県民の声

受付日 2022-5-31
受付番号 48
広聴形態 知事への手紙
提案区分 提言・要望
本文  この度、秋田の動物管理についてのことで、思うところがあり、メッセージを送らせていただきます。
 私は数年前まで、千葉県で動物に携わる仕事をしており、動物の殺処分の現状は、課題であると感じております。
 簡潔になってしまいますが、秋田の動物管理センター(浜田)に、現在藤里からの犬たちが多数保護されている状況であることが、ほとんど知られないままになってますが、いいのでしょうか?ということです。
これでは、管理センターにいる犬たちが、新しく、犬を家族に迎えたい。と思う方たちの、選択肢にも入らないと思われます。もっとたくさんの県民にこの現状を知ってもらって、藤里の犬たちに新しい家族へ繋がる機会を作るよう、工夫したほうが良いです。
 県のホームページからの情報では限られた人しか、管理センターにいる犬たちのことが届かないです。
また、お世話も、とても大変と思われます。お世話のボランティアを募ることもしていけば、職員さんの負担も軽減されると思います。他県では、この取組みは行われています。
 愛護センターの活用方法も、もう少し工夫しないと、あれだけ立派な建物が建っても活用しきれていない感が否めません。
 様々事情はあり、今の状況だとは察しますが、他県や、他団体、様々考え、工夫し、殺処分をしなくて良いようやっていますので、秋田では、せっかく立派な施設もありますし、まだ県内では、やっていない新しい考え方や、取り組みがたくさんあります。他県での良い活動を例に、新しい家族に繋がるようなやり方を、是非、していってほしいと思います。
 まずは、この犬たちの情報が秋田の人に届くようにすることが必要かと思います。どうか変わりますように。

県からの回答

処理区分 実施中
本文  藤里町で発生した多頭飼育崩壊により保護した犬につきましては、現在、動物愛護センター分所(秋田市浜田)において飼養を続けており、順次、健康面と性格面における診断を進め、譲渡可能と判断された犬から新しい飼い主を探しているところです。
 県では、このことをより多くの県民に知っていただくために、県のホームページへの情報掲載のほか、テレビや新聞などの報道機関へ情報提供を行ってきたところであり、引き続き、積極的に情報を発信し、譲渡希望者を募ってまいりたいと考えております。
 また、動物愛護センター(秋田市雄和)では、平成31年4月の開所当初から「ボランティアの活動拠点」としてボランティアの募集と育成に努めてきており、登録されたボランティアの方々には、センターにおける犬猫の飼育活動や預かり活動などに御協力いただいております。
 御意見のありました藤里町からの保護犬の飼養管理へのボランティアの活用についても、ボランティアの方々と協議しながら検討してまいります。
 動物愛護センターではこれまでも、「動物の命をつなぐ拠点」「体験・学習・交流の拠点」として、しつけ方教室、小中学校等での命を大切にする心を育む教室、県内動物愛護団体と協働による合同譲渡会などを行ってきているところですが、これからも、動物愛護団体、獣医師会、行政機関等で構成する動物愛護推進協議会等での意見や、他県の先進的な取組を参考にし、さらなる活用に努めてまいります。

 

事項名:安全・安心な生活環境の確保 | 消費者被害防止、食品安全、動物愛護