに警戒が必要であることから、県民の皆さまには、次のとおりご協力いただきたいと思います。
 まず、県外との往来については、「まん延防止等重点措置区域」との不要不急の往来は避けていただきたいと思います。
 やむを得ず往来する場合は、帰県の際のPCR等の検査や健康観察の徹底など、感染防止対策を万全にしてください。
 その他の地域との往来は、訪問先の感染状況を踏まえて判断していただき、特に、東京、大阪といった大都市圏など、感染が拡大している地域との往来は、慎重に判断していただきたいと思います。
 往来に当たっては、マスクの正しい着用、手洗いなどの基本的な感染防止対策を徹底し、発熱等の症状がある場合は、往来を控えるようお願いします。
 特に、大都市部において飲食店などを利用する際は、十分に注意してください。オミクロン株の感染力は大変強く、狭い空間での飲食は感染のリスクが相当高いということを、ご理解いただきたいと思います。
 また、県外との往来により、感染の不安がある場合は、無症状者向けの無料検査を積極的に活用してください。検査できる地域や場所は順次拡大していますので、県外と往来した場合のほか、県外の感染拡大地域の方と会食した場合などにも、活用していただくようお願いします。
 飲食を伴う集まりは、従来株よりも感染力の強いオミクロン株に対応するため、これまで以上に注意していただきたいと思います。
 特に、狭い空間での飲食には、十分注意する必要があります。長時間を避け、席の間隔を十分にとって、換気に留意しながら、あまり大騒ぎせずに行い、また、飲食をしながらのカラオケは控えていただくようお願いします。
 また、オミクロン株は重症度は小さくなると考えられているものの、感染者が増えると、重症化リスクのある方への感染が懸念されることから、高齢者施設等においては、ウイルスの持ち込みがないよう、抗原検査キットの活用など、感染防止対策の徹底を改めてお願いします。
 今回、警戒レベルは据え置くことにしましたが、年末年始や3連休などで活発になった人流の影響が顕在化する可能性があることから、引き続き注意し、軽度の発熱、倦怠感など、少しでも体調が悪い場合は、職場や学校を休み、医療機関や受診相談センターに必ず電話の上、早めに受診していただくよう強くお願いします。
 オミクロン株の感染力の強さをしっかりと認識していただきながら、「3密を避ける」、「長時間の会食を避ける」、「マスクを正しく着用する」、「手洗いをする」などの基本的な感染防止対策を今まで以上に徹底してくださるよう、県民の皆さま方のご協力をお願いします。

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令和4年1月4日 知事メッセージ(感染拡大傾向時の一般検査事業の実施について)

 「オミクロン株」については、隣接する山形県で、市中感染の疑い例が確認されたほか、全国的に、これまで感染者が少なかった地域においても、感染事例が増加しています。
 オミクロン株のほか、従来のデルタ株の感染例も見られ、少しずつ感染が増加傾向にあります。オミクロン株は特に感染力が強いという特徴があるようです。
 本県では、先月24日から、健康上の理由等でワクチン接種できない方が、ワクチン・検査パッケージ等で必要となる検査を無料化する取り組みを開始していますが、オミクロン株への対応として明日1月5日から、感染の不安がある無症状の県民の方についても、無料で検査を受けられるようにします。
 県民の皆さまにおかれましては、少しでも症状がある場合は医療機関や受診相談センターに電話で相談していただくほか、感染リスクが高い環境にあるなど、無症状でも感染不安を感じる場合には検査を受けるようお願いします。
 例えば、首都圏やオミクロン株の感染が確認されている地域の相当混雑した場所に行ったため、感染の不安があるという方で無症状の方が、検査を無料で受けられるというものです。
 感染するリスクがない方は受ける必要はありませんが、首都圏等と行き来をした、首都圏等の方と長い時間飲食を共にした、という方は、万が一のこともありますので、無症状の場合はこの制度を活用し、検査を受けていただきたいと思います。
 全国的に感染が拡大傾向にある中、本県においては、新規感染者が確認されない日が1カ月近く継続し、現時点で落ち着いています。これも、県民の皆さま一人ひとりの、ご協力のおかげであります。
 しかし、帰省シーズンが終わり、今月10日頃から感染事例が出ることが想定されます。
 オミクロン株については、現状、疫学的な情報が限られており、慎重に対応する必要があることから、まずは、マスクの正しい着用、手洗いの徹底、人と人との距離をとる、大人数で騒いだり大きな声を出すような会食をしない、3密の回避など、基本的な感染防止対策を徹底していただくよう、引き続きご協力をお願いします。
 無料検査は明日から実施しますので、不安がある場合は遠慮なく受けてください。

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令和3年12月23日 知事メッセージ(年末年始に向けた注意喚起について)

 本県の感染状況は、新規感染者が確認されない日が長期間継続するなど落ち着いており、県民の皆さま、事業者の皆さまのご協力に対し、感謝申し上げます。
 新たな変異株「オミクロン株」については、感染性・伝播性の高さ、再感染のリスク、ワクチンや治療薬の効果への影響などが懸念されています。国内でも大阪において市中感染が確認されたところであり、今後、全国への感染拡大が危惧されている状況です。
 また、これから年末年始を迎えるに当たり、帰省や旅行などによる人流の増加や忘年会・新年会など、人との接触機会の増加により、感染リスクが高まるおそれがあります。
 こうしたことから、現在「2」としている県の感染警戒レベルを、当面維持することとしましたので、気を緩めることなく、引き続き注意をお願いします。
 県外との往来について、自粛要請はしませんが、大阪でのオミクロン株の市中感染、沖縄での感染拡大なども踏まえ、行き先の状況を十分考慮しつつ、行っていただきたいと思います。
 また、不織布マスクの正しい着用、手洗いなどの基本的な感染防止対策を、徹底していただくようお願いします。
 ただし、発熱等の症状がある場合は、往来を控えるようお願いします。
 青森、岩手、宮城、山形の四つの隣接県で行う「県民割事業」を、秋田県民も利用できるようになりました。利用の際には、「ワクチン接種済証明」又は「PCR等検査の陰性証明」の提示が必要になります。証明は、専用アプリにより、スマートフォンで取得する方法もありますので、出発前に確認していただきたいと思います。
 飲食を伴う集まりは、長時間を避け、席の間隔を十分にとって、あまり騒がず、静かに楽しんでいただくようお願いします。
 忘年会・新年会では、飲食店の感染防止対策に着目しつつ、基本的なルールを守りながら行っていただき、飲食店を応援していただければ、と思います。
 今後、年末年始に向けて、忘年会、クリスマスやお正月休み等の恒例行事により、普段会わない人々との交流機会が増えたり、初詣や初売りなど、人が密集しやすい場面が多くなります。
 感染リスクは常に近くにあるという意識を持ち、リバウンドを防ぐために、一人ひとりが換気や人と人との距離の確保など、基本的な感染防止対策を徹底するようお願いします。
 ワクチンを2回接種した場合でも、ブレークスルー感染への注意が必要であり、決して気を緩めないで行動してください。
 今年は、春先の入学・就職シーズンやゴールデンウィークでの人流増加に伴い、県外由来と思われる感染例が多く発生しました。
 また、8月にはデルタ株への置き換わりが進み、学校・病院・飲食など様々な場所でのクラスターが相次ぐなど、これまでにない大きな感染の波を経験しました。
 感染拡大を抑えるため、県民の皆さまには、長期にわたる県外との往来自粛や大人数での飲食を控えることなど、感染リスクを下げるための様々な要請にご協力いただきました。本当にありがとうございました。
 また、医療関係者の皆さまには、激務の中、現場で奮闘していただいたほか、ワクチン接種を進めるため、市町村と連携して業務に当たっていただき、大変ご難儀をお掛けしました。
 県民の皆さまのご協力により、感染が落ち着く中で年末を迎えることができることを、大変嬉しく思っております。
 新たな変異株という心配な要素はありますが、次の波に備えた万全な医療提供体制の下、引き続き県民の皆さまのご協力を得ながら、コロナへの対応を行ってまいりますので、今後ともよろしくお願いします。

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令和3年11月22日 知事メッセージ(国の基本的対処方針の見直しを踏まえた対応について)

 10月27日の感染警戒レベル引き下げ以降も、県内の感染者数は低水準で推移しています。
 これは、ひとえに、感染防止対策にご協力いただいている県民の皆さまのおかげであり、心より感謝申し上げます。
 国では、ワクチン接種が進んできたことなどから、飲食、イベントなどにおける行動制限を緩和することを決定しました。
 県においても、イベントの開催基準を見直すとともに、今後、感染が拡大した場合でも「ワクチン・検査パッケージ」を活用して制限が緩和できるよう、準備を進めていくこととしました。いずれ詳しく広報してまいりますので、ご覧いただきたいと思います。
 また、不織布マスクの正しい着用、手指の消毒、一つの密でも避ける「ゼロ密」や、換気といった基本的な感染防止対策を、引き続き徹底していただきたいと思います。
 これから忘年会シーズンになりますが、感染防止対策をしっかり行っている認証店や、なるべく空間が広い飲食店の活用をお願いします。ウイルスがなくなったわけではありませんので、従来のように大声を出す、密になってお酒をつぎ合う、お皿をつつき合うなどはせず、十分注意しながら、忘年会等を楽しんでいただきたいと思います。
 また、先日始めた、県民向けの「あきた冬割キャンペーン」を活用し、感染防止対策をしっかりしながら秋田の冬を楽しむことで、苦境が続く宿泊施設を応援しましょう。宿泊施設も様々な工夫をして、感染対策をしながら、皆さまに楽しんでいただくプランをたくさん用意していますので、ぜひ利用していただきたいと思います。
 これから本格的に寒い時期を迎え、屋内での活動が増えることや、年末に向け、忘年会やクリスマスなどの恒例行事が続くことから、感染再拡大への注意は、家庭内においても怠らないようにお願いします。
 また、ワクチンを2回接種した場合でも、ブレークスルー感染への注意が必要であり、決して気を緩めることなく、対策をお願いします。
 県境をまたぐ移動は制限しませんが、都市部においてはまだ感染がある程度ありますので、大都市部における飲食や混雑した場所については、注意をお願いします。

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令和3年10月27日 知事メッセージ(感染警戒レベルの引き下げについて)

