H21年度八郎湖におけるアオコ発生状況
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八郎湖の富栄養化と密接な関係にあるアオコの発生状況をお知らせします。
- アオコの発生状況は、国立環境研究所が提唱している「見た目アオコ指標」により、レベル0~6に分類して整理します。
- 八郎湖内の次の位置で確認しています。
アオコの発生状況
今年度のアオコの発生は、例年に比べ約1ヶ月遅く、レベル4以上の出現日数は9日間(平成20年度は27日間)、発生箇所も調整池の流入河川河口や湖岸及び一部湖面に限られ、小規模な発生となりました。これは、気象条件(7月の長雨及び7月、8月の日照不足)が大きく影響したものと思れます。
アオコ発生の概況
- 7月29日に今年度最初のアオコ発生を観測しました。馬踏川大橋及び小深見川河口でレベル2、塩口水路でレベル1の発生でした。(平成20年度は6月30日、平成19年度は7月2日に初観測)
- 8月は、8月10日、17日に馬踏川大橋、26日に馬踏川大橋、飯塚排水機場、大潟橋(漁協前)、塩口水路河口、31日に塩口水路河口でそれぞれレベル4、それ以外はいずれもレベル3以下で、発生箇所も河口や湖岸に限定されました。
- 9月は、9月2日に馬踏川大橋でレベル5、塩口水路河口、小深見川河口、湖心、調整池西部でレベル4とこれまでのピークとなり、その後レベル4以上の発生は4日間確認されました。
- 10月中旬以降は、各地点ともレベル0~1で、11月には確認されなくなりました。
- 今年度の調査状況は、次の一覧表のとおりです。
平成21年度におけるアオコの発生状況一覧表(「見た目アオコ指標」によるレベル標記)
本ページへ掲載されている「H21年度アオコ発生状況一覧表」はオープンデータです。
オープンデータの利用規約は次のページから御覧ください。
※:本アオコ調査結果は、R4年度に実施したオープンデータ化に伴い、データを再整理しています。
【調査地点の詳細】
- 馬踏川大橋(馬踏川末端の橋)下流の川岸を目視
- 飯塚排水機場前の湖岸を目視
- 馬場目大橋(馬場目川末端の橋)からの目視
- 馬場目川と八郎湖の合流点の川岸を目視
- 八郎湖増殖漁業組合前の湖岸を目視
- E1取水口向かい側(八郎潟町湖岸)の三倉鼻付近の湖岸を目
- 馬場目川河口向かい側のF1取水口(大潟村湖岸)付近の湖岸を目
- 野石橋下の湖岸を目視
- 小深川魁橋下流側の川岸を目視
- 塩口水路河口西岸を目視
- 天王大崎のヨシ等の植え付け箇所の粗朶消波堤付近湖岸を目視
調査地点の写真
9月30日までの調査地点の状況は以下のとおりです。