出羽丘陵地域におけるの強酸性土壌に造成された草地を完全更新法で更新するには、砕土及びpH調整等土壌改良に多大な経費がかかることが想定されることから、このような草地の生産力を、環境に優しく低コストに回復する技術が望まれています。マクロシードペレットは、直径3cm程度のアーモンド状の固形肥料に牧草種子を糊付けしたもので、これを用いた播種は、牧草の効率的な定着に有効な技術とされています。そこで、出羽丘陵地域における簡易草地更新法としてのマクロシードペレットの利用について検討しました。

 その結果、固形肥料に牧草種子を糊付けしたマクロシードペレットの散布は、完全更新が困難な出羽丘陵地域における簡易草地更新法として有効なものでした。

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