 本日、感染警戒レベルを「2」とすることができました。
 レベル2になるのは、4月11日以来、半年以上ぶりのことであり、感染拡大防止にご協力をいただいた県民の皆さまに心から感謝を申し上げるとともに、これまで懸命に治療に当たられた医療関係者の皆さまに対し、心から敬意を表したいと思います。
 また、県独自の警戒レベルについて、医療体制の状況をより重視することなどの観点から、一部見直しを行いましたので、レベルに応じた県からの要請に引き続きご協力いただきたいと思います。
 感染警戒レベル引き下げに合わせ、日常生活と社会経済活動の回復に向け、要請の一部を緩和することにしました。
 県外との往来は、できるだけワクチン接種をした上で行っていただいて差し支えないものとしますが、往来に当たっては、基本的な感染防止対策の徹底や2週間程度の健康観察をお願いします。
 感染の危険性は全国的に低くなっていますが、ウイルスが消滅したわけではありません。これから乾燥期に入り、インフルエンザとの同時流行も懸念されますので、基本的な対策はしっかり行っていただきたいと思います。
 飲食を伴う集まりは、人数は制限しませんが、なるべく「普段一緒にいる人」や「ワクチン接種を受けた人」同士で行っていただきたいと思います。
 また、狭い空間に多人数が集まって、以前のようにわいわいがやがやと飲食するのは、まだリスクがありますので、なるべく静かに飲食を楽しんでいただきたいと思います。
 今後、第6波の発生が懸念されています。年末に向けて社会経済活動の活発化や往来の増加が予想されることや、気温の低下により屋内での活動が増えることから、リバウンドを防ぐために、マスクの着用、手洗い、密にならないなど、一人ひとりの基本的な感染防止対策をしっかり守っていただきたいと思います。
 秋が深まってまいりますが、秋のおいしい味覚は本県の特徴であります。地域の飲食店の支援のため、身近な仲間と飲食を楽しんでいただきたいと思います。
 ただ、まだ完全に安全な状況には至っていませんので、静かに飲食する、話をするときはマスクをするなど、今までの注意事項をしっかり守りながら、苦境が続く飲食店をみんなで応援していただきたいと思います。

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令和3年9月30日 知事メッセージ(感染警戒レベルの引き下げについて)

 8月11日に感染警戒レベルを「4」に引き上げて以降、様々な要請をしてきたところですが、県民の皆さまの多大なるご協力により感染拡大が抑えられ、本日、レベルを「3」に引き下げることができました。まずは、皆さまに心から感謝を申し上げます。
 また、医療従事者の皆さまにも、これまでの感染拡大局面において、激務の中、医療現場を支えていただいたことに対し、厚くお礼を申し上げます。
 本日の感染警戒レベル引き下げに合わせ、日常生活と経済活動の回復に向け、要請の一部を緩和することにしました。
 今後、県外との往来については、緩和していくこととしますが、感染の可能性の高い密閉空間や、大勢が集まる場所、混雑した飲食店を避けるなど、訪問先の感染対策状況に十分注意し、できるだけワクチン接種を2回終えた上で、行っていただきたいと思います。
 また、飲食を伴う集まりは、参加人数の制限は設けませんが、長時間を避け、「なるべく普段一緒にいる人と、できればワクチン接種の確認を行った上」で、「マスク会食」を行っていただき、また、参加人数に応じた適切な空間を確保し、お酒の注ぎ合いなどはせずに、行っていただきたいと思います。
 市町村においては、11月末までの2回目の接種完了に向けて頑張っていただいており、県としても、接種を希望する方への必要なワクチン量の確保について、国に対して強力に要請してまいります。
 今後、秋の行楽シーズンや冬の到来、新たな変異株の懸念があることから、リバウンドを防ぐためにも、一人ひとりの基本的な感染対策の継続が重要になってきます。
 特に、ワクチンを2回接種しても、感染してしまうブレークスルー感染が各地で相次いでいることから、決して気を緩めることなく、不織布マスクの正しい着用、部屋の換気、手洗いやうがいの習慣化など、感染防止対策の徹底をお願いします。

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令和3年9月9日 知事メッセージ(最近の感染状況について)

 本県の8月の新規感染者数は604人であり、月別の新規感染者数として過去最多であった5月の300人の2倍という多さでした。
 9月に入り、感染者数は先月よりも減少しているものの、依然として高い状況です。
 特に、児童生徒の感染例が非常に多くなっており、学校生活での感染拡大が危惧されています。
 県内各地で感染者の発生が続いており、関係医療機関の負担がいまだ大きいこと、これから秋の行楽シーズンが控えていること、大学生などの活動が活発になると見込まれることから、県独自の感染警戒レベルについては、引き続き全県を対象に「4」を維持します。
 県民の皆さまにおかれては、感染をさらに抑えるため、「県外との不要不急の往来を避けること」、「感染リスクが高まる行動を控えること」について、引き続きご協力をお願いします。
 また、児童生徒の感染例が多くなっていることから、お子さまをお持ちの皆さまには、自らの感染防止対策を徹底するとともに、お子さまの健康観察について、さらに注意していただくようお願いします。
 特に、お子さまに手作りのマスクを着用させている例が見られますが、感染対策の効果を考慮し、可能な限り不織布のマスクをしっかり着用していただくようお願いします。
 ワクチン接種については、希望する高齢者への接種がほぼ終了し、64歳以下の一般接種が進んでいます。
 最近は、新規感染者に占める高齢者の割合が非常に少なくなっており、ワクチンの効果を実感しています。
 また、ワクチンは、発症を予防し、重症化を防ぐ効果が期待されており、多くの方が接種することで、感染の拡大を防ぐことができるものです。
 しかしながら、接種後の副反応やSNS上の様々なワクチンの情報に対する不安から、接種を迷っている方がいらっしゃるようです。
 接種を迷っている場合は、ぜひ、県や国、医師会など公的機関が発する「正しい情報」をご確認いただき、接種について前向きに捉えていただきたいと思います。
 ワクチン接種には、「個人を守ること」と「社会を守ること」の二つの役割があります。
 県民の皆さまには、ご自分と大切な家族や友人を守るため、接種を積極的に検討していただくようお願いします。
 なお、ワクチンは、感染自体を完全に防ぐものではなく、2回のワクチン接種を終えられた方も、正しいマスクの着用、うがい、手洗いなど基本的な感染対策をしっかりと続けてくださるようお願いします。
 特に、高齢者の方は2回の接種を終えられたということで、マスクをしなかったり、鼻マスクをしている方が多く見受けられますので、引き続き正しいマスクの着用をしていただくようお願いします。
 いろいろな面でご不便をお掛けしますが、もう少しの間、感染防止にご協力くださるようお願いします。
 最後に、感染者等に対する誹謗中傷について、県にも相当情報が届いています。誹謗中傷は絶対に行わないよう、引き続きお願いします。

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令和3年8月23日 知事メッセージ(8月23日知事記者会見の冒頭発言)

 県内では、8月19日に過去最高の39人の新規感染者を確認したほか、直近1週間の人口10万人当たり感染者数は、昨日時点で21.3人と、国の指標である「ステージ3」の15人以上を超えております。
 病床の運用については、8月に入ってからの感染拡大を受け、11日にフェーズ5に引き上げたところでありますが、その後も県内では広域的に感染が急拡大しており、医療体制の負荷が高まっているため、本日から、最大病床数のフェーズ6に移行します。
 また、重症化の防止効果のある「抗体カクテル療法」について、このたび、「循環器・脳脊髄センター」において43床の受入体制を整え、本日から運用を開始することになりました。
 この治療は、軽症や中等症の患者のうち、重症化リスクのある方を対象としており、重症化の予防と早期の回復、そして病床のひっ迫の回避に向けて、積極的な活用を図ってまいります。
 なお、最大病床数は、これまでの230床に、新たに43床が加わり、合わせて273床となりますが、関係医療機関に対しては、さらなる病床の確保について協力を依頼しているところであり、引き続き、入院医療体制の確保を図ってまいります。
 また、感染した妊産婦の受入体制についてでありますが、本県においては、患者の入院先等の決定については、県調整本部が中心となって行っているところであります。
 調整本部の基準では、妊婦は軽症であっても原則入院としているほか、ハイリスクの妊産婦に対応する医療機関をあらかじめ定めており、これまでのケースでも適切な対応ができておりますので、県民の皆さまには安心していただきたいと思います。
 これまで、県民の皆さまには、都道府県をまたぐ移動は避けるようお願いをしてきたところですが、夏休みやお盆を迎え、8月は帰省者等の感染が41人確認されているほか、帰省者から家族への感染など、県外との往来に関連すると見られるものが8割を占める日があるなど、県外から感染が多く持ち込まれております。
 また、高齢者は多くがワクチンの2回接種を終えていますが、接種を終えた方でも感染している事例があります。ワクチン接種は、あくまで重症化が防げるということであり、2回接種したからといって感染しないわけではない、感染対策が不要になるわけではないということを認識していただきたいと思います。
 8月は夏休みということもあり、10代・20代の若者の感染が多く、そこから家族へ感染、さらには家族の勤務する職場へと感染が広がるケースが多く見られております。
 若い方々においては、久しぶりに会う友人と親交を深めたいとは思いますが、会食など、感染のおそれのある行動は避けてくださるようお願いします。
 また、小中高校においては、これから授業が始まることとなりますが、学校内での感染拡大が懸念されることから、学校行事や授業、部活動などにおける感染防止対策の徹底を図っていただくよう学校に注意喚起をしました。
 各大学については、授業の再開のほか、休みが明けて首都圏等から戻ってくる学生もいるかと思いますので、徹底した対策を講ずるように依頼しています。
 全国各地で起こっている、爆発的とも言える感染拡大の波が、本県にも押し寄せてきています。何としてもここで感染拡大を抑えなければなりません。
 県民の皆さまには、県外との往来由来の感染事例がいかに多いかということをご認識いただき、県外との往来の自粛をお願いします。
 また、大人数・長時間の会食をしない、混雑する場所には極力行かないなど、感染リスクを避ける行動を徹底してください。
 最近は、飲食店よりも、飲食店以外の飲食の場での感染事例が多くなっていますので、注意をお願いします。
 特に、最近はバーベキューでの感染が多い状況です。一般の焼肉屋さんでは、上部のダクトなどで換気がなされていますが、バーべキューでは、飛沫が風に乗って流れていきます。そのため、風上にいる方がマスクを外し大きな声で話をすると、感染が拡大する確率が高くなります。屋外であっても、バーベキューのような状況は非常に危ないということを認識してほしいと思います。
 この危機を乗り越えるため、県民の皆さまにはご協力をよろしくお願いします。

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令和3年8月11日 知事メッセージ(感染警戒レベルの引き上げについて)

