平成28年7月11知事記者会見

2016年07月13日 | コンテンツ番号 11149

(幹事社)

 幹事社のABSです。よろしくお願いいたします。まずは知事の方から発表事項をお願いいたします。

(知事)

 資料を皆さんにお渡ししていると思いますが、第14回日ASEAN次官級交通政策会合についてであります。

 今月26日火曜日、本県で国土交通省が主催します『第14回日ASEAN次官級交通政策会合』が開催されます。この会合は、日本とASEANの交通分野における共通の課題について議論し、その解決手段を見いだすことを目的に、我が国にASEAN諸国10カ国の交通政策官庁の次官級の方を招いて開催するものです。東北では初めての開催ということです。

 秋田県では、タイを中心としたASEAN諸国との交通人口の拡大に力を入れておりますので、この会合を活用して本県の持つ観光や文化をしっかりとPRいたしまして、インバウンドの展開等に向けた弾みにしていきたいと考えております。

 主な日程は、次に書いてあるとおりでございますので、また、詳しいことは後で担当の課に聞いてほしいと思います。国際会議ですので取材の申し込み等についての紙も入れてあるはずでございます。私からは以上です。

(幹事社)

 ありがとうございます。

 今、知事からお話がありましたけれども、細かい中身に関しては会見後に担当の課の方が質疑の時間を設けていただけるということでしたので、大枠の部分で何か質問のある各社、いらっしゃいますか。

(記者)

 今、若干、知事もおっしゃいましたけれども、改めてこのASEANのこの会合が秋田県で開かれる意義、あと、開かれることによって期待される影響というものを教えてください。

(知事)

 このような国際会議というのは、秋田は少ないわけですけれども、私どもASEANとの交流に今、力を入れております。そういう時期に、国主催の開催ではありますけれども、私どもに開催について、去年の段階から、オファーがありまして、私どもとしては、こういう機会にこのような国々の方から秋田に来ていただいて見てもらうと、また様々な面で我々の若干のプレゼンの時間もございますので、こういうことについて前向きに捉えようということで、これを受諾したということでございます。

 会合の中身については、私どもよく承知してございませんけれども、いずれ交通ですけれども、細かい交通というよりも、このASEANの中の色々な、交通についてのかなり大きな話となりますけれども、我々も色々な航空路の開設、外国のインバウンドというのは、必ず交通手段が必要ですので、そういうものについて何かヒントがあるのかなということで期待をいたしてございます。

(幹事社)

 ほか、ありますでしょうか。では、よろしければ幹事社質問に移らせていただきます。昨日、投開票が行われた参議院議員選挙について、知事の受け止めを教えてください。

(知事)

 前もって報道各社から自民与党の石井さん(参議院議員 石井浩郎氏)が優勢という報道がなされてましたが、正直言って最初の段階では、かなり陣営の方にも危機感があったのではないかと思います。私も様々なところで最初の段階で聞きますと、なかなか接戦だろうと。

 そういう中で、やはり自民党関係、これ、自民党の県連のみならず本部も含めて、危機感をもってこれに臨んだと。そういうことで、かなりそういう成果が上がった結果、こういう状況になったのかなと。

 ただ、票数を見てみますと、これ色々な選挙がございますけれども、前回の得票数については石井さんが32万9000票、松浦さん(参議院議員 松浦大悟氏)が19万5000票ぐらいで相当離れてますけれども、今回はそれほどの差がありませんでした。

 大体秋田では一般的に保守票と称される票と革新系の票という、大体いつもこのぐらい。28、9万から30万、もう一つは革新系が大体23、4万票で大体差が5万票前後という結果です。

 いずれ野党共闘の成果はある程度出てますけれども、絶対的な基礎的な票の差がこういうふうになっているのかなと。あとは無党派票、無党派の票がどう割れるかということで、そこも極端に大きく割れてないと。

 そんなことでこういう結果かなというふうに思います。ですから、政策的な面だとか、色々な面がございますけれども、やはりどちらもかなり頑張った結果、大体こういうところに秋田の基礎的な政治的な勢力の配分があるのかなと、そういうふうに読まれる数字ではないかと思います。

(幹事社)

 石井さんが当選された結果については、どのように受け止めましたでしょうか。

(知事)

