県民の声

受付日 2022-06-14
受付番号 55
広聴形態 知事への手紙
提案区分 提言・要望
本文
 私は2018年9月に夫の故郷に移住してきました。
 一つ、佐竹知事にご検討をお願いしたいことがございまして、お手紙を書きます。
 息子が通う保育園では、3歳児クラスから白米持参です。なぜでしょうか?国の補助がないからでしょうか?
私は、未来ある子どもたちの給食に予算の付与をお願いしたいです。
私は、白米持参ではなく、『主食も提供される給食』の実施をお願いしたいです。
保育園側にも要望を出しましたが、
 ・予算的に無理
 ・昔から白米持参だったから(疑問にも思っていない)
 ・地域柄、秋田県の各家庭は、昔から米が余っている。(お金を出してまで主食の提供を保護者が受け入れない)
 ・主食提供の必要性を感じない
との回答がありました。
運営面で、色んな制約があることも、もちろん理解しています。
しかしながら、保護者の立場からすれば、夏は食中毒の心配もあり、衛生面での不安もあります。
(園側からは、今まで食中毒になったことはないから心配は要らない、との回答あり)
また、『出来立てのおかず・出汁の効いたお味噌汁』に『お弁当箱等に入ったご飯』は、本来の給食のあるべき姿ではないと思います。
子どもたちに、ぜひ炊きたての温かいご飯をお茶碗で食べさせてあげたい。
ただそれだけです。
本来あるべき給食の姿は、『作りたての美味しいおかず・出汁の効いたお味噌汁・お茶碗に入った炊きたてのご飯』と考えます。
(家庭科の教科書でも、2歳の息子の愛読絵本にも、ご飯はお弁当箱等ではなく、お茶碗です)
ちなみに、私自身も公立の保育園に通っておりましたが、主食も提供される完全給食でした。
(もう40年近くも前の話です)
ぜひ、主食提供をご検討いただき、予算の付与をお願いいたします。
副食費の助成など大いに恩恵を受けており、大変有り難く思っております。
家族形態も多様化している昨今、ぜひ、主食にも目を向けていただけないでしょうか。
※無償での提供を望んでいるわけではありません。
子どもたちに炊きたての温かいご飯を!!

県からの回答

処理区分 実施困難
本文
 県では、結婚・出産・子育てに関する不安が解消され、結婚し、子どもを持ちたいと願う全ての県民が安心して出産・子育てできる社会の実現を目指し、子育て支援体制の充実に取り組んでいます。
 国でも、令和元年5月に、子ども・子育て支援法の一部を改正し、同年10月から幼児教育・保育の無償化を実施しているところですが、3歳児から5歳児(2号認定者)に関しては、それまで保育料に含まれていた副食費が無償化の対象外となり、新たに徴収されることになりました。
 このことから、県では、子育て世帯の新たな負担を軽減するため、市町村の協力を得ながら、幼稚園や保育所等の施設を問わず、第1子からの副食費への独自の助成を行っているところです。
 一方、主食費については、無償化以前から保育料には含まれておらず、ごはんを持参していただくか、各ご家庭から集金して主食を提供するかは、保育所等の運営者がそれぞれの事情に応じて判断していることから、まずは運営者や設置者である市町村、他の保護者の方々ともよく話し合っていただくことが大切ではないかと思っております。
  出生数の減少が続き、人口減少が進行する本県においては、多様化する子育て世帯のニーズに対応した保育サービス等の充実は大変重要であると認識しており、引き続き、地域のニーズと実情に応じた子ども・子育て支援に取り組んでまいりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

事項名:子育て環境の充実強化