県民の声

受付日2020/5/28
受付番号211
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  現在3年生の母親をしている者です。今年度の夏休みは短縮となり、最も暑い時期も学校で勉強することになったとニュースで知りました。それなのに、エアコンの設置よりもトイレの改修などに予算を回すとはどういうことなんでしょうか。その上小学校よりも高校への優先的な冷房の設置はなぜなのでしょうか。甚だ疑問です。
 外気温が35度もある日の教室に30分以上いたことのある経験をしたことがある方はいらっしゃらないのでしょうか。毎年熱中症で亡くなっている方のニュースを、人数をご存知の方はいらっしゃらないのでしょうか。
 今から2年前、真夏に学校給食を食べる催し物に参加したことがありますが、暑すぎてとても気分よく過ごすことは出来ませんでした。子供たちに暑さを我慢して勉強しろ、とよく言えるものだなと怒りを隠せません。大人たちはエアコンの効いた涼しい部屋で過ごして、冷たい飲み物を好きな時に飲めるのに、子供達にはその権利すら与えてあげられない大人が教育を語るなどあってよいことでしょうか。
 子供の体は大人より未熟です。特に小学生は高校生よりも体調不良を上手に訴えることができません。簡単に体調を崩します。時にはいともたやすく死にます。今年は特にマスクの着用を義務付けられており、熱中症のリスクは例年の比ではありません。毎日「今日は体調を崩したりしないだろうか」と親は不安です。全ての小学校へのエアコン導入をもっともっと前向きに検討してください。

県からの回答

処理区分実施予定
本文  近年の猛暑における健康被害の発生状況を踏まえ、空調設備の整備などにより、児童生徒の健康を守り快適な学習環境を整えていくことは必要であると考えております。
 御指摘のとおり、これから学校は暑くなる時期を迎え、さらに今年度は新型コロナウイルス感染症の影響による休校措置により夏季休業期間の短縮が検討されていることから、県内の各学校に対しては、気象状況等や学校における空調設備の有無に合わせた活動内容の設定に留意するとともに、児童生徒の健康確保に十分配慮するよう周知しているところであります。
 また、新型コロナウイルス感染症対策として、学校教育活動の中では基本的には常時マスクを着用するよう指導しておりますが、気象状況等により、熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合は、頻繁な換気や児童生徒等の間に十分な距離を保つことなどの対応をした上で、マスクを外すことが可能であることも周知しております。
 市町村立学校の施設整備につきましては、学校の設置者である各市町村において、それぞれの整備計画に基づいて進めることとされております。県としましては各市町村に対し、空調設備の整備が推進されるよう、引き続き国の財政支援制度などの情報を提供してまいります。
 今後とも本県教育及び学校の教育活動等についてお気付きの点がございましたら、御意見等をお寄せください。

事項名:子育て環境の充実強化