ヤリマンボウ属魚類

2015年04月14日 | コンテンツ番号 6900

本荘市で打ち上げられたヤリマンボウ属魚類

2005年1月19日に本荘市石脇の本荘マリーナ北側の海水浴場砂浜にヤリマンボウ属魚類が打ち上げられました。水産振興センターでは、同日に所内に搬入して冷凍保存しました。

この個体は、全長195.1cm、体長137.5cmで、高さ196.4cmと大型で、冬季の水温低下により活動が鈍り打ち上げられたと推察されました(写真1)。

これまでも本県沿岸ではヤリマンボウが年に数個体確認されていましたが(写真2)、今回発見された個体は、尾部(舵鰭)が著しく後方に突出していること、背鰭及びしり鰭が長大であること、体高が低いこと、色調が異なることなどの特徴が認められ、これまでのものと別種であると判断されました。

このことから、国立科学博物館動物研究部と連絡を取ったところ、マンボウ科はトンガリヤリマンボウの種としての独立性を含め分類が混乱していて、この標本はきわめて貴重なものであるとのことでした。このため、標本を同館に移送し、ミトコンドリアDNAを含めた詳細な調査を依頼しました。同館では、この個体について研究を進めるとともに、剥製標本として保存するとのことです。

写真:今回の別種とヤリマンボウ