 最近、学校や複数の職場でのクラスターが発生するなど、全県的に感染拡大が顕著になっています。スクリーニング検査によりますと、感染力が強いとされる「デルタ株疑い」の割合も急増しており、他県と同様、感染の急激な拡大が心配される状況です。
 このような感染状況と病床使用率などを踏まえ、総合的に判断し、県独自の感染警戒レベルを、全県を対象に「4」に引き上げることとしました。
 県民の皆さまにおかれては、お盆を前に、「感染を広げないための極めて大事な時期」と捉え、感染拡大防止の行動に最大限の協力をお願いします。
 県外との往来の自粛について、一部「オリンピックが開催されたにもかかわらず、自粛を呼び掛けるのは矛盾している」という意見があるのは承知していますが、現実として、首都圏では大変な感染拡大状況にあります。本県においても、デルタ株がまん延しますと、まだワクチンの接種が進んでいない若い世代への拡大が懸念されます。デルタ株については、若い世代でも重症化しやすいという傾向もあるようです。
 こうしたことをご理解いただき、県外との往来の自粛を特に強くお願いする次第です。
 お盆の帰省について、最近では、県内にいるおじいさん、おばあさんが、既にワクチン接種を終えたから大丈夫と判断し、若い方に帰省を促し、結果としてご家族や他の方に感染を広げてしまうという例が見られます。そういった点も踏まえ、行動していただくようにお願いします。
 やむを得ず来県する場合は、事前のPCR検査や一定期間の健康観察など感染防止対策の徹底をお願いします。
 本県の医療体制では、連続して新規感染者が一定程度発生しますと、病床がひっ迫します。今のところはまだ少し余裕がありますが、最近は十数名から20名近くの新規感染者が確認される日もあり、一気にこれがひっ迫するおそれもあります。
 最近では、県外からお越しになった方との会食や長時間の会話で感染が広がったと見られる事例があるほか、首都圏から来た方が県内で発症されるという例も多くあります。首都圏にいる方の感染の確率は、県内にいる方よりも相当高いと思われますので、ご理解いただきたいと思います。
 ワクチン接種を進めており、もう少しの辛抱です。県民の命と健康を守るために、引き続きご協力賜れれば幸いです。よろしくお願いします。

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令和3年8月5日 知事メッセージ(全国的な感染急拡大に伴う県外との往来に係る注意喚起について)

 首都圏等では、感染力が強いとされるデルタ株への置き換わりが進み、全国各地で、デルタ株による感染が急速に拡大しています。
 本県でも、先月、初めてデルタ株が確認されており、今後のさらなる感染拡大が懸念されます。
 最近の県内の感染状況を見ると、県外との往来に起因すると思われる感染例が増加しており、そこから職場や家族への感染の拡大が見られます。
 その中には、風邪等の症状があってもすぐに医療機関に行かず、感染拡大につながっているケースもあります。
 夏休みシーズンですが、旅行やレジャーなどでの県外移動は十分注意していただくよう、お願いします。また、間もなくお盆を迎えますが、県外からの帰省については避けていただくよう、ご家族・ご親戚の皆さまから適切なアドバイスをお願いします。
 やむを得ず、県外から帰省する場合は、事前にPCR検査を受けていただきたいと思います。
 県内においても、法事やお墓参りなどで普段会っていない人と会う機会が増えると思います。その際は、マスクをしっかり着用し、会食は行わないなど、接触には十分注意していただきたいと思います。
 ワクチンについて、だいぶ誤解されていることがあるのですが、「2回接種すれば感染しない」というわけではありません。既に県内でも、2回の接種を終えた方が感染した事例があります。
 また、ワクチン接種された方が、県外にいるご家族の帰省を促し、感染を広げてしまうという事例もあります。
 国民の大半が接種を完了するまでは、十分に注意していただくようお願いします。
 本県は、人口10万人当たりの感染者数が最も少なく、どちらかというと警戒が緩みがちですが、デルタ株が入り込みますと、急速にまん延する可能性があります。県民の皆さまには、注意していただくよう、切にお願いします。
 感染された方が、知らず知らずのうちに、家族や職場の同僚に感染させてしまう事例が見られます。コロナウイルスへの感染は、本人だけでなく、周りの方にも、いろいろな面で支障を来すこととなります。ワクチンが十分行き渡ると思われる年末頃までは、ご不便をおかけしますが、この事態を重く見て、対策にご協力をよろしくお願いします。

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令和3年7月14日 知事メッセージ(首都圏等との往来に係る注意喚起について)

 全国的に感染が増加傾向にあり、12日には東京都に4度目の緊急事態宣言が発令されました。
 県内でも、6月下旬にクラスターの発生等により感染者が急増し、その後も、変異株の影響等により、秋田市を中心に感染者が連続して発生しています。
 また、本日、アルファ株より強い感染力が示唆されているデルタ株の可能性がある「L452R」の変異株の感染が確認されたところです。非常に感染力が強いと見られており、警戒を強める必要があります。確定にはまだ少し時間がかかりますが、既に本県にもデルタ株が入ってきているという前提で、これから対策をする必要があると思います。
 感染状況を見ますと、特に来県された方との接触や県外訪問等で陽性になった方が、その後、家庭や職場、飲食店で感染を拡大させていると推察される例が多くなっています。
 このため、これから4連休・夏休み・お盆を迎えますが、緊急事態措置区域となった東京や沖縄との往来については、物流・インフラや設備の保守、メンテナンスなどの業務を除き、仕事であっても避けていただくよう、強くお願いします。
 その他の地域については、観光、スポーツ観戦など不要不急の県外との往来は、引き続き自粛をお願いします。
 オリンピックが始まりますが、可能な限り自宅でのテレビ観戦をお願いします。有観客で開催される宮城県と静岡県では、既にデルタ株の感染が発生しており、観戦に行きたいと思っている方は、相当なリスクがあると認識した上でお願いします。
 オリンピックは通常の国内のスポーツイベントとは異なり、世界各国から人が来ます。強制はできませんが、そういう点について十分に認識の上、適切な行動をお願いします。
 また、帰省や県外からの訪問についても、仕事や試験、就職活動、冠婚葬祭等、やむを得ない場合を除き避けていただくよう、ご家族・ご親戚の皆さまからも適切なアドバイスをお願いします。
 やむを得ず来県する場合でも、事前にPCR検査を受けるなど、感染防止対策を万全にするよう、併せてご助言をお願いします。
 風がある屋外でのバーベキュー、キャンプでも感染した例が確認されていますので、屋外であっても、マスクを外し近距離で大声で話したりしないようお願いします。
 「密」を避ける、消毒の徹底のほか、マスクについては、飛沫を防ぐ効果の高い不織布製のマスクを正しく着用するなどの対策をお願いします。ウレタン製のマスク、鼻マスクの方も多く見られますので、十分に気を付けていただきますようお願いします。
 夏になりますと、エアコンをつけて窓を閉め切ることが多いですが、エアコンを使用していても、定期的に窓を開けて換気を行うようお願いします。
 ワクチンに関しては、国からの供給減に伴うペースダウンが懸念されていますが、今月末には高齢者を対象とした接種が終了する見込みです。
 ただし、2回のワクチン接種を終えた方でも、インフルエンザ同様に、感染しないというわけではありません。重症化しないことが期待されていますが、場合によっては、感染し、自分では気付かないうちに他人に感染させてしまうことがあり得ます。
 もうしばらくの間は、2回目の接種が終わった方も、引き続き、マスク着用や手洗いなど基本的な感染防止対策を徹底するようお願いします。この点について、誤解のないように特に注意をお願いします。
 感染者等に対する誹謗中傷が絶えませんので、絶対に行わないようお願いします。
 ワクチン接種は今年末には終わると思います。もう少しの辛抱です。最近は若い方でも重症化する事例が多くなっていますので、引き続き感染防止にご協力くださるようお願いします。

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令和3年6月30日 知事メッセージ(感染拡大に伴う注意喚起について)

 県内の感染は、いったん押さえ込みができていましたが、川反・大町地区の飲食店での面的クラスターを通じ、家族や同僚、友人等に感染が広がるとともに、25日には、大学生等によるダンスイベントのクラスターが確認されるなど、10代、20代の若者を中心に感染が急激に拡大しています。
 大学やご家族など周辺の方から、若者に対し注意喚起、助言していただくようにお願いします。
 現在、感染はほとんどアルファ株に置き換わっています。今のところ、さらに感染力が強いとされるデルタ株は、県内では確認されていませんが、首都圏等では相当増えてきており、今後これが県内に入り込めば、感染が急速に拡大するおそれがあります。特に、若者や飲食店関係の皆さまは、首都圏等との往来は可能な限り自粛していただくよう、強くお願いします。
 また、特に若い世代は、感染しても無症状であったり、少しの体調の異常があってもこれを気に留めず、周辺に感染を広げてしまう例が見られます。少しでも違和感があった場合は、すぐに必要な措置をとるようにお願いします。
 3密を避けることを原則とし、大きなイベントについては相当の注意を払っていただくか、自粛していただくようお願いします。
 誹謗中傷がいまだにSNS等で見られますので、絶対にしないようお願いします。
 感染警戒レベル3を維持しますが、この後の状況によっては、秋田市やその周辺をレベル4に上げることもありますので、そうならないよう、皆さまには最大限の注意をお願いします。

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令和3年6月11日 知事メッセージ(秋田市の感染警戒レベルの引き下げについて)

 秋田市内の感染は、最も多かった5月1日には24人の発生が確認されましたが、現在はゼロが続く日があり、病床使用率も改善していることから、本日から感染警戒レベルを「3」に引き下げることにしました。これも、秋田市民をはじめとする県民の皆さま、医療関係の皆さまの大変なご努力のおかげによるものであり、改めて感謝申し上げます。
 一方で、全国的に、ウイルスが感染力の強いアルファ株(英国株)に置き換わったと推定されており、さらに、これからより感染力の強いデルタ株(インド株)の流行が懸念されています。特に東京都においては、デルタ株の割合がだんだんと高くなっています。
 緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が出されている地域を中心に、引き続き県外との不要不急の往来については、十分に控えていただければ幸いです。デルタ株が県内に入り込みますと、非常に深刻な状況になりますので、県外、特に東京都等との往来は十分に注意するよう、重ねてお願いします。
 秋田市では警戒レベルが「4」から「3」に戻りましたが、基本的な感染防止策としてのマスクの着用、3密の回避などについては変わりませんので、引き続き十分な防御措置を取っていただきたいと思います。
 特に、これまでの状況から見ますと、感染した方が、自分の若干の体調の変化、微熱といった少しの異常を、普通の風邪と判断して職場に行ったり、あるいは家庭でそのまま過ごして、職場での感染や家庭内感染につながったとみられる例が多くあります。
 少しでも体調に異常があった場合は、出勤せずに休んで、かかりつけ医等にすぐに相談していただきたいと思います。企業においては、そういう場合にすぐに休みを取ってもらえるような環境づくりをお願いします。
 現在、ワクチンの接種が続けられています。ワクチン接種が進むことによって状況は改善しますが、また感染者が多くなりますと、医療機関の対応がワクチン接種から対策に振り向けられ、接種に影響が出ますので、引き続き、感染防止に最大限努力していただくようお願いします。
 飲食店について、秋田市を中心に、非常にお客さんの入りが悪いということで、経営状況も大変悪くなっています。認証制度を十分活用していただきたいと考えており、我々もしっかりこれを進めるように努力してまいります。
 会食自体が否定されるものではなく、普段一緒の方と、感染防止に注意しながら行っていただきたいと思います。ただし、マスクを外して、大きな声で騒ぐような飲食はしないようお願いします。
 今年いっぱいぐらいでワクチン接種は終わると思いますが、それまでは十分に注意する必要がありますので、リバウンドを決して招かないよう、職場、家族、あるいは友人、知人、お互いに十分に注意し合いながら過ごしていただければと思います。
 まずは、感染警戒レベルが全県で「3」に戻ったわけでありますので、関係する皆さまに、大変感謝申し上げたいと思います。