 これ面白いことに、東北では選挙区では石井さんだけと。かなり昔に、戊辰戦争の奥羽列藩同盟の秋田だけが、そういうふうに、なったんですけれども、やはり石井さんの、これは、何というんですか、私としては全国的な傾向もございますけれども、いずれこれからも石井さんを含めて国会議員、自民党が5人一緒に県のために色々な面で手伝っていただくということで、私どもとしては、昨日お話しましたけれども、私としては最初から自民党与党寄りということを言ってましたので、うれしく思っております。

 また、石井さんも、最初の6年はスポーツ選手から国会議員ということで慣れない点もあったと思いますけれども、これからは二期目ですので、大いにその政治家として国政のために、また、県政課題解決のために、これまで以上にしっかり様々な面で、得意不得意の分野はあると思いますけれども、万般にわたって政治的に成長していただいて、是非この秋田の課題解決にも力を貸していただきたいと思います。

(幹事社)

 ありがとうございます。参議院選挙について各社さんから。

(記者)

 東北のほかの5県で、なぜ自民党が勝てなかったのかというところは、どのように見てらっしゃいますか。

(知事)

 あの、これは力関係というだけではなくて、例えば岩手は昔から小沢さんの牙城で、非常に別の要素があったと。また、山形は、これも非常に複雑な要素があって、山形の特異な例が。ですから、あと、青森も、田名部さんが非常に強い方ですので、そういう意味で、青森はやや力負けという。

 ですから、山形、岩手は非常に特殊事情。それから宮城は、やはり2名から1名になったということで、どちらかというと本人の知名度、あるいはこれまでの地元への貢献度。福島は、やはり原発の問題もありますので、そういう、どちらかというと被災県は、やはり復興との関係もございまして、それと地元事情が絡んで、やや特殊かなと。

 一般的にはTPPの問題と言われますけれども、私はそんなにTPPは関係してないんじゃないかと思います。やはり地元の事情と、その候補者、それから政党の力関係、これが如実に出ているんじゃないかなと思います。

 秋田は、そういう意味では、そんなにそういう特殊事情がなくて、それこそ先程言ったとおり、これまでの政党の勢力のぶつかり合いの中で、どちらも一生懸命頑張った結果、大体こういう状況になったということではないかと思います。

(記者)

 先程の戊辰戦争の例えでいくと、当時も今回の参院選も秋田が正しいということで、よろしいんでしょうか。

(知事)

 いや、たまたま面白いもんだなと。なんか戊辰戦争の、あの時の秋田だけが若干ほかと違ったということで、これは別に関係はないと思いますけれども、なんか面白い歴史上のそういうものと重なったということで、ちょっとそういうことを話したと。特に大意はございません。

(記者)

 あとすいません、村岡さん(衆議院議員 村岡敏英氏)の票は、あまり松浦さんの方にいってないというふうにも言われてますけれども、どのように見てらっしゃいますか。

(知事)

私が余り言うことではございませんけれども、やはり村岡さんの票は、大半が元々保守系の自民系です。ですから、村岡票という固有の票でございますので、彼に対しては有効にその票が動きますけれども、やはり彼の立ち位置も今の民進党ではありますけれども、民進党の右派ということで、やはり、そんなに支持者の後援会も含めて、大きな行動にはつながらなかったというふうに思います。実際、私は3区情勢、私3区の出身ですので、生まれは、よく見てましたけれども、ほとんど村岡さんとこのいわゆる後援会組織は動いてなかったなというふうに感じました。

(記者)

 ありがとうございます。

(幹事社)

 ほか、ありますでしょうか。

(記者)

 参院選の結果、全国的な面で見たときに、改めてどういうふうに受け止めてらっしゃいますか。

(知事)

 やはりその憲法の問題もあるけれども、今日の株価、500円ほど上がったんです。ですから、経済界としては、やはり安堵していると。アベノミクスの成果がどうかは別にしても、やはりその一定の経済的効果、これは、確かにその地方に及んでないという言い方する方もございますけれども、これは、アベノミクスだけではなくて、国際経済、あるいは日本の産業構造が変わってますので、地方にそう簡単に国の経済政策の効果がすぐに現れるような、そういう単純な経済構造に、グローバリズムの中になってない。そういうことからして、ある程度その辺は、一定の経済人はわかってますから。

