H18年度防潮水門の操作管理による八郎湖の水の入れ換え試験結果について
コンテンツ番号:4164
更新日:
八郎湖の水質改善対策の参考とするため、防潮水門の操作による水の入れ換え試 験を次のとおり実施しました。
管理水位を通常よりも低下させ、水質が良好な融雪水を多く取り込んだ場合の水質改善効果を実地検証するためのもので、H18~H20年度の各3月に試験を行うことにしています。
1 実施期間
H18年度は、平成19年3月5日から平成19年3月23日までに5日間実施。原則として、日中操作(午前10時から午後3時)とした。
2 実施内容
海水が入らないよう外潮位に配慮しながら、防潮水門の洪水吐ゲートを水位TP.+0.3mとなるまで解放します(最大時6門使用)。その後、ゲートを閉じて水位TP.+0.5mに回復した段階で、再び放流を行い、以後、期間内においてこれを繰り返します。
3 実施日及び放流量
のべ5日間の総放流量は、1,895万トンであった。
実施日 | 放流量(万トン) |
---|---|
3月5日(10:00~14:00) |
124.2 |
3月7日(10:00~15:00) |
348.7 |
3月16日(10:00~15:00) |
470.3 |
3月20日(9:50~15:10) |
563.5 |
3月23日(10:00~15:00) |
388.5 |
4 水質結果
水質調査は、1回目の試験放流前の3月2日と5回目の試験放流後の3月27日に実施。
この間(2日~26日)の通常放流、試験放流を合わせた全放流量は5,247万トンであった。
前後の水質の差は、全リンについては減少傾向が見られたが、他の項目は地点により
傾向が異なり、明確な改善傾向を評価するには至らなかった。