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令和3年5月11日 知事メッセージ(県内における感染急拡大と医療体制について)

令和3年5月11日 知事メッセージの動画<外部サイト>

 県内では、5月5日に週当たりの新規感染者数が100人を超えるなど、5月に入ってから秋田市を中心に感染者が急増しており、秋田市以外の地域への目立った感染拡大は見られないものの、川反・大町地区の飲食店をはじめ、高齢者施設や学校、保育所でクラスターの発生が続くなど、感染拡大が収まる兆しは見られず、大変厳しい状況にあります。
 入院や宿泊療養などの療養者数も急激な増加が見られ、県内医療機関における受入可能な病床の使用率は5月6日に30%を超え、特に秋田市内の医療機関では50%を超える高い水準となっており、医療体制に大きな負荷がかかっております。
 また、軽症者が多いものの、現在2箇所ある宿泊療養施設においても、感染者の急増により、人員体制の確保や施設の消毒作業、体調不良や急変への対応などの負担が増してきているところであります。
 県では、関係病院にさらなる入院病床の確保を要請しているほか、ワクチン接種についても市町村と協調して鋭意進めているところでありますが、全国的な第4波の感染拡大のスピードを見ると、医療体制にかかる負荷を軽減させるために、今はまず新規感染者の発生を最大限食い止めなければならないと考えております。
 このゴールデンウイークにおいては、県外から観光などの人の移動が昨年に比べると相当多くあったことから、連休中の人の流れによる感染の広がりが危惧されるところであります。
 また、感染力が高いとされる変異株の感染者が本県でも増加している状況にあり、お一人おひとりが変異株の感染力を意識した慎重な行動をとっていただく必要があります。
 県民の皆さまにおかれましては、こうした感染リスクを踏まえ、慎重な行動をお願いしたく、特に風邪など症状が少しでもある場合は、医療機関や受診相談センターに直接電話のうえ受診し、職場には出勤せず、休んでいただくようにお願いします。その際に雇い主においても、職員を休ませることについて最大限配慮していただきたいと存じます。
 今までの状況を見ると、体調が若干不良でも単なる季節の変わり目による風邪程度と考え、職場に出て感染していたという例が多く見られる状況であります。少しでも体調に異常があった場合は、慎重な行動をとっていただきたいと思います。
 また、特に、県外の人に会った方、自分は県外には行かなくても家族や友人が県外に行った方、あるいはそういう方とお会いになった場合は、相当程度、慎重に行動をするようにお願いいたします。
 ゴールデンウイークにおける人の移動の影響が現れるこの2週間が極めて重要な期間であります。感染拡大をここで押さえ込むためにも、県民の皆さまには、基本的な感染防止を徹底していただくとともに、慎重な行動をどうかお願いいたします。
 また、急激に感染が拡大している時期にあっては、いつ、だれが感染してもおかしくありません。このようなときに、感染者やそのご家族、さらには医療に従事されている方々を誹謗中傷するようなことは、決してあってはならないことです。改めて、相手を思いやる温かい心を持って冷静に行動するよう、切にお願いいたします。

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令和3年5月9日 知事メッセージ(秋田市を対象とした感染警戒レベルの引き上げに伴う注意喚起)

 4月以降、秋田市の川反・大町地区の飲食店や、高齢者施設、学校、保育所でクラスターが発生するなど、感染者が急増しており、感染力の強い変異株の影響により、今後、幅広い年代で感染が全県に広がっていくことが懸念されます。
 こうしたことから、県独自の感染警戒レベルを秋田市について「4」に引き上げることにしたところであり、県民の皆さま、特に秋田市民の皆さまにおかれましては、「自分自身と大切な人の命と健康を守るための大切な時期」と捉え、感染を抑えるための行動に細心の注意をお願いします。
 まず、基本的な感染対策の再徹底についてですが、これまでは密閉・密集・密接の3密の場面を避けるようお願いしてきたところではありますが、変異株は感染力が強いことから、2つあるいは1つだけの場面であっても注意することが必要であり、集会・イベント等の開催や参加については慎重に判断するほか、大人数の旅行や混雑する場所への外出は極力避けるようお願いします。
 また、マスクについても、できれば飛沫を防ぐ効果の高い「不織布を使ったマスク」を顔に密着させ、鼻を出さず、顔とマスクの間に隙間が生じないようにして着用されるようお願いします。
 加えて、これまでの感染状況をみますと、県外から帰県した人が県内にウイルスを持ち込み、家族等に感染させて広がっている例が見られるため、家庭内に感染を持ち込まないよう、県外との往来は真にやむを得ない場合を除き控えるほか、やむを得ず訪問した場合は会食を避け、帰県後は健康観察を徹底するとともに、職場の同僚や友人などとの飲食は避けていただきたいと思います。
 また、県外出張については慎重に判断していただき、必要不可欠な出張については、県で中小企業向けに県外出張から戻られた従業員等を対象にしたPCR検査への助成を行っていますので、これを積極的に活用していただきたいと思います。
 それから、最近は児童生徒への感染が確認されていることから、各学校においては、「学校における衛生管理マニュアル」や「県立学校における部活動の実施に関する留意事項」に照らし、大会への参加を含め感染リスクの高い学習活動については控えるなど、子供たちの学びの保障に配慮しながら必要な措置を検討されるようお願いします。
 このマニュアル等では、活動終了後の生徒同士の会食を控えることや、集団で移動する場合に3密を避けること、また、体調が優れない場合の不参加などを徹底することにしていますので、ご家族の皆さまからも、お子様に強く呼び掛けていただくようお願いします。
 県としても、今が感染の抑え込みに向けた分水嶺と捉え、(1)感染防止対策の再徹底、(2)感染の早期探知のための川反・大町地区におけるPCR検査キットの配布、(3)市町村・医師会との連携によるワクチン接種の加速化に加え、(4)飲食店における感染症対策の認証制度創設に向けた検討など、感染拡大防止対策を進めてまいりますので、県民の皆さまにおかれましては、あらゆる場面に感染のリスクが潜んでおり、ちょっとした気の緩みから誰もが感染する可能性があることを自覚して行動されるようお願いします。
 特に、発熱や咳、体のだるさなど少しでも異常を感じた際は、決して外出したり、無理に出勤や登校したりせず、かかりつけ医や「あきた新型コロナ受診相談センター」に速やかに相談するようお願いします。

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令和3年4月23日 知事メッセージ(大型連休に向けた県民の皆さまへのお願い)

 東京都、大阪府、京都府及び兵庫県を対象に「緊急事態宣言」が出される見込みであるなど、全国的に感染が急速に拡大しています。
 県内でも、クラスターが発生するなど今月上旬以降、感染者が急増し、入院・療養者数も増加しており、これまでにない状況です。
 感染状況を見ると、来県された方や県外を訪問して帰ってきた方が、その後、家庭や職場で感染を拡大させていると推察される事例が多くなっており、県外との往来が感染拡大につながっている状況です。
 そのため、緊急事態措置が実施される区域との往来については、物流・インフラや設備の保守管理などの業務、エッセンシャルワーカーとされる方などを除き、仕事であっても避けていただくよう、強くお願いします。
 また、その他の地域についても、仕事や試験、冠婚葬祭等以外での往来は避けていただくようお願いします。特に、観光や娯楽での往来は自粛を強くお願いします。
 やむを得ず往来する場合であっても、混雑や訪問先での会食を避けるなど、感染防止に最大限の注意を払っていただくようお願いします。
 また、帰省や県外からの訪問についても、やむを得ない場合を除き避けていただくよう、御家族・御親戚の皆さまからも適切なアドバイスをお願いします。
 来週から大型連休が始まりますが、県民の皆さまには「あきた県民割キャンペーン」や「プレミアム宿泊券」を利用するなどして、県内で行楽・旅行を楽しんでいただきたいと思います。
 これまでもお願いしておりますが、医療関係者や感染された方、他県から来られた方などへの差別的な言動や誹謗・中傷などは決して行わないようお願いします。
 全国的に変異株がまん延しており、このまん延が続けば大変危険な状況となります。この状況を深刻に捉えて、新型コロナウイルスに対応していただくようお願いします。

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令和3年4月12日 知事メッセージ(感染警戒レベルの引き上げ等に伴う注意喚起)

 4月5日から、大阪府、兵庫県及び宮城県が、本日からは、東京都、京都府、沖縄県において、「まん延防止等重点措置」が適用されるなど全国的に感染が急拡大しており、感染力が強いとの指摘がある変異株も広がっています。
 県内でも、先月中旬以降、新規感染者が連続して発生しているほか、変異株が4人確認され、感染者のさらなる増加が懸念されています。
 高齢者向けワクチン接種が14日から始まる予定であり、今後のワクチン接種をスムーズに進めるためにも、感染者の急激な増加は避けなければなりません。
 こうしたことから、本日、県の感染警戒レベルを「2」から「3」に引き上げましたので、県をまたぐ不要不急の移動については、自粛をお願いいたします。
 なお、やむを得ず往来する場合は、混雑や訪問先での会食を避けるなど、感染防止に最大限の注意をお願いします。
 また、帰県後、一定期間は十分に健康観察を行い、周辺の方々との接触には十分注意するとともに、会食を避けていただくようお願いします。
 加えて、県外からの訪問については、できるだけ控えていただくよう御家族・御親戚の皆さまからも適切なアドバイスをお願いします。
 大型連休も近くなってきましたが、県民の皆さまには、新たに始めた「あきた県民割キャンペーン」を活用するなど、行楽・旅行は県外ではなく、ぜひ県内で楽しんでいただくようお願いします。
 それから、新年度を迎え、歓迎会や自治会の総会など人が集まる行事が多くなる時期です。開催する場合は、3密を避けるなど、感染の防止に十分配慮した形での開催をお願いします。
 飲食については特に人数の制限はしませんが、大人数や長時間にわたる会食は、お酒が入るとどうしても声が大きくなり、感染リスクが高くなりますので、十分に注意をお願いします。
 また、マスク会食を守っていただくようお願いします。
 昨年の緊急事態宣言から間もなく1年を迎え、手指消毒など感染防止の取組はかなり浸透してきていますが、感染がなかなか収束に至りません。特に、会食はリスクの高い状況になりますので、飲食店においては十分な措置をお願いします。
 また、春になり、寒暖差により体調に変化があるかと思いますので、体調には十分注意しながら、異変を感じた場合は、すぐに病院か受診相談センターに電話で相談するようにお願いします。
 事業主の皆さまには、従業員が休みやすい体制を取っていただくようお願いします。
 最近の感染の増加により、誹謗中傷が増えております。誹謗中傷は、特に濃厚接触のフォローができにくくなります。
 誰でも感染する可能性はありますので、絶対に誹謗中傷は行わないでください。

