6月25日、大沢地区で生き物調査を行いました。

調査当日の天候は晴れで、調査日和となりました。

 

調査の様子の写真

調査の様子

 

今回は、対象地区に隣接する水路2箇所で調査を実施し、ヤゴやカワニナ、ハナショウブなどが確認されました。

ヤゴの写真 ヤゴの写真  

ヤゴ    

 

カワニナの写真 ハナショウブの写真

カワニナ                ハナショウブ 

 

 レッドリストに掲載されているような珍しい生き物は確認されませんでした。

しかし、ヤゴが生息しているということは、幼虫期を過ごせる水辺だけでなく、羽化出来る植生やエサとなる生き物が生息しているなどの環境が揃っていることを意味します。

 

この環境に与える影響を少しでも緩和できるように努めたいと考えており、そのために、事前調査を行っています。

 

 

 平成13年の土地改良法改正により、農業農村整備事業を実施する際には、原則として「環境との調和に配慮すること」が位置づけられたこともあり、環境保全と事業推進の調和が求められています。

 

これを受け、県では自然との共生の持続性を確保するとともに、客観性や透明性を確保しつつ事業の円滑な推進を図るために、農業農村整備事業の環境に係る情報協議会を設置し、事業計画策定の段階で指導助言を受け、事業に反映させることとしています。

 

また、各市町村では、田園環境整備マスタープランを作成し、自然環境を守りつつ安全でうるおいのある河川・水路の整備を図り、生態系や自然環境に配慮した整備を推進しています。

ほ場整備事業を予定している大沢地区は、北秋田市の環境配慮区域(事業実施に当たり、環境に与える影響の緩和を図る区域)に認定されています。

 

上記に基づき、事前に生態系の調査を行うことで、環境保全に役立てています。

 

担当:北秋田地域振興局農林部農村整備課 ふる里づくり班