県民の声

受付日2019/4/1
受付番号314001
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  イージス・アショアの配備について、家族で話し合いました。
 国の防衛のため、秋田が矢面に立たされることになったのが秋田の使命だとしたら、安易に反対できないのではないかと思います。
 しかし、もしものことを考えたとき、県民の安全が保障されないというのであれば、反対意見が出るのは当たり前のことです。
 ミサイル兵器等の威力など、一般人には計り知れませんが、県民の安全を考えるならば、とてつもなく頑丈な防空ごうなど、大げさに言うならば、地下都市のような安全な避難場所の確保を国に保証してもらうことで納得できると思います。
 イージス・アショアが配備される周辺はもとより、秋田市民が避難して生活することが可能なくらい(総理大臣が来て生活できるくらい)、頑丈で安全な場所の建設を望むことで、家族の考えはまとまりました。
 もし、秋田にイージス・アショアの配備がなくなったとしても、安全になると思えないし、それならば回避するより強固な安全確保を求めることが良いと思います。
 何よりも、戦争や争いごとがない、平和な世の中を子や孫の代まで望みます。

県からの回答

処理区分調査・検討中
本文  イージス・アショアの配備に関し、真剣に考えていただいていることに対し、敬意と感謝の意を表したいと思います。
 誰もが戦争のない世の中を願っており、国家間の問題や国際紛争は、外交努力により克服していくべきものでありますが、一方で、現に我が国を射程に収める弾道ミサイルを保有する国が複数ある中にあっては、国民の生命や財産を守っていくための弾道ミサイル防衛の必要性自体を否定することはできないと考えています。
 我が国に新たな弾道ミサイル防衛のための装備としてイージス・アショアを配備するかどうかについては、国の防衛政策に関する問題であり、国会においてその必要性や合理性など多角的な観点から十分議論した上で決定されるべきものと考えます。
 また、配備候補地については、イージス・アショアが弾道ミサイル防衛のための装備品を陸上に固定して運用する国内で初めての事例となることから、通常時の運用上のリスクに加え、テロなどの標的となるリスクや、万が一攻撃対象となった場合のリスクなどに対し、考え得る限りの対応・対策を検討した上で選定し、説明がなされるべきであると考えます。
 こうした考え方については、昨年来、私自らが機会あるごとに、防衛大臣をはじめ国に対して申入れを行ってきたところであり、現在防衛省が行っている地質・測量、電波環境等に関する適地調査の結果や県からの申入れも踏まえ、今後、基地の施設配置や警備・防護態勢を含めた安全対策等に関する説明が行われると思われますので、県としては、地元秋田市と連携しながら分析や検討を加え、様々なリスクにどのように対応するのか、住民の安全をしっかり守ることができるのかなどについて慎重に見極めた上で、率直に意見を述べてまいりたいと考えています。

事項名:快適な生活環境の確保