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令和3年4月1日 知事メッセージ(宮城県等における「まん延防止等重点措置」の実施を受けて)

 本日、まん延防止等重点措置が宮城県、大阪府及び兵庫県において、4月5日から5月5日までの間、実施されることとなりました。全国的に感染が急速に再拡大する中、一部地域ではウイルスについて、感染力の強い可能性がある変異株の割合の高まりが懸念されています。東北においても、宮城県のほか、山形県に加え、昨日は青森県で感染者数が過去最多を更新するなど急増しております。
 県民の皆さまには、先月27日、首都圏、関西圏、宮城県、山形県との不要不急の往来について、当分の間、避けていただくようお願いしたところでありますが、こうした状況を踏まえ、改めてこれらの地域との往来については、まん延防止等重点措置の期間である5月5日まで、入学や仕事、試験、冠婚葬祭などを除き避けていただくようお願いします。
 また、これらの地域以外にあっても感染が拡大している地域があることから、感染状況に応じて、往来の必要性等(延期の可否や旅行日数、人数等)を判断されるようお願いするほか、やむを得ず県外に移動する場合にあっても、マスクの着用や三密回避など感染防止策の徹底をお願いします。
 県内においても、3月中旬以降、感染が断続的に確認されており、県外で感染が急速に拡大している状況を踏まえれば、本県でも感染が急増する可能性は否定できません。県民の皆さまにおかれましては、現在は決して予断を許さない状況にあり、特に会食やカラオケについてはリスクが高いことに留意し、油断することなく感染の防止に細心の注意を払っていただくようお願いします。

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令和3年3月27日 知事メッセージ(感染再拡大地域との往来に関する注意喚起)

 全国的に感染が再拡大傾向にありますが、これは第3波が収まる過程で警戒を緩めたことが起因しており、第4波ではなく第3波の延長上にあるのではないかと捉えています。
 人口密集地帯や首都圏等では、会食のみならず県外との人の移動を招くスポーツ観戦やイベントなどについても、より強力な入場制限等をすべきではなかったかと考えます。
 本県において特に注意すべき点は、首都圏に加え、感染が拡大している関西圏、宮城県、山形県との不要不急の往来は、当分の間、避けていただきたいと思います。
 なお、入学や転勤、日常の業務で往来を余儀なくされる方々については、特段の注意を払っていただくようお願いします。また、県外を訪問する場合にあっては、混雑する場所を避けるようにし、特にスポーツ観戦やイベントなど多くの人が集まる場面への参加も避けていただきたいと思います。
 本県においても県外由来による感染力の強い変異株と見られる事例が発生しており、特段の注意が必要です。
 警戒レベルについては、現時点では県内における感染者の発生が散発的で、最近の事例は県外由来と見られるものがほとんどであり、病床率等がひっ迫した状況にないことからレベル「2」を維持しますが、今後感染経路不明の事例や変異株による感染事例が多く発生した場合は、レベルを引き上げることも想定されますので、くれぐれも最大限の注意を払っていただきたいと思います。
 なお、県内でスポーツイベント等を開催する場合は、感染対策を徹底していただくほか、参加者にあっても感染防止策を怠ることのないようお願いします。
 4月からの東北デスティネーションキャンペーンについては、南東北における駅でのオープニングセレモニーや東北周遊列車が中止された状況を踏まえますと、本県としては積極的なPRは当面休止せざるを得ないと考えます。
 一方、県内の感染者数は一定程度抑えられていることから、当面、県内流動に限定した観光を積極的に展開して、経済の下支えを図っていきたいと思います。
 新年度に入ってから、プレミアム付き宿泊券の追加発行を行うこととしておりますが、これに加え国の事業を活用し、宿泊支援やお土産品等の購入も可能な新たな割引事業を検討します。さらに、飲食についても、まずはGoToイートに余裕があるので積極的に利用していただくほか、状況によっては飲食店への支援も検討します。

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令和3年3月18日 知事メッセージ(首都圏との往来、転入者などに関する注意喚起)

 国においては、21日をもって緊急事態宣言を解除することになったようですが、首都圏では感染が下げ止まっており、リバウンドが懸念されています。また、全国的に変異株の確認件数が増加し、宣言の解除によってリスクが少なくなったわけではないと捉えており、県としては感染警戒レベルを「2」に維持します。
 県内でも、16日に、2月5日以来39日ぶりに関東への訪問歴のある方の感染が確認され、昨日までで3名感染者が発生しており、警戒を緩めるわけにはいかない状況であります。このため、首都圏の1都3県との往来に関する注意喚起は引き続き行います。
 懸念されている変異株については、感染力の増加が指摘されているほか、首都圏では、緊急事態宣言が長期化する中で人出がやまない状況にあります。こうした状況を踏まえると、1都3県への訪問については、緊急事態宣言が解除されても、強い自粛まで求めるものではありませんが、入学や仕事、冠婚葬祭など、やむを得ない事情を除き、できるだけ避けていただきたい。また、このほか宮城県、仙台市で、特に感染が拡大しています。同じ東北でも、仙台市や変異株が発生している福島県などは、訪問する際は最大限注意を払っていただきたいと思います。首都圏では、感染者数が減らず気疲れの声を伝える報道もありますが、本県では、県民の皆さまのご協力が感染の抑えこみにつながっていますので、引き続きご理解とご協力をお願いします。
 また、年度替わりを迎え、県外から転入される方が増える時期であります。転勤等で県内に来られた方については、集まりや食事等の際は十分注意を払って、万が一体調が悪い場合には避けていただき、できれば一定期間、あまり人に会わずに、体調を見ながら行動していただければと思います。
 いずれ、変異株であっても感染の経路は同じであることから、3密回避や会食等の対策をより徹底していただくようお願いします。特に、これから歓送迎会シーズン、集落や町内会においては総会シーズンを迎えますが、密になって大声で話し合ったり、大人数での宴会、カラオケを行うことは避けていただくようにお願いします。リスクは常にあり、これからの時期は人の流動がありますので、従前以上に注意を払っていただくようお願いします。
 最後に、これまで感染者や医療関係者に対する誹謗中傷が後を絶たない状況にあります。今後、変異株への感染も想定されるところであり、こうした心ない行為は絶対に行わないよう強くお願いします。

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令和3年3月5日 知事メッセージ(感染警戒レベルの引き下げ等に伴う注意喚起)

 県民の皆さまの幅広いご協力、そして、医療、福祉関係者の大変なご努力のおかげで、先月6日以降1カ月間、新規感染者がゼロという状態が続いております。そういったことも鑑み、明日から感染警戒レベルを「2」に引き下げることと致しました。これまでの取組に心から感謝を申し上げます。
 一方で、まだ1都3県では緊急事態宣言が解除されておりません。また、従来よりも感染力が強い可能性がある変異株が、福島、新潟でも確認されているほか、これから転勤など人の移動が増える年度替わりの時期を迎えます。全国的にも関西圏等の緊急事態宣言の解除による気持ちの緩みが懸念されております。県内においても、このたびの警戒レベルの引き下げによって油断することのないようにお願いします。
 県内の状況を見ますと、様々な職場やお店で、手指の消毒や検温など、相当程度感染防止の対策が進んでいます。これから気候が良くなりますので、そのような取組をしっかり行いながら、積極的に換気も行いながら、様々な営業を続けていただきたい。
 また、高齢者は重症化のリスクが高いことから、高齢者施設等においては、職員や入所者に少しでも風邪などの症状がみられる場合は、コロナを疑い、速やかに医師の診断を受けていただくようにするほか、福祉施設用に抗原検査キットを用意しておりますので、十分に活用していただくようお願いします。
 それから、職場においても油断することなく、手指の消毒、検温等の感染防止策を怠らないようにお願いします。
 3月になり、卒業式や入学式、入社式等の行事がこれから行われることになりますが、十分に注意を行った上で開催していただきたいと思います。
 飲食については、特に人数制限を設ける考えはありませんが、大人数で密集するとどうしても大きな声になりますので、そういうことは避けていただきたい。逆に、大人数でも、大きな部屋で、3、4人にテーブルを分け、テーブル間の移動を少なくして静かに飲食するということであれば、十分感染防止に役立ちます。長時間会食しますとどうしても大きな声になりますので、十分に注意しながらも、静かに楽しんでいただきたいと思います。また、お酌や大皿のつつき合いは危険ですので、個々にお皿を用意しながら会食をするようにお願いします。それと、会話はマスクをしながら、飲食と会話を分けて行うなど、工夫をしながら感染防止に留意していただきたいと思います。
 これから、入学、就職、転勤などで、緊急事態措置区域の1都3県を含めて移動があります。1都3県については、入学や就職、転勤、仕事などを除き、例えば観光などについて、できるだけ避けていただくようお願いします。また、1都3県以外でも、感染者が多い地域もあります。そういった地域に行く際は、基本的な感染防止策を徹底するとともに、特に飲食店については、狭いところに行って、大きな声が出るような会食は避けていただくようお願いします。特に東京のようなところは狭いお店もありますので、十分に注意していただきたいと思います。
 なお、県内については今のところ感染が収まっていることから、現在申し込みを受け付けているプレミアム宿泊券のほか、3月末まで利用期限を延長したプレミアム飲食券や国のGoToイートを活用し、打撃を受けている県内の宿泊・飲食事業者を応援していただければ幸いです。
 現在、花粉症シーズンが始まっていますので、くしゃみ、鼻をかむなど、手を顔に触れることが多くなりますので、花粉症の方は十分に注意を払っていただきたいと思いますし、また、必要に応じて医師の診察を受けられるようお願いします。
 このたび、警戒レベルを下げたわけですので、一定の自由度がありますが、変異株が発見されますと、また「3」に戻すということもありますから、十分に注意しながら過ごしていただくようお願いします。まずは一旦レベルを「2」に下げて様子を見るという状況ですので、県民の皆さまの御協力によって、この「2」がいずれ「1」になるように、感染防止に取り組んでいただくようお願いします。

