県民の声

受付日2017/4/13
受付番号294006
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  今月から専門学校に通うため、上京しました。これまでは介護施設や病院で高齢者と関わる機会の多い仕事をしておりました。
 東京へ来て一番驚いたことは、秋田では若者しか働かないような場所で働いている高齢者を見かける機会がとても多いことです。
 例えば、マクドナルド、ユニクロ、秋田で言うとフォーラスのようなファッションビル。他の若い店員さんと全く同じ仕事をしているわけではありませんが、同じ制服を着て、率先して掃除したり、案内したり、ビルの店舗を回ってダンボールを集め捨てに行ったり。笑顔で働く高齢者を見て、私は感動しました。
 秋田で高齢者が若々しくなれるような働く場所がないから、介護される高齢者が増える一方なのではないでしょうか?私の母も70歳ですが、外旭川にイオンができたら働きたかった…とよく話しています。
 秋田駅前のフォーラス跡地には新しい施設ができるようですが、この勢いで若者が楽しめる場所をたくさん作り、高齢者を雇用し若返らせて欲しいものです。人口減少ストップさせましょうよ、知事。
 私は、専門学校が終わったら秋田に帰ります。

県からの回答

処理区分実施中
本文  「東京では高齢者が若者と一緒に笑顔で働いており感動した、秋田でも高齢者を雇用し若返らせてほしい」という御意見は、大変重要な御指摘であると思います。生き生きとした高齢者は、ほとんどの方が生きがいをもっており、その一つが勤労であると考えています。
 本県では、平成28年度において、希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合が81.1パーセントで全国第5位、同じく70歳以上までは32.9パーセントで全国第1位となっており、県内でも高齢者が若い世代と同じ職場で働く事例が見られるようになってきておりますが、高齢化が進んでいる本県にとって、勤労意欲のある高齢者が少しでも長く働ける環境を整備することは、重要な課題であります