県民の声

受付日2018/1/29
受付番号294306
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  イージス・アショアの設置に関して、秋田市新屋の自衛隊演習場敷地内に設置する案が出ているようですが、国では電磁波が健康に影響を与えないように基準値を定めております。
 総務省(旧郵政省)は、電波の人体への影響に関して、平成2年6月25日に電気通信技術審議会から諮問第38号「電波利用における人体の防護指針」(昭和63年6月27日諮問)について答申を受けています。本答申では、人体に影響を及ぼさない電波の強さの指針値等(電波防護指針)が示されています。
 国内の無線設備(携帯電話の基地局送信設備、地上デジタル放送送信設備、中波ラジオ、FM放送、警察無線、マイクロ回線固定局、気象レーダー基地局、----、etc)は、これら電波防護指針に示されている基準値を上回ることのないよう指導強化されているところです。
 イージス・アショアのレーダー出力はかなりの高出力かと思いますが、レーダーアンテナから出力されるレーダー波はアンテナを構成するレフレクター(反射板)により、アンテナ後方への出力はかなり減衰するよう設計されているかと思われます。しかも日本海(北朝鮮側)に向けての照射になると後方の住地区(新屋地区住民)に対してどれだけのレーダー波の漏洩があるのかが問題となるかと思われます。基準値を超える漏洩量とならないのかを確認する必要があるかと思います。
 上記のような心配をできるだけ少なくする手法として男鹿市の航空自衛隊・加茂分屯基地(元山山頂約700mのレーダー基地)に併設することが最良かと思います。レーダー照射位置が一般居住地から遥かに離れており照射位置がかなり標高も高く県民の電磁波に対する不安も軽減できるかと思われます。

県からの回答

処理区分その他
本文  イージス・アショアの配備について、小野寺防衛大臣が今国会において、「日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、防衛については、質及び量を必要かつ十分に確保することが不可欠である。」と導入の重要性を主張しつつ、「イージス・アショアの配備先は、決まっているわけではありません。場所が選定された場合、地元の御協力が何よりも大切になりますので、丁寧に対応してまいります。」と答弁しております。
 県では、これまでも秋田市新屋が候補地という報道があり、県民の不安の声が届いておりますので、国に対し丁寧な説明を行うよう要請しているところであります。
 県民の皆様からは、様々な御意見が寄せられておりますので、御提案についても、確認をしてまいりたいと考えております。

事項名:快適な生活環境の確保