八郎湖の構造、水の流れの概要
2006年11月01日 | コンテンツ番号 1847
八郎湖の構造
八郎湖は、調整池、東部承水路及び西部承水路から構成されています。
調整池と東部承水路は連続した水域ですが、西部承水路は南部及び浜口の機場により調整池と東部承水路から隔てられています。
八郎潟は汽水湖でしたが、八郎湖は船越水道に防潮水門を作り、海水の進入を遮断したため、淡水湖となりました。
八郎湖の水の流れ
八郎湖には、三種川や馬場目川、馬踏川など20余りの河川が注いでいます。湖には、降水も含めて年間およそ12億㎥の水が流れ込み、ほぼ同量が防潮水門から日本海へ流れ出ています。単純計算では、八郎湖の水はおよそ一月に一度入れ替わっていることになります。
中央干拓地(大潟村)で使用される農業用水は、湖岸19箇所の取水口から干拓地内へ導水され、排水は南部機場など排水路末端3箇所の排水機場でポンプアップして調整池と東部承水路に排出されます。排出された水の一部は再度干拓地内へ戻り、循環利用されています。
西部承水路には河川と呼べるような流入水はないため、調整池と東部承水路から通水し、水路の両端にある南部排水機場と浜口機場で水量を調整しています。さらに、西部承水路は、干拓地から排出された水がそのまま取り込まれやすい構造となっているため、新しい水との入れ替えが行われにくくなっています。
湖面積 | 4,732ha |
---|---|
貯水量 | 132.6百万㎥ |
最大水深 | 10m |
平均水深 | 2.8m |
流域面積 | 894㎢ |
流域人口 | 68千人(平成29年度末) |
利水状況 |
|