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令和3年1月28日 知事メッセージ(新型コロナウイルス感染防止に関する注意喚起)

 新型コロナウイルスについて、年末以降、帰省者や県外へ出かけた方の感染を含め増大傾向にある中で、医療機関でのクラスターも発生し、入院者、宿泊療養施設への入所者が増大し、フェーズ3に警戒ステージを上げたところです。
 冬場は空気が乾燥しウイルスが拡散しやすくなる一方で、体の防御機能が弱まり、感染しやすくなっていることから、県民の皆さまには、これまで以上にマスクの正しい着用やこまめな手洗い、モノにふれた手で目や鼻を触らないなどの感染防止策を徹底していただくようお願いします。
 特に、朝食、昼食を含め飲食時にはマスクを外すことから、飲食店、集会施設、職場等はもとより、家庭においても、普段接していない友人・家族等が同席する場合などにおいては、飲食時の会話を避けるなど、十分注意されるようお願いします。
 また、このところ感染された方の症状をみると、初めは発熱や咽の痛み、咳など普通の風邪の症状と変わらないことから、こうした症状が現れた場合は軽く見ないで、まずコロナを疑い、他人との接触を控え、かかりつけ医や、休日・夜間の場合はコールセンターに連絡のうえ受診するほか、家族にうつさないよう、家庭内でもマスクを着用し、ご家族、特に高齢の方には近づかないよう注意していただきたいと思います。
 首都圏等の緊急事態宣言対象地域の感染者数は、一時期に比べると減少傾向にあるものの、依然として高い水準にあり、無症状の感染者が多く存在するものと推察されることから、緊急事態宣言対象地域はもとより、仙台市など感染者が多い地域の往来については、真にやむを得ない場合以外は引き続き自粛していただくほか、県外のご家族やご親類の方等にも、来県の話が出た場合はできるだけ控えていただくようお伝えいただきたいと思います。
 特に、東京都、静岡県において、より感染力が強い変異株のウイルスが発見され、さらに変異株ウイルスの中には重症化率の高いものもあるという説もあり、これらが蔓延した場合には、全国的に医療対応が極めて厳しくなることから、感染者多数地域との往来は一段と警戒していただきたいと思います。
 また、医療機関や高齢者施設においてクラスターが発生すれば、外来や入院・入所者の受け入れなど医療・介護サービスの提供にも大きな影響を及ぼすことから、感染対策の徹底を改めて図っていただくとともに、職員・入所者等に少しでも症状がある場合の早期受診・検査の実施のほか、職員及びその家族の方も含め、県外と往来のあった方や普段会っていない方との接触等には注意を払うなど、感染の回避に細心の注意を払っていただきたいと思います。
 2月末から、全国でワクチン接種が開始される予定ですが、これには多くの医師や看護師の方の協力が必要で、その時期に感染者が多い場合には、県民へのワクチン接種に支障を来すことから、感染からの防御には一段と注意を払っていただきたいと思います。
 最後に、感染者や医療機関、勤務する職員及びそのご家族に対する誹謗中傷は絶対に行わないでください。誰もが感染する可能性があり、こうした心ない行為は本当に恥ずべき行為です。相手を思いやる気持ちを持ち、冷静な行動をお願いします。

令和2年12月28日 知事メッセージ(新型コロナウイルス感染防止に関する緊急記者会見)

 この25日の定例記者会見において、新型コロナウイルスの感染防止の注意点についてお願いしましたが、県内における感染拡大と26日に首都圏等において新種のウイルスが発見されたことから、今日再び次の点について、より注意するようお願いいたします。
 本県における感染状況を見ますと、感染者が多く出ている他県との往来によるものが多いと推測されますが、感染ルートが推察しにくい事例も増えております。
 先日もお話ししたとおり、無症状の感染者が県内に居る確率は首都圏等の感染拡大地域に比べ低いものの、一定確率でいることは否定できません。
 そのような中で、例年のとおり一般家庭も含め年末年始の挨拶回りをされる方がおられると思いますが、挨拶回りの性質上、日常的に接触する方ではない方との面会になるものと思います。また、首都圏等の感染拡大地域と往来された方も含まれることも想定されます。
 そのため、できれば単なる儀礼的な挨拶回りは今回は取りやめていただくか、訪問も短時間にし、特にお茶も含め訪問先でマスクを外して相手先と飲食するようなことは避けていただくようお願いします。
 特に一般家庭において、例年お正月ということで、訪問者をおせち料理でもてなすこともあると思いますが、日常的に接触していない方の場合は今年は十分に注意していただきたいと思います。
 また、本県においては首都圏等と異なり、飲食店における感染例は秋田市における接待を伴う飲食店でのクラスター発生例以外は事例は限られていますが、特に年末年始においては、日常的に接していない方の集まりや飲食は避けていただくとともに、狭い空間での長時間の飲食、多人数で声を大きくする飲食、飲食中のマスクなしでの距離をおかない会話には十分注意するようお願いします。
 加えて、年が明けて通常のお仕事に戻ると思いますが、職場においても事務室で弁当など昼食をとる際や、会社の食堂で昼食をとる際にはマスクを外すことになりますが、職場内での感染事例も出ていることから、おしゃべりしながらの食事や、狭い空間での多数の食事には十分に注意していただくようお願いします。
 また、首都圏等でイギリスで発見された、より感染力の強い新型コロナウイルスが変異したウイルスへの感染例が先日明らかになりました。
 今のところ、これまでのウイルスより特に毒性が強いものではないとされておりますが、感染力が強いということは、これまでより、より少ないウイルス量で感染するということとなります。
 すなわち、簡単に言えば、感染者の飛沫を浴びる量が、これまでより少なくて感染するということになり、感染者と接触時間が短い、あるいは距離がより遠くても感染する可能性があるということになります。
 本県には、現時点で侵入しているとは推察できませんが、年が明けてから首都圏等との往来により侵入することは十分に考えられますので、今後の国や県からの注意情報に気を配っていただくようお願いします。
 感染の可能性は誰にでもあります。
 なにとぞ、感染者や家族などに対する誹謗中傷、差別は決して行わないでください。
 また、長距離輸送や電気ガスなどライフライン、工場などの設備の保守点検など、県民生活に欠かせないお仕事で県外と往来しなければならない方もおります。また、他県ナンバーのまま県内に居住している方もおります。
 なにとぞ、帰省者も含め決して誹謗中傷、いじめはしないよう強くお願いします。
 加えて、医療現場や福祉施設、検査機関、保健所の皆さんは春から休まず県民の命を守るため頑張っていただいております。この方々が県民の命を守る最後の砦です。
 誹謗中傷はもってのほか、なにとぞ感謝と敬意の念を抱いていただくことを心からお願いいたします。
 県としては、様々な業種、個々人において苦しい思いをしている方に対し、これまでのものに加え、今後さらに追加の支援措置を速やかに行う準備をしています。
 ワクチンの接種も春から始まります。コロナから解き放される日を待ち、今年は落ち着いて静かなお正月をお過ごしいただくようお願いし、今年最後の会見を閉じさせていただきます。

令和2年12月25日 知事メッセージ(年末年始の過ごし方について)

 年末年始は気が緩みがちになり、人の動きも増すことから、少し細かくなりますが、県民の皆さまに注意していただきたいことを申し上げます。
 新型コロナウイルスの感染の原理原則は、人と人との接触です。特に日常的に接していない人との接触は、注意が必要です。
 県内にも無症状の感染者がいることは否定できませんが、確率的には首都圏等の感染拡大地域の居住者に無症状感染者が多く存在するものと推察されます。最近の知見では、無症状感染者は若者に限らず、中高年者にも存在します。
 よって、首都圏等との往来、特に観光・遊びでの訪問は控えていただくとともに、帰省に関しても、東京都、大阪府等においては居住者の故郷への帰省の自粛要請が出されていることも考慮し、十分に考えていただくようお願いします。なお、帰省について一律に自粛要請はしませんが、帰省する際には、自分も感染している確率はゼロではないということを認識し、感染防止に十分に注意を払っていただきたいと思います。
 特に、帰省した際には、次の点に最大限に注意して行動していただくよう強くお願いします。
 具体的には、
  1. 家庭内での常時マスクの着用、重症化しやすい高齢の家族との接触を避ける、家庭内の飲食も家族と距離をとる、あるいは単独で行っていただきたい。
  2. 料理や食器の共用、使い回しは避ける等の注意をお願いしたい。
  3. 同級会等の集まりや、人混み、飲食店などへの外出は避ける。
  4. 少しでも体調に変化があった場合には、「あきた新型コロナ受診相談センター」に連絡する。
 次に、一般的な事項として、飲食店での飲食、町内会館・集落集会所などでの地域の忘年会、新年会、家庭での親族、近所の人との飲食において、日常接触していない人が入るような場合には十分に注意していただきたいと思います。
 本県においては、飲食店も相当に注意を払っていただいており、また、首都圏等のような狭い店も少なく、客席間も広いことから、接待を伴う飲食店以外での感染例はほとんど生じていません。
 GoToイートでは4人以下での飲食を薦めていますが、人数だけが問題ではなく、日常接していない人との飲食の方がリスクが高いと推察されます。たとえ4人以下でも、首都圏等からの来県者と長時間飲食をすることの方がリスクが高まるということでもあります。
 多人数での飲食は、日常接触していない人との接触確率が増すほか、どうしても席が離れれば大声になるので避けていただきたいと思います。
 なお、飲食でなくても、月に数回会うようなサークル活動等で、お茶を飲みながら、大皿から同じ箸で漬物などをつつくようなこともリスクを増すので、当分避けていただきたいと思います。
 最後に、病院関係者、高齢者施設、保健所、検査機関等の方は、長期に休まず苦労されています。また、イギリスから感染力の強い別の種類の新型コロナウイルスが世界に広がっており、日本にも入ってくることが予想され、さらに注意が必要ですが、誰もが注意していても感染する場合があることは否定できません。
 日夜、新型コロナウイルス対策で奮闘している医療関係者へ敬意の念を抱いていただくとともに、自分もいつ感染するかもしれません。それを思いながら、絶対に医療従事者や感染者、その家族等に対する誹謗中傷、嫌がらせはしないよう、強くお願いいたします。
 終わりに、今年の年末年始、皆さんのご協力により、新しい年が早期に新型コロナウイルスから解き放たれ、令和3年が良い年になりますよう、県民の皆さまとともにお祈りしたいと思います。

