平成26年12月15日知事記者会見

2014年12月16日 | コンテンツ番号 9043

知事発表事

なし

幹事社質問事項

  • 衆議院議員選挙について
  • 時間 12:59~13:17
  • 場所 プレゼン室

(幹事社)
 お疲れさまです。
 昨日行われました衆議院議員選挙について、衆議院議員が秋田県内から5人ということになりましたが、知事のご所見をお願いします。

(知事)
 私は前にも言ったとおり、与野党はありますけれども、人口減少県でありますので、都市部の議員の方々は、総体的に増えていますので、県民の声を国政につなげるとすると、できるだけ多くの人がいた方がいいということで、今回は復活も含めて与党が小選挙区、あと野党が2人。全体としてはボリュームが増えるということは、我々もルートがたくさん出来ますので、これはこれでいいことだと思います。

(幹事社)
 改めて、国会議員、国に対して、どのようなことを知事としては国会運営をやっていって欲しいですか。

(知事)
 今回の全体の評価を見ても、自公が勝ったものですから、これは、突然の解散、あるいは野党の準備不足、あるいは選挙協力の時間がなかったという、いろんな理由はあると思いますけれども、自公が圧勝したという裏には、やはりアベノミクスについて、県民・国民が一定の期待を抱いている。
 いずれこれからが正念場で、いよいよ地方創生ともからんで、地方の活性化、経済の立て直し、こういうものを、まだ期待を持っている人がかなり多いんじゃないか。そういうことで、これから是非とも地方に光が当たる政策を、着実に、政権にはやってもらいたいと思います。
 逆に言いますと、期待が大きいほど、これが変になりますと、これは逆に次の選挙には大きなしっぺ返しが私はあると思います。ですから、これはそれこそ、地方創生、あるいは経済の活性化というのは、そう簡単に右から左、一朝一夕でなるものではございませんけれども、時間がかかっても、奇をてらわずにオーソドックスな方法でこれを着実に積み重ねていっていただきたいと思います。
 そういうことからしますと、秋田県内の国会議員の方々、与党3人、野党2人ということで、いろんな面で緊張感もあると思いますので、お互いに緊張感を持って頑張ってもらえれば、私はそれに越したことはないと思います。

(幹事社)
 何か質問のある社はございますか。

(知事)
 分析してみるとおもしろいね。前回と今回、ほとんど常識的な線で出ています、票は。

(記者)
 特にどこら辺がおもしろいのでしょうか。

(知事)
 まず1区。冨樫さんは、得票率は減っていないんです。ほぼ同じ。ですから、前回の高松さんと近江屋さんの票の一定程度、これが寺田さんに行っている。これは特に秋田市は自民党支持層と非自民というのは意外とはっきりしているんです。これが前回分散していますから、非自民が。これが一定程度寺田さんに。投票率が下がっても寺田さんの票が増えていますから、それはやっぱりそういうふうに読めばいいと思います。
 2区は、完全に一番投票率は減っています。大幅ダウン。ダウンしているところは明らかなんです。2区で10ポイント以上ダウンしているのが、大館市、鹿角市、小坂町。前回は、小坂町から川口さん、大館から石田さん(が出馬している)。ですから地元候補がいないものですから、これがガクッと落ちた。この分はやっぱり地元候補がいないものですから、今回の緑川さんには、非自民の基礎票(が入った)。いわゆる地元効果、自民、非自民関係なく地元候補には行きますから、ほとんど棄権なのか分かりませんけれども、その分がほとんどない。
 3区は、これが京野さんと三井マリ子さんが前に出ていますけれども、3区のこの京野さんと三井マリ子さんの分は、これは全体が村岡さんに行かないで、やっぱり、例えば京野さんの湯沢なんかは確実に地元票ですから、これ非自民、自民関係なく行きますから、これが全部村岡さんに流れているわけじゃない。ただ一定程度、民主などに行っていますから、こういう評価だという。ほぼ分析できる範囲の票かなと思います。

(記者)
 つまり、そうやって分析できてしまうような結果ということは、逆におもしろみに欠けたという部分もあるんじゃないですか。

(知事)
 そうですね、結局選ぶその争点が、片方はアベノミクスがあるけれども、ほかの方はそれに代わる“カイエダミクス”とか、“ハシモトミクス”とか、何もないわけだ。ですから、通常の固い支持者が、自民、非自民、新自民、あるいはやや自民党じゃない方、それぞれが通常のパターンで、従来からのその政策というよりも、ある意味で支持層の常識的な範囲で広がったということかなと思うんです。
 だから、言葉がないんだよな。野党が何とかミクスで、全然別の具体的なものを出せば、はっきり分かる。これがないんですよ。ですから、一方のアベノミクスに対しては、何やかんや言うけれども、有効求人倍率も増えているし、お年寄りは結構投資信託をやっていますから、(株価の上昇など)ある程度見えますから、そんなに今のところ極端に否定論は出ていない。そういうことかなと思います。

