県民の声

受付日2021/8/4
受付番号184
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  私も保護した野良猫を飼っています。知事も動物を大切にする気持ちが強く、動物愛護センターの建設などさまざまな取り組みをしてくださり感謝しております。
 ただ私の地域では地域猫として面倒を見ていく活動すらありません。今のようなスピードでは遅すぎて多くの命が犠牲になります。野良猫が野良猫を生むという悪循環を止めないといけないです。個人で何かできないかと思っている人は多いですが、実際他の県と比べて取り組みづらいのが現実です。個人で活動または地域で取り組むにあたり、活動に対する補助金制度
 動物のTNRなど提携できる病院(それぞれの市町村に提携の病院)の確保をして欲しいです。
 また秋田市に1つ拠点を置くだけ・一部の市町村と連携しているだけでは間に合いません。各市町村で地域猫活動、保護・譲渡活動が取り組めるように役所・役場に専用の課を作るというのはどうでしょうか(市町村だけに頼るわけではなく、ボランティアでの活動が必須な事は理解しています。何かしたいと思っている人が実際に行動出来る様に各市町村で土台作りをしてほしい。)
 どうか今後も動物愛護事業を進めていって欲しいと思います。応援しております。
 (※TNRとは、不妊去勢手術をして元の場所に戻すこと)

県からの回答

処理区分実施中
本文  私も7匹の猫を飼養している者として、飼い主に捨てられた猫や、生まれた時から飼い主がいない猫などが、病気や交通事故で尊い命が失われることに、大変心を痛めているところであります。
 ご意見をいただいた飼い主が不明な猫への対策の一つとして、県では、早くから「地域猫活動」のモデル事業を実施し、地域住民や動物愛護団体等と連携して不妊手術などに取り組んできたところであります。
 「TNR活動」については、県独自の補助制度はありませんが、猫等の殺処分ゼロに取り組む「公益財団法人どうぶつ基金」において、無料で猫の不妊手術を行うなど全国的な支援制度も充実してきているほか、本県の多くの臨床獣医師が、様々な形で「TNR活動」を支援されていると伺っております。
 また、動物愛護を担当する組織については、各市町村ごとに設置されることが望ましいと考えておりますが、人員の確保など解決すべき課題もあることから、まずは、「ワンニャピアあきた」や各保健所が主体となり、市町村や動物愛護推進員、ボランティア、関係団体等の協力を得ながら、各地域において「地域猫活動」や「TNR活動」が実施されるよう、取り組んでまいりたいと考えております。
 現在、県では、動物愛護の取組を更に推進するため、「第3次秋田県動物愛護管理推進計画」の策定を進めており、本年10月の公表を予定しています。
 この計画のもと、様々な取組を県民運動として展開し、人と動物が調和しつつ共生する社会の形成を目指してまいりますので、一層のお力添えを賜りますよう、お願いいたします。

事項名:快適な生活環境の確保