県民の声

受付日2019/7/4
受付番号314015
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  結婚して実家を離れ、初めて犬を飼い、初めてしつけをしながら世話しました。犬は大好きな家族で、宝物でした。
 しかし、ある日、私のせいで大好きな家族に一瞬で会えなくなってしまいました。いつものように普通の首輪をつけて散歩していると、急に立ち止まり、首を振ったはずみに首輪が外れ、車道に飛び出してしまいました。そして、私の目の前で車にはねられてしまいました。私のミスでした。毎日悔やんでも悔やみきれません。
 私は大事な家族を失ってから、毎日眠れず、自分を責めているばかりです。
 今、私にできることは、もっと動物を大事にしようということを伝えていくことです。
 秋田県は、秋田犬が有名です。だから、犬や動物をより大事にしていく県であってほしいと思います。
 ・普通の首輪ではなく、ハーネスタイプのものをつける。これだけで事故は防げます。
 ・リードを付けたままで散歩するよう呼びかける。
 ・ブリーダー以外は、動物の繁殖はさせないようにする。または注意していく。
 ・譲渡する機会を増やす。
 ・ドッグセラピーなどのため、介護施設に動物を飼うことを勧める。
 これらのことを進めていけば、事故は防げるし、殺処分はゼロに近づくと思います。
 「秋田県って、秋田犬が有名だよね。殺処分ゼロだってよ。動物を大事にする県なんだね。」と話題になると思います。最近、殺処分は、問題視されていると思います。これをきっかけとして、動物好きはもちろん、もっと秋田を好きになってくれる人は増えていくし、素晴らしいと思います。
 動物の大会などの開催も楽しいと思います。
 たかが動物と思う人もいるかもしれませんが、その動物達に救われている人はたくさんいます。私もそのうちの一人です。なんとか動物を大事にする秋田県になるように取り組んでください。私の愛犬の死が無駄になりませんように。少しでも小さな命が救われますように。

県からの回答

処理区分実施中
本文  愛犬が、突然の事故により家族の元から旅立たれたことにつきまして、7匹の猫と暮らす私にとっても我がことのように感じられ、心中をお察しいたします。
 さて、お寄せいただいた御意見についてお答えします。
 犬猫をはじめとする動物は、私たち人間の生活に安らぎや潤いをもたらしており、飼い主にとってはかけがえのない家族となっているほか、盲導犬や警察犬などは社会に欠かせない存在にもなっています。
 また、子供の頃から動物と関わることは、命を大切にする心を育てるなど、健全な心の成長を助ける役割を担っていると考えています。
 このように、私たちの暮らしに深く関わり、大切なパートナーとなっている動物たちに対し、社会全体として優しい眼差しを向け、その命を大切にしていくことは、極めて重要なことです。
 県では、これまで、全県各地で犬のしつけ方教室等を開催し、散歩の仕方など適正な飼養方法等について啓発しているほか、動物愛護団体等との協働による譲渡会の開催や、ホームページ等を活用した情報発信などにより譲渡の推進を図っています。
 また、福祉施設の訪問等を実施している愛護団体等と連携し、子供たちへの「命を大切にする心を育む教室」等を実施するとともに、9月の動物愛護週間には動物愛護関係団体との共催による「動物愛護フェスティバル」を平成2年から毎年開催しています。
 さらに、本年4月には動物愛護の取組を総合的に推進するための新たな拠点として、秋田市雄和に「秋田県動物愛護センター」を開設し、取組の強化を図ることとしています。
 このように、私どもが目指している「動物にやさしい秋田」という方向性は、御意見と同じ方向を向いていると思いますし、今後皆様のお力添えをいただきながら県民運動として展開してまいりますので、機会がございましたら是非動物愛護センターにお立ち寄りください。

事項名:快適な生活環境の確保