(記者)
 選挙全般についての投票率が低下傾向、低落傾向が続く中で、今回の衆院選に関しても、秋田県の選挙区で投票率が過去最低を更新しましたけれども、そのことについてはどうお考えでしょうか。

(知事)
 これは、2区は地元候補がいない。それで2区は(投票率が)落ちる。あとは全体的に特に3区は相当天候の関係もあるんじゃないかと思います。あと都市部もそうでしょうけれども、お年寄りも、今回は寒いですから、そう簡単に投票に行けない。
 昔の話、投票率のいい時、ほとんど農村部は動員ですよ。バスが集落を回って全部乗せて。20年ぐらい前までは、これが普通です。自分の意思でなく投票所に行っている人がいっぱいいたけれども、相当陣営でそういうこともあった。これはいいことじゃないんです。それが今はそういうことができるような状況でないですから、昔と今と単純に比較できないと思う。
 それから、逆にこれ自民党の方にはマイナスですけれど、自民党が300を超えるという圧勝論があって、やや全体的に保守基盤のところは動きが少なかった。やっぱりある程度の都市部から、地元になじみがある人が立てばグッと増えるんです。
 この傾向はね、これからもあるんです。

(幹事社)
 ちょっと投票率のことでお伺いしたいんですが、低落傾向がずっと続いていますけれども、ほかの県では例えば若者の投票率を上げようといって、大学の中に投票所をつくったり、いろんな取り組みが各地であるんですけれども、県として何かそういうのをやっていこうかなとかっていうとお考えはございませんか。

(知事)
 投票所の設置は一義的に市町村ですけれども、今回は、なかなか大学までという、あと、投票所だけの数じゃないと思う。やっぱり競い合う方々が、いろんな面で真剣に、ある程度蓄積があってそれで出るような人がいれば、それはある程度増えると思います。そういう意味ではこの後の統一地方選挙、ここら辺もやっぱり見なきゃね。
 あと、ネット、ネットと言うけれども、ネットの関係が意外と今回弱い。だからネット選挙にならないんじゃないか。ネットに余り力を入れ過ぎると、かえって評論家になっちゃって。次世代の党は一番ネットをやったんです。ところがああいう状況でしょう。やっぱり選挙って直に生で相手と接触して、それで評価を得る。少しぐらい天気が悪くても行こうやという気が出てくるんです。ですから、何となくその選挙民に近い、接触がある程度たくさんあれば、これは増えると思います。

(記者)
 今回当選した5人についてなんですが、与党議員3人に求めたいこと、それから野党議員2人に求めたいこと、それぞれ分けてお話しいただけますか。

(知事)
 与党議員の人は、政府の政策を、地方の雇用をちゃんと反映させるような形で、与党の中で政策提言をしていただきたい。東京と地元と言っていることが逆だと、駄目。これは違うと困るんです。ですから本当の意味で、そういう与党の責任を自らも果たすということでお願いしたいと思います。
 それから、野党の方は、国政ですから与野党の大きな対立軸、これは大いに議論してもらいたいけれども、国政の問題は余りその大きな対立を地元には持ち込まないでほしい。逆に言えば、県民の皆さんの思いっていうのは、与党に求めるものも野党に求めるものも、そんなに違わない。ですからここは与党野党の区別なく、野党の議員の方々も県民の皆さんの真剣ないろんな要望も与党の方々と一緒にチークワークを組んでやってもらって、その政権の枠組みの対立軸の議論はそれでいいんですけれども、そういう身近な問題については一緒にやっていただければ、非常に力になると思います。

(幹事社)
 ほかに何かありますか。

(記者)
 今、与党の方々に、その政府の政策と、こちらで言っていることと違っていると困るというお話をされましたが、特に農政に関して、一番これから先、秋田が求めていくことと、政府の進めようとしていることにちょっと乖離が見られると思うんですが、そこについて何を訴えていきますか。

(知事)
 地方創生もそうですけれども、昨日の政府幹部の記者会見を見ていると、地方創生は市町村のプログラム、これが大切だ。これはこれでいいですよ。でも小さな市町村単位のそういうことだけに目を向けて、国全体としてあるべき姿、ここら辺がちょっと薄いんです。
 農業も机の上で考える農業のあり方、これは(これで)いいですけども、現場はそう簡単に右から左と机の上で考えるようにはいかない。ですから細かな現場を無視すると、やっぱり全体としてうまくいきませんので。
 そういう意味で、ともすれば東京の霞ヶ関で考えるのは理屈ばっかしですから。そういう理屈も大切です、理屈に対して地元の議員は、より現実にこう押し込んで、それで地元も努力は必要ですけれども、努力すれば希望が持てるという政策にしていただくことがやっぱり地元議員の務めだと思います。

(幹事社)
 じゃあ、ないようなので。

(知事)
 はい、どうも。