県民の声

受付日2020/12/23
受付番号541
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  生家に80才の母親が一人暮らししており、状況をお伝えさせて頂きます。
 他にも同じような状況で危険な状態にある高齢世帯が多くあると思いますので、公的な支援のご検討をお願い申し上げます。
 生家の母親から「屋根の雪が軒下まで垂れ下がり、一部繋がって屋根が壊れる恐れがあり、至急帰って欲しい」との連絡がありました。雪が2メートルほどになり急きょ屋根の雪降ろしが必要となりました。
 近所も親類も同じく高齢ばかりで依頼できず地域の除雪作業組織や業者にも問い合わせしましたが依頼が殺到して半ばパニック状態とのことで、しばらく順番待ちの状況です。
 同じような高齢世帯が多くあり、民間の力だけでは限界まで来ているのではないかと感じました。
 また民間の業者さん方も不眠不休で作業していると聞いております、作業中の事故などにつながらなければ良いですが大変な状態とのことです。そこで自衛隊の出動など公的な支援で危険な状態にある高齢世帯の除雪作業を至急ご検討頂ければありがたいです。

県からの回答

処理区分実施中
本文  県内では、十二月中旬から続く寒波により、湯沢市や横手市など県南部を中心に記録的な大雪となっており、一人暮らしをされているお母様を心配され、雪下ろしのためにご実家へ帰省されるとお聞きし、本当に頭が下がる思いであります。
 平年の4倍を超える積雪量に、多くの住民の方々が、自宅周辺の除排雪や屋根の雪下ろし等に難儀されており、また、市町村では道路の除排雪が追いつかない状況にあるなど、今回の大雪は住民生活にも大きな影響を及ぼしているほか、除排雪作業中の事故も相次いでおり、大変心を痛めているところであります。
 私自身も、1月6日に湯沢市など県南部の3市を訪問し、現地を確認するとともに、各市長から被害状況や県への支援事項を直接聞き取りし、市道の除雪支援や不足している雪捨て場の確保、建設関係団体に対する雪下ろし作業への協力依頼など、大雪対策に全力で取り組んでおります。
 また、ご要望のあった自衛隊の派遣については、1月6日に自衛隊の派遣要請を行い、自衛隊員には、高齢者世帯の屋根の雪下ろしや除排雪作業等に従事していただいているところであります。
 再び、冬型の気圧配置が強まり、更なる積雪量の増加が懸念されることから、市町村や自衛隊、地域で活動するボランティア等とも連携し、道路や家屋等の除排雪作業や、作業中の事故防止等に万全を期し、地域住民の不安解消に努めてまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

事項名:地域防災力の強化