県民の声

 
受付日 2025-05-16
受付番号 43
広聴形態 知事への手紙
提案区分 提言・要望
本文
 「韓国便を再開して欲しい」そう強く思ったのは昨年の6月に仙台経由でソウルへ行った時のことです。
 本来15時頃仁川空港へ着くはずが遅延もあり17時到着。
 それは秋田を出てから11時間後、もっと気楽に韓国へ行けたらと思ったのが始まりです。
 就航のためには秋田、韓国どちらからも搭乗者を確保しなくてはならないと考えました。
 ○○○という韓国グループをご存知でしょうか。
 5万人規模の観客席を埋めるほどの大人気なアーティストです。
 そんな彼らが2017年2月下旬から1週間ほど番組収録のため秋田に滞在し、男鹿半島や阿仁スキー場、角館では火振りかまくらなど県内各地の観光名所を訪れていました。
 コンサートでは秋田をアピールしてくださったり、秋田では忘れられない思い出があるとも話してくださっています。
 大人気アイドルの来県を充分に活かしたいと思いました。
 実際に撮影地ということで来てくださったファンの方も多くいます。
 例えばSNSで訪問地をアピールし、更に撮影地ツアーなどがあれば韓国だけでなく県外からの集客にも繋がるのではないかと思います。
 彼らが紹介する秋田の魅力に県外の方、もちろん、彼らの母国の人たちも興味を持ってくださるはずです。
 秋田の魅力を詰め込んだツアーも考案できます。
 韓国の友人は、温泉・日本酒・ローカルなお祭りなど日本を感じられる事に興味があると話しておりました。
 他県での成功例もあるように、ゴルフ+温泉や料亭での食事+酒蔵見学など日本らしさを感じるものや、季節限定の観光(春:角館のさくら武家屋敷宿泊、冬:スキー場の樹氷など)も素敵だと思います。
 韓国便への意識を高めるため県民による地元おすすめスポット総選挙をしツアーに組み込むなど県民を巻き込むような企画があっても良いのではないでしょうか。
 以前問い合わせた際は難しいというようなお返事で、身近な人々の反応も同様でした。
 ですがまだ何もしていないのに諦めることができません。
 今、秋田は大きく変わり始めていると感じております。
 今までだったら届かなかった思いも新しい秋田だからこそ耳を傾けてくださるのではないかと思い、多くの方の協力の元このようなメールをする決心をいたしました。
 ソウル便、韓国便の再開を前向きにご検討いただけますと幸いです。
 そのために一市民としてどのような取り組みが必要かご指導いただけませんでしょうか。
 可能でしたらここでは伝えきれない私の思いを直接お話しできる機会を頂けたらと思っております。

県からの回答

 
処理区分 調査・検討中
本文
 秋田空港と韓国の仁川国際空港とを結ぶ航空路線は、平成27年12月以来、約10年間にわたり運休が続いています。
 平成13年10月に就航したこの路線は、秋田空港にとって初めての国際定期便であり、韓国のみならず世界との架け橋として、本県の国際化に大きな貢献を果たしておりました。
 ○○様がおっしゃるとおり、韓国では訪日経験が多い方を中心に、東京や大阪などの大都市観光から、地方都市での特色あるグルメ体験や自然と調和した温泉などを少人数で楽しむ観光にトレンドがシフトしています。
 本県は、日本の原風景とも言える田園風景を始め、豪雪地帯であることを活かしたスキー、韓国の方々にとってもなじみある豊かな発酵文化など、訴求できる魅力が十分にあると考えております。
 路線の再開に当たっては秋田・韓国双方の旅行需要が重要となりますが、韓国から本県を訪れる宿泊客数は未だコロナ前までに達しておらず、回復途上にありますので、県としては、SNSを通じた観光情報の発信や、現地旅行会社担当者を県内に招待した観光地の視察を行うなど、韓国における本県の知名度向上に向けた取組を積極的に行ってまいります。
 ○○様が韓国のご友人と交友を深められているように、秋田と韓国の民間交流の拡大や相互理解の深まりも大きな力となります。
 ソウル便再開の気運が高まるよう、民間交流の継続・拡大にご協力いただけますと幸いです。

事項名:観光振興