 また、ただもう一つ、やはり民進党が、社民党、それぞれの特色がございますけれども、共産党、生活の方はよくわかりませんけれど、野党4党の統一候補ということで、これ1人区で結構、功を奏した点もございますけれども、その野党統一になった場合に経済政策がどうなるのか、全くわからないですね。

 やはり経済面で言えば、民進党側は、経済政策についてのポイントを出せないんです。違いますから。民進党と共産党の経済政策は全く違いますから、この場合どうなるんだろうという、やはりそういうことで経済関係に詳しい方、あるいは事業をしている方は、やはり今の、アベノミクスの成果がそれほどでもないにしても、方向性は国際的にも今のアベノミクスの方向そのものが、そんなに極端に国際的な経済と、反しているわけでもございませんので、やはりそこら辺は、政策的に民進党が経済政策を、アベノミクスの批判はあってもポイントを出せなかった。
  出したとしても、あまりにも、共産党と違いますから、だからこれ、野党4党というか、野党の統一がどんどん進んでいくと、最終的にまた55年体制、体制選択みたいになっちゃうのかなと。

 ただ、民進党の右派も、それは思ってないでしょ、そうは。非自民のつなぎ役として野党共闘はいいけれども、一方で野党共闘になって政権にぎった場合に、どのような政策を出してくるのかということは非常に不安なんです。ですからここら辺が非常に、逆に言うと安倍政権の方がある程度国際的にも認証されてますし、安定感があるということで、やはり全国的に、これだけ自民・公明が票を伸ばしたと。伸ばしたとかどうか別にして、そんなところではないかと思います。

(記者)

 今のアベノミクスの成果が地方にはなかなかという人もいるというお話があったんですけれど、選挙結果を受けて、改めて政府与党に対して知事として注文というか求めたいことというのはどういうことがありますか。

(知事)

 今までの産業政策だけでは地方は。例えば小売り商業はインターネット販売がどんどん増えてます。通信、通販が。色々な面で、もっと昔の経済と同じように、その形に景気が良くなったとしても、これは全く違うんです。ですから、これから地方は、どういうふうに地方経済をもつか、今までの手法では、どうしようもないんです。

 やはり地方の産業、経済の構造変革、こういうものを促すような、そういうことに力を入れてほしいなと思います。単に中小企業対策ということで中小企業に融資をやったり、補助金をやったりしただけでは、もう世界的に地方で成り立たないというか、もういらなくなった商売いっぱいありますから。

 ですから、新しい商売はどうするのかという点が必要ですし、これは何も政治だけではなくて、やはり経済の方、経済人も民間の方も時代は変わってますので、やはりそれに対応することについて、どうあるべきかということを、これは我々も含めて、地方自治体も含めて、単にそのアベノミクスが、お金をどんどんどんどんやれば、地方が潤うという意味じゃなくて、産業構造、これをガラッと変えないと、どうしようもないです。

 ですから我々例えば新しい産業を起こす、その地方の特色を生かした、そういうものについて、どんどんその均一的でなくて地方の特色を生かせるようなそういう産業政策、例えば今の交付金でも自由度を高くする、あるいは国家として何か東北地方ではこういう産業を、どんと伸ばすとか、やはりそういうことがないと。なかなか地方の三次産業が悪いって言っても、もう10年から15年経つと、ほとんどネット販売でしょ。

 生鮮食料品でさえ、今ネット販売ですから。今、全国の流通が、生鮮食品が一日で全部届きますから、ですからそういう意味からすると、そういう、その色々な構造の変化、これをどう捉えて、地方の可能性を膨らますかという、そこが問題かなと思います。

(記者)

 今回の選挙で投票所や開票所で、ちょっとミスが目立ったところが多かったんですけれども、今回の選管の不手際について、どのように受け止めてらっしゃるかお話をいただけたらと思います。

(知事)

 選挙事務は、やはりきっちりやるということで、ミスがあっては信頼性に欠けますので、一番やはり現場で注意喚起をしていただきたいと思います。

 いずれ、なかなか市町村の場合、人が減ってますので、それとその選挙事務を、県の選挙管理委員会の場合は担当の職員がいますけれども、市町村の場合は全部兼務ですので、例えば何回かやれば覚えますけれども、初めての人がいっぱいいるんですよ。

