県民の声

 
受付日 2025-06-04
受付番号 61
広聴形態 知事への手紙
提案区分 提言・要望
本文
 秋田県の人口が80万人台に突入との事ですが、私の出身地である○○市の約半分とは驚きです。
 ○○市の半分しか居ないなら、秋田県にある市町村を全て秋田市に併合し、人口90万人としても違和感は無いと思います。
 本当の目的はわかりませんが、大阪府では都構想と言って大阪府と大阪市の業務で重複部分を削減できるとしています。
 秋田県の場合、全ての市町村を秋田市に併合し、秋田県と市町村で重複する業務を秋田市に移管してしまえば、職員の数、各地に点在する県の庁舎、重複する業務などかなりのコストを削減出来ると思います。
 また、統合された市町村も職員の数をせめて半分にするなどすれば秋田県と秋田市の財政状況も良くなり、秋田県の貧しさを象徴していると言われる、壊れたまま放置された危険な橋や堤防、穴だらけのまま何十年もアスファルトが張り替えられない危険な道路などに対して、少しは予算を付ける事が出来るようになり、住民の安全が担保されるようになると思いませんか?
 一県一市、検討してみてはいかがでしょうか?

県からの回答

 
処理区分 実施困難
本文
 御指摘のとおり、人口減少は本県の最重要課題でありますが、県民の皆様が将来にわたって安全・安心に暮らすことができる持続可能な社会を構築するためには、県と市町村が連携しながら、効果的・効率的に様々な施策に取り組むことが極めて重要であると認識しております。
 県と市町村の重複業務の解消や職員の適正配置等により効率化に努め、必要な経費へ予算配分するという○○様が抱かれている問題意識については、私どもも共有するところです。
 一方で、本県には25の市町村があり、それぞれが独自の歴史や文化、地域性を有し、地理的条件も多様です。
 これら全てを秋田市に合併することは、行政の効率化等につながる可能性はあるものの、各地域が長年培ってきたコミュニティに多大な影響を及ぼす可能性があります。
 また、広大な面積となる秋田市が、各市町村が担ってきたきめ細やかな住民サービスをこれまでどおり提供できるのか、地域の実情に応じた行政運営が可能であるのかといった懸念もあります。
 「一県一市」構想は、本県の将来を考える上で示唆に富む視点ではありますが、県と市町村は、果たすべき役割が明確にされているほか、様々な課題もあることから、○○様の御意見については、今後一層、効率的・効果的な行政運営を進めていく上での参考にさせていただきたいと存じます。

事項名:県と市町村の協働