令和2年11月25日 知事メッセージ(飲食店におけるクラスター発生について)

 本日、県内で新型コロナウイルス感染者が8名確認されましたが、このうち5名と昨日の感染者1名については、秋田市内の特定の飲食店に関連しており、クラスターが発生したものと認められます。
 管轄保健所では、積極的疫学調査により行動歴等を把握した上で、濃厚接触者など検査が必要な方に対して、速やかに連絡を行うこととしております。
 今般クラスターが発生した飲食店については、感染拡大防止の観点から店舗名を公表しているところであり、対象時期に当該店舗を利用された方は、「あきた新型コロナ受診相談センター」にご連絡いただくようお願いします。
 県としましては、感染者の入院調整や、濃厚接触者の検査や健康観察等を適切に実施し、感染拡大の防止に迅速に対応してまいります。
 会食に関しては、飲酒を伴う大人数や長時間に及ぶ飲食、接待を伴う飲食は、感染リスクの高まりが指摘されておりますので、最大限の注意をお願いするとともに、会食時の大声での会話や、適切な対策がとられていないスナック等でのカラオケは避けるなど、感染防止に努めていただきたいと思います。
 また、先日、新型コロナウイルス感染症で入院していた基礎疾患のある高齢者の方が亡くなられました。訃報に接し、大変残念に思っており、謹んで哀悼の意を表します。
 高齢化の著しい本県にあっては、高齢者や基礎疾患のある方への感染を防ぐことが重要でありますので、リスクの高いこれらの方々にあっては感染防止に細心の注意を払うとともに、高齢者施設の入所者をはじめ、発熱等の症状のある場合は、医療機関に電話で相談し、早期に検査を受けるようお願いします。
 これから寒い冬場を迎えますので、県民の皆さまには会食時を含むマスクの着用や手洗い、室内の換気や加湿に十分留意されるようお願いします。
 また、誹謗中傷防止共同宣言を踏まえ、くれぐれも感染された方やそのご家族、医療従事者などに対する差別や偏見、いじめなどがないよう、思いやりのある行動をお願いします。 

令和2年8月3日 知事メッセージ(感染拡大が進む地域との往来に関する強い注意喚起について)

 一時収束してきたと思われた新型コロナウイルスの感染が再び大都市部を中心に急増し、さらに全国的に拡大傾向を見せております。
 幸い本県においては、県民の皆さまのご理解・ご協力のおかげで、7月の感染確認者は2名と全国で最も少なくなっています。
 しかし、最近の県内のPCR検査の状況を見れば、首都圏などとの往来に伴う事例や、他都道府県に居住する家族や友人・知人と接触した後に、接触相手が感染者であったと判明したことによる検査などが増加しています。   
 幸い現在まで、これらの県民の方々の感染は確認されていませんが、夏休みやお盆の帰省シーズンを迎え、県外居住の方々との接触機会が増えることにより、今後予断を許さない状況にあります。
 現時点において、県内経済は少し持ち直したとはいえ、依然として宿泊・飲食業を中心に幅広い業種においても影響が広がり厳しい状況ではありますが、県内において感染者が今後急増した場合には、さらに多くの分野において経済活動が滞り、一層厳しくなるものと推察されます。
 要は、県内経済を低水準ながら維持しつつ持ち直すためには、検査・医療体制の整備は確実に行いつつも、基本原則として県内の感染者を増やさないことにつきるものと考えます。
 特に本県は高齢県で、高齢者の感染は治療方法が確立していない現時点では、医療体制の整備だけでは対応が難しく、直ちに命にかかわることにもつながります。
 したがって、ワクチンの開発や治療方法の確立までは、県内における感染拡大の防止こそが、県民の命を守り、県内経済を維持し続ける最大の手法と考えます。
 そこで、県民の皆さまには、首都圏、愛知など中京圏、大阪など関西圏、福岡など北九州圏、さらに観光客の流入により急激に感染拡大が進む沖縄県などを中心に、県外との往来については、必要最低限、すなわちどうしても欠かせない業務など、真にやむを得ない場合を除き、控えていただくことを強くお願いします。
 また、やむを得ない事情で往来があった場合においても、感染拡大地域での飲食や行動に最大限の注意を払い、その後のご自身の健康観察や周辺の方々との接触に十分ご留意されるようお願いいたします。
 また、首都圏等からの帰省者が居住地に帰ってから感染していたことが判明した事例もあることから、この夏は学生や親類の帰省、友人・知人の県内訪問については、是非とも控えていただくよう、県内のご家族から今一度呼びかけしていただくようお願いいたします。
 いずれ、県内においては市中感染事例は、現時点までは発生していないものと推察されますが、いわゆる3密を避ける、手洗いをこまめに行う、マスクを付ける、さらには声を大きく発する集まりや、飲食店や集会所でのカラオケ等を行わないことなど、基本的な感染防止策の徹底はもちろんでありますが、原理原則としての最大の防御策は、感染確率を可能な限り抑える、すなわち感染拡大地域やそこの居住者との様々な接触機会を極限まで減らすことにあることをご理解の上、県民の皆さまにはよろしくご理解・ご協力賜りますようお願い申し上げます。

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令和2年4月30日 知事メッセージ(医療関係者の皆さまに感謝を込めて)

 
 新型コロナウイルス感染拡大の中、最前線で闘っている医療機関、すべての医療従事者の皆さん、県民を代表して、心から感謝申し上げます。
 一方、残念なことに、治療にあたっている、医療関係者やそのご家族が、偏見や風評被害にあっています。
 ふるさと秋田を守るため、命がけで奮闘している医療関係者の皆さんに、感謝の気持ちを忘れないでください。
 県民が心をひとつにして、新型コロナウイルスとの戦いに打ち勝ちましょう!

令和2年4月21日 知事メッセージ(大型連休を迎えるに際して)

 

 新型コロナウイルス用のワクチンや専用の治療薬はまだありません。
 世界中で、そして日本でも多くの人命が失われている未知の感染症です。
 特にお年寄りは注意が必要です。
 感染を防ぐためには、人と人との接触と会話を最小限にすることが基本です。

 そこで、特に次の点について県民の皆さまに強くお願いします。
 まずは、東京圏など感染拡大地域はもとより県外から、子供さんなど身内や親類であっても、当分の間、県内を訪れないようにしてください。来たいと言ってもお断りするようお願いいたします。
 若者は感染しても発熱など症状が出ない場合が多く、特にお年寄りのいる家庭では、子供さんやお孫さんが、お爺ちゃんやお婆ちゃんにウイルスを移し、大変不幸なことになりかねません。
 次に、県内での感染者の大半は県外で感染された方です。
 県外には、真にやむを得ない限り出かけないでください。
 遊びや観光、買い物などでは絶対に出かけないでください。
 県内においても、生活に欠かせない食料や薬品の買い出し、病院への通院、人混みのない自宅周辺の散歩など以外、外出はしないでください。
 スーパーなどでの買い物時も、なるべくお一人で、また他のお客さんとの距離を取り、親しき仲でも会話は避けてください。
 人が集まりやすい観光施設、広場、娯楽施設などには行かないでください。県内の観光施設の大半は閉鎖しています。
 各地の自治会館、集落会館などに集まっての懇談会やカラオケはしないでください。
 個人のお宅でも、家族以外の人寄せした会食、カラオケは行わないでください。
 特に、県外から最近県内入りした方を入れた懇談会は避けてください。
 基本的な事項として
 密閉した場所で、人が密集し、人が密接する「3密空間」には絶対に行かないでください。
 外出後の、手洗い、うがいをしっかり行ってください。
 発熱など身体に異常があった時には、すぐに病院や診療所に行かず、県のコールセンターや、かかりつけのお医者さんに電話で指示を受けてください。
 また、救急患者の受入れが厳しくなっています。くれぐれも交通事故などの事故、食中毒などにも注意してください。
 憶測やうわさ話による特定個人や団体への誹謗中傷、SNSへの心ない書込みなど「ハラスメント」は名誉毀損になり、悪質なものは訴訟となることもあります。
 特に、皆さんの命の最後の砦、医療・看護関係の方を大事にしてください。
 改めて冷静で慎重な行動をお願いします。
 今の状態が長引けば長引くほど、経済や暮らしはもっと悪くなります。
 今は苦しく我慢してでも、新型コロナウィルスのまん延を早く終わらせることが、経済や暮らしを早く取り戻すことにつながります。
 何卒、県民の皆さまには、ご理解・ご協力くださるようお願い致します。

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令和2年4月14日 知事メッセージ(4月13日知事記者会見の冒頭発言)