 だけど、それを選管の専任職員を置けと言ってもこれは無理ですけれども、やはりしっかりとその選挙の場合は、ある意味ではこれ選管と言っても、市町村の職員ですので、そこら辺は注意を喚起しながら、トレーニングを何回か積んで、そういうことで何とかですね。全国的にもこういう問題が起きてますけれども、非常に微妙な問題ですので、やはり選挙というのは、そういうことで正確を期していただきたいと思います。

(記者)

 今回の参院選、投票率は60パーセントを超えました。投票率が上がった要因、知事はどのようにお考えでしょうか。

(知事)

 これはやはり、一つに、与党も野党も、これだけ大物の大臣級が見えて応援演説、応援をしたということは今まで私も記憶ないです。ですから、そういうことで、若干盛り上がったのかなと。

 それにしても、まだそんなたいした数字ではないですから、やはりまだまだ選挙の投票率というのは、ある程度今回その野党統一という新しい要素があったものですから若干増えたのかなと。あとは有名人がたくさん来ていましたので。ただ、やはり70パーセントぐらいは、いってほしいですよね。うん。

(記者)

 関連して、この18歳、19歳の選挙権という部分について、いかがでしょうか。

(知事)

 18歳、19歳の方も、20代、30代と極端に違う投票行動ではないのではないかと。ただ、今のところ、まだ確定ではございませんけれども、20代よりも18歳、19歳が多かったみたいです。まだ確定ではないですけれども、今の情報では若干20代の投票率よりも、18歳、19歳の方がちょっと多いと。

 ですから、ある意味では初めて投票権が得られましたので、その方々が、その政治に興味を示したということは良いことだと思います。逆に20代になってから下がってますから。これに刺激されて20代の方も上がってくれば、これいいことだと思います。

(幹事社)

 ほか、ありますでしょうか。では、その他の質問。

(記者)

 すいません、東京都知事選で石田純一さんが、統一候補だったら出たいというふうに言ってるんですが、どうお考えでしょうか。

(知事)

 どうなんでしょう。今のニュースではやめるとかというニュース、どうですか。わかんないよね。ただ、野党統一候補ということで出せるのかな。どうでしょう、あれ、よくわかりません。あの方は、私も俳優という程度しか知りませんから。やめるとかっていう話出てますね。どうかな。

 いずれ、今日中あたりに野党も、それに応えなきゃね。宇都宮さんはどうなのか。ただ、野党統一だけでまた選挙やっても、逆に自民分裂の方に飲み込まれてしまうのではないかな。うん。ちょっとやはり民進党側も、参議院の選挙結果を受けて、またここで都知事選挙に、野党の民進党が主導して、これをまた負ければ、また民進党の傷が深くなるということで、ちょっと引き気味、あまり触りたくないようなそんな雰囲気感じます。うん。

(記者)

 ありがとうございます。

(幹事社)

 間もなく時間ということで。

(記者)

 今のに関連して、昨夜、増田さんが正式に出馬表明したということなんですけども、改めて知事の方からありますか。

(知事)

 私、増田さんそのものは何回も会ってますし、非常にその聡明な立派な方ですので。問題は、前に言ったとおり、どういう政策、細かい東京と地方の関係については興味あります。我々、昔の知事仲間としては、できれば東京もしっかりと東京都の機能を果たしながら、是非東京独り勝ちだけではなくて、地方と東京の共存共栄、こういうものがある程度東京都から発信するような、そういう政策を打っていただければ、我々非常に面白いと思います。

(幹事社)

 ほか、ありますでしょうか。ちなみに知事、ご自身の選挙に関しては、いかがでしょうか。

(知事)

 最近、次どうするんだということと、逆にもう一つは、もっとやれという、もう一期やれという声も若干背中を押す方がいますけども、本人としてはそのまんざらではなくない気持ちはありますけれども、まだ家族とのそんなとこ、私の体調もありますので、もう少しこれは、ゆっくり考えてから、まだまだその9月議会、あるいは来年の予算編成方針、これを作るまでには時間がありますので、もう少しゆっくり考えてから、また関係者と相談してから、これははっきりしたいと思います。

(幹事社)

 ありがとうございます。ほか、よろしいでしょうか。どうもありがとうございました。