県民の声

受付日2018/7/30
受付番号304018
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  イージス・アショアシステムの早期配備に賛成です。
 県知事として、この件が県民生活へ悪影響を及ぼさないか検証することは大切であり当然のことだと思います。しかし、山口県にも配備される予定の施設も含めて、自衛隊が効果的な防衛の観点から新屋演習場を選定したものだと思われます。要は国土防衛と国民の生命財産を守る目的のものです。
 佐竹知事は「北朝鮮の脅威が薄らいできている現在」との認識ですが、どこからの確定情報でしょうか?金正恩が米朝会談で北朝鮮の非核化を約束したことを受けての話を指しているのでしょうか?北の独裁者を随分と信頼されるものです。拉致はない、と公言している国です。日朝平壌宣言を平気で裏切る国を相手にしています。そんな国を相手に約束を守ると考える姿勢は逆に問題です。
 新屋演習場を選定したことは専門家に任せるべきです。秋田県として県外ならOK、との論理ですか?歴代の首相の中にそんなことを言った方がいましたが、直ぐに訂正しました。日本の安全保障を考えた結果、自分の言葉は間違っていました、と反省していました。佐竹知事はどうなんでしょうか?他の都府県がイージス・アショア配備を引き受けるべきでしょうか?
 住民の環境面や津波、地震、テロなどの心配はあるでしょうが、むしろ平成30年7月の豪雨災害のような被害を受けないところを探すべきだと言うべきです。自然災害は毎年どこかであります。津波も地震もあります。
 ただテロ対策は無理です。スパイ防止法は日本にありませんし、警察では防げません。自衛隊も法律的な縛りがあるので無理です。無理なことを挙げ立てて、「心配だ」だから賛成しかねる、とするのは現実的な行政を行うべき政治家がすることではありません。
 実戦配備まで何年も掛かります。一日も早く着手すべきです。

県からの回答

処理区分調査・検討中
本文  イージス・アショアを導入するか否かについては、国会での議論を踏まえ、基本的に国が判断すべきことでありますが、我が国を射程に収める弾道ミサイルを保有する国が複数ある中で、国民の生命・財産を守ることは重要な課題であり、弾道ミサイル防衛の必要性自体を否定するものではありません。
 しかしながら、国が配備候補地としている新屋演習場は敷地面積が狭く周囲に緩衝地帯がないことや、住宅地と隣接していることなど、住民の安全・安心の確保の面で懸念が解消されておらず、現時点では最適候補地とは言えないと考えております。
 このため、防衛省に対しては、防衛力整備の視点だけではなく、地域住民の日常生活を守る視点から十分な保安距離や緩衝地帯が取れるかどうかについても調査するとともに、取れない場合はどのような代替措置が可能か検討するよう求めているほか、現在は防衛省・自衛隊の所在地に限って選定している配備候補地について、それ以外の国有地等も含めて再検討するよう申し入れたところであります。
 イージス・アショアの本県への配備に関して私や県に寄せられる意見には、候補地周辺に及ぼす様々な影響や財政支出に関する視点、国際情勢や現行法制から考察するものなど、それぞれの立場や安全保障に関する考え方等の相違から、賛成・反対を含めて多様なものがありますが、現段階では、本県からの指摘等に対する国の対応などを慎重に見極めていく必要があると考えております。

事項名:快適な生活環境の確保