県民の声

受付日2018/8/8
受付番号304019
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  私はイージス・アショアの配備に反対します。賛成する人は「核やミサイルが日本に向けられた時に迎撃できるから」というところで思考がストップしています。もし、他国が本気で日本を攻撃するのならば、単に迎撃できたからといって、それで終わる話ではありません。そうなってしまえば、その先は戦争です。だから、最大最強の防衛は地道な平和外交以外にないのです。
 「テロ対策も万全にする」という政府の言葉も「原発は絶対安全だ」というのと全く同じです。もし有事となれば秋田は滅亡です。何事もなくても、この先ずっと巨額の維持費が税金で支払われ続けます。強い電磁波が出され続けて何の影響もないわけがありません。イージス・アショアは、配備されて安心できるものではありません。
 何とか国は導入、配備を撤回して欲しい。心の底からの切なる祈りです。

県からの回答

処理区分調査・検討中
本文  イージス・アショアを導入するか否かについては、国会での議論を踏まえ、基本的に国が判断すべきことでありますが、国が配備候補地としている新屋演習場は敷地面積が狭く周囲に緩衝地帯がないことや、住宅地と隣接していることなど、住民の安全・安心の確保の面で懸念が解消されておらず、現時点では最適候補地とは言えないと考えております。
 このため、防衛省に対しては、防衛力整備の視点だけではなく、地域住民の日常生活を守る視点から十分な保安距離や緩衝地帯が取れるかどうかについても調査するとともに、取れない場合はどのような代替措置が可能か検討するよう求めているほか、現在は防衛省・自衛隊の所在地に限って選定している配備候補地について、それ以外の国有地等も含めて再検討するよう申し入れたところであります。
 イージス・アショアの本県への配備に関して私や県に寄せられる意見には、候補地周辺に及ぼす様々な影響や財政支出に関する視点、国際情勢や現行法制から考察するものなど、それぞれの立場や安全保障に関する考え方等の相違から、賛成・反対を含めて多様なものがありますが、現段階では、本県からの指摘等に対する国の対応などを慎重に見極めていく必要があると考えております。

事項名:快適な生活環境の確保