 
 私から、新型コロナウイルスへの対応について、県民の皆さまに対し、情報提供、また、お願いをいたしたいと存じます。
 県内では、先週10日と11日に新たに4名の感染例が確認され、この中には中学校、高等学校の生徒が含まれるなど、感染の状況も変化してきております。
 県では、秋田市及び周辺地域の県立高校などを臨時休業としたほか、今後も感染者の行動歴から濃厚接触者等の確実な把握に努めますとともに、入院医療体制の整備を進め、さらなる感染の拡大を防いでまいります。
 まず、県民の皆さんに医療体制の整備についてお知らせします。
 はじめに、入院医療体制について、感染者の入院は、これまで9病院30床の感染症病床で受け入れておりますが、感染症指定医療機関のほか、一般病院にも協力を要請しまして、14病院で計93床の病床を確保したところでございます。
 また、まん延期を見越した軽症者等の療養施設の確保については、休床の病棟や宿泊施設の借上げにより対応する方針でございまして、まずは県の共済組合施設でございます「ルポールみずほ」や「ふきみ会館」を今月中には活用できますよう準備を整えてまいります。
 なお、入院患者の受入れは、医療関係者と情報を共有しながら迅速に決定する必要があることから、専門家も参画する調整本部を県に設置します。ただ、医療関係者が全県から集まることは時間もありますし、また、なるべく医療関係者同士も遠隔地の医療関係者同士が接触することも避けようと思いまして、ウェブ会議システムを活用して入院調整を行うことにしてございます。
 外来医療体制についても、帰国者・接触者外来の増設を、なお一層進める必要があることから、県医師会から提言ございました仮設の診療所の新規設置に向けて、県医師会と調整や検査体制の整備などについて具体的に作業に入ってございまして、早急な整備を目指してまいります。
 次に、県立学校、秋田技術専門校の臨時休業でございます。
 今回の感染者の発生を受け、秋田市、男鹿市、潟上市、南秋地域の県立学校及び西仙北高校について、今日から4月26日まで臨時休業することとしました。
 県立学校については、一部の地域を除いて4月6日に授業を再開したところですが、これらの学校については当面の間、休業することで感染拡大の防止を図ってまいります。
 また、秋田市にあります秋田技術専門校についても同様に、本日から4月26日まで臨時休業いたします。
 次に、県外との不要不急の往来の自粛及び日常におきます県民の皆さんの外出等についてでございます。
 県内での感染拡大を防止するため、県外との往来を控えていただきたいと思います。特に緊急事態宣言の対象とされます東京都など7都府県をはじめとした大都市圏との往来は、くれぐれも自粛されるようお願いします。
 また、緊急事態宣言の趣旨を踏まえ、宣言の対象地域から本県への不要不急の移動を控えますよう、ご家族、ご友人などに適切なアドバイスをお願いいたします。
 事業者の皆さまには、対象地域からの転勤移動者がいる場合、在宅勤務をはじめ最大限の感染防止対策をお願いいたします。
 県外から来られました方は、自らが感染していることを想定し、2週間程度、外出を控え、人との接触を最小限にするよう重ねてお願いします。
 また、県民の皆さんには、休日等において人混みが想定されます場所への不要不急の外出を可能な限り避けていただくようお願いします。
 次に、4の三つの「密」を避けることについてであります。
 県民の皆さまには、手洗いなど基本的な感染防止対策を徹底するとともに、「密閉」「密集」「密接」の三つの「密」を避けていただくとともに、発熱や咳など少しでも体調に異変があれば、通勤・通学などを控えるようお願いします。
 加えて、可能な限り、スーパーなどの買物におきましても、レジで待つ間に人と人との間隔を可能な限り空け、また、お客さん同士の会話も最小限にしていただくことをお願いします。
 5番目として、接客を伴う飲食店(※)の利用自粛でございます。
 大都圏など感染者が急増してございます地域では、夜の繁華街での接客を伴う飲食の場で感染が疑われる事例が多数発生しております。政府からは、繁華街の接客を伴う飲食店等への外出の自粛要請を全国に拡大する方針が示されております。この点についてもよろしくお願いします。
 また、接客を伴わない食堂やレストラン、居酒屋等においても、換気や出入りの際の手洗いに十分配慮をいただくほか、客席を間引くなど、不特定の客同士が近接しないような工夫もお願いします。
 また、ハラスメントの防止でございます。
 感染された方やご家族、医療機関やその他の関係者に対し、嫌がらせやSNS等での誹謗中傷が見受けられます。また、不確かな情報により、全く関係のない企業や県民が風評被害で苦しんでおります。こうした行為は人権侵害であり、名誉棄損に当たる場合もあります。県や市町村から発信する正しい情報を受け取り、冷静な行動をお願いします。
 最後に、県民の皆さまに対しては、これは他人事ではなく、ご自分のこととして捉え、冷静な行動をさらに徹底するようお願いいたします。

 (※)いわゆる風営法の第2条第1項第1号に掲げる営業を営む飲食店をいいます。

令和2年4月7日 知事メッセージ(緊急事態宣言を受けて)

 秋田県知事の佐竹敬久です。
 本日、7都府県を対象に、緊急事態宣言が行われました。
 県内でも感染者が増えています。
 今こそ、県民の力を結集し、秋田を新型コロナウイルスの脅威から守らなければなりません。
 県外から来られた方は、ひょっとしたら自分が感染しているかもしれない可能性を考えてしばらくは外出を控えてください。
 また、不要不急の県外・海外への旅行・出張の自粛をお願いします。
 感染拡大を食い止めるには、県民一人ひとりの行動が非常に重要です。
 これからもしっかりと県民の皆さまが必要とする情報を、提供してまいりますので、冷静な行動をお願いします。
 絶対に新型コロナウイルスとの戦いに打ち勝ちましょう!

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令和2年3月28日 知事メッセージ(県内3、4例目の感染者の発生に際して)

    本日、県内で3月6日以来となる新型コロナウイルスの感染者が2名確認されました。
 このところ、感染者は大都市を中心に継続的に増加しており、特に、東京では、連日、感染経路のわからない多くの感染者が確認され、この週末の外出自粛が呼びかけられているところです。
 こうした感染者が増えている地域との往来が増えることは、県内での感染拡大につながりかねず、それを発端として大規模な流行となる可能性さえあります。
 今後の感染拡大を防ぐためには、これまで以上に、県民一人ひとりと企業・団体の皆さんの協力が何よりも重要です。
 県民の皆さんには、当面、首都圏をはじめとした感染者が多い大都市圏との間で、やむを得ない用事や仕事などを除き、不要不急の往来を避けていただくよう、強くお願いします。
 あわせて「換気の悪い密閉空間」「多くの人が密集する」「近距離で大声での会話を行う」、こうした三条件が重なる場所を避けていただくようお願いします。
 特に、感染していても発症しないことがあり、感染の発見が難しい若年世代の方々は、人混みへの外出を避けるなど、慎重な行動をとってください。
 また、東京など感染者が多く発生している地域から帰省又は来県された方は、ご自身で2週間程度健康観察をしていただき、その間、不要不急の外出を避けていただくとともに、発熱など体調の変化がある場合には、学校や会社を休むなど人との接触を避け、「帰国者・接触者相談センター」へご連絡をお願いします。
 進学や就職、異動などで往来が多くなるこの時期に、多大なご不便をおかけしますが、対策の重要性を一人ひとりが認識し、節度のある行動をお願いします。

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令和2年2月28日 知事メッセージ(新型コロナウイルス感染症対策について)

    中国から発症したとされるコロナウイルスによる新型肺炎が世界中に拡散し、我が国においても拡大中であります。
 現時点ではウイルス自体の性質が解明されておらないこともあり、有効な治療方法、治療薬がなく、このまま全国に拡大した場合には、国民生活や経済活動などあらゆる面に重大な影響が及び、ひいては我が国全体が危機的状況になるものと推察されます。
 しかし、ここ2、3週間の間にしっかりとした対応策を講ずることにより、拡大傾向に歯止めをかけ、早期に終息させることは可能と考えられます。
 このため、日常生活や各種活動、教育、産業経済など多方面への影響は避けられず、多くの面で多大な不自由をおかけすることになりますが、拡大を食い止められなかった場合には、さらに重大な状況に陥ることは必至であることをご理解のうえ、何卒ご協力頂きますようお願い申し上げます。

【県民の皆さまへのお願い】

  1. 過剰に心配することなく、手洗いやアルコール消毒、咳エチケットなどの感染予防に一層努めていただくこと。
  2. 咳や発熱等の症状がある場合には、学校や会社を休み、外出を控えていただくとともに、国が示した「相談・受診の目安」にしたがい「あきた帰国者・接触者相談センター」に電話でご相談いただきたいこと。
  3. 集会や行事について、現時点で、一律の自粛要請を行うものではありませんが、中止や延期、規模の縮小を含め、開催の必要性を改めて検討いただくこと。
  4. 開催される場合にも、消毒薬の設置や咳エチケットの呼びかけなど、感染防止対策をお願いしたいこと。
  5. 企業や事業者の皆さまには、時差通勤の容認など、従業員等の感染機会を減らすための工夫を検討いただきたいこと。
  6. 従業員の子ども等が通う学校・保育施設が休校・休業になった場合の勤務について、ご配慮いただきたいこと。

 県としては、引き続き、国や関係機関と連携しながら、不安の解消と感染拡大の防止に向けて全力で取り組んでまいりますので、県民の皆さまにおかれては、国や県等の発表する情報に注意しながら、冷静な対応をとっていただくよう、ご理解とご協力をお願いします。

【県の対策】

(1)教育分野(休校とその対応)

  • 小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の3月2日(月曜日)から春季休業日までの臨時休校を実施する。
  • なお、卒業式については、万全の感染防止対策を講じた上、参加者を卒業生及び一部の在校生、学校関係者のみとして実施する。
  • 公立高等学校入学者選抜については、予定どおり実施する。
  • 共働き家庭など留守家庭の子どもを対象とする放課後児童クラブについて、特に小学校低学年の子どもは留守番をすることが困難な場合があることから、感染の予防に留意した上で、原則として開所していただけるよう、実施主体である市町村に対し要請する。

(2)経済分野

  • 企業活性化・雇用対策本部に設置した中小企業向け経営相談窓口での相談対応とともに、県の融資制度により資金繰り支援を行う。
  • 共働き世帯をはじめ、臨時休校の影響が及びやすい児童生徒を持つ従業員の休暇取得などへの柔軟な対応のほか、従業員の健康管理の徹底について、商工団体等に対し要請を行う。なかでも、接客業など不特定多数の方を対象とする事業所やライフライン、物流、生活関連産業の事業所に対しては、特別の注意喚起をしていただくよう要請する。

(3)医療保健福祉分野

  • 生活者支援について、福祉事務所や社会福祉協議会に設置している生活困窮者自立相談支援機関において、家計や仕事のことなど、幅広く相談に対応するほか、生活福祉資金や母子父子寡婦福祉資金、市町村社会福祉協議会のたすけあい資金など、様々な制度を活用して、当面の生活に必要な資金の貸付を行う。
  • 高齢者施設等について、感染拡大防止の観点から見舞い等の立入について自粛をお願いするなどの注意喚起を行う。
  • テレビや新聞等により、感染予防に関する啓発や相談窓口の周知などの広報を拡大していく。
  • 新型コロナウイルスに係る検査体制については、現在、健康環境センター及び秋田市保健所において、1日に最大40件の検査が可能となっており、今後の検査の増加にも適切に対応していく。
  • 発熱などの症状のある方からの相談に対応するため、現在の県庁及び各保健所に代え、3月2日から「あきた帰国者・接触者相談センター」をコールセンターに委託し、24時間体制とする。

(4)日常生活分野

  • 県民等に対し、人混みを避けるとともに、集会・行事等については、自粛を含め、開催の必要性について検討をお願いするほか、感染が拡大している地域への旅行はできる限り見合わせていただくようお願いする。
  • 県民からの幅広い生活上の相談に対応するため、各地域振興局に「県民相談窓口」を設置する。
  • 感染防止の観点から、地方税の申告期限・納付期限の延長措置がとられたことについて、関係団体等に周知する。

(5)県主催のイベント等、県有施設

  • 県主催のイベント等のうち、明日から3月15日まで、参加者が不特定多数に及ぶものについて、原則として中止又は延期する。
  • 開催せざるを得ないイベント等については、感染防止対策の徹底及び参加者への注意喚起を行う。
  • 県民等が利用する県有施設について、必要に応じ休館・休業を行う。

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