県民の声

受付日2017/8/15
受付番号294141
広聴形態知事への手紙
提案区分苦情
本文  県立図書館の利用者サービスで不快な思いをしました。
 隣県より,同じ研究者の妻と訪れましたが,妻の資料収集が予想以上に手間取り,閉館時間を15分ほど過ぎてしまいました。
 それについては,閉館時間を過ぎてもご対応いただいたことに感謝申し上げます。
 帰る前に,どうしても2人ともトイレに行きたくなり,私は個室に入りました。すると,ほどなくしてドンドンドンと激しくドアを叩かれ,「閉館です!」とスタッフの怒声がしてビックリしました。
 閉館時間を過ぎていたとはいえ,このような非常識な言動に強く抗議いたします。
 私は,図書館はサービス施設と考えます。それは,利用者の利便性向上を図るだけでなく,利用者へのホスピタリティも含まれます。
 もちろん,利用者もルールを守らなければなりませんが,私どもも,好き好んで閉館過ぎまで残っていたわけではありません。それなのに,トイレも使わせてもらえないのでしょうか。最低限,最後の利用者が帰るまで待つというのが,図書館に求められるホスピタリティだと思います。
 繰り返しますが,私どもは,「やむを得ず」閉館時間を過ぎてしまい,帰り際にトイレを利用したことをルール違反とは考えておりません。そして,スタッフの非礼な言動に憤りを感じております。調べていただければ,そのスタッフが誰なのかも分かると思います。
 私は県民ではありませんが,県民税を収めている方々は,一定のサービスを受ける権利があります。
 貴県の皆さまが同じ不快な思いをせぬよう,図書館行政(特に利用者サービスのあり方)に一言申し上げたく書き込みをさせていただきました。

県からの回答

処理区分その他
本文  日頃、県立図書館を御利用いただきましてありがとうございます。
 このたびは、職員の対応において、大変不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
 図書館では毎日、午後6時の閉館後、職員が館内の定期巡回を行っております。過去に不審者がトイレに隠れていた事例もあり、そのような場合は直ちに通報するよう警察から指示を受けていることもあり、トイレの戸が閉まっているのを見た職員が、通報する前に確認のためお声掛けをしたものであります。その緊張感から大きなお声掛けとなってしまったことお詫びいたしますとともに御理解下さるようお願いいたします。
 図書館の安全管理の一環として行ったものではありましたが、御指摘のとおり、閉館後に残られていた方がいらっしゃることを職員間でうまく情報共有できていなかったことが、今回の件に繋がったものと考えますことから、今後は連絡体制に工夫を加えてまいりたいと思います。
 県としましては、図書館のみならず県の公共施設を利用者へのサービス向上や安全対策について、より一層努力してまいります。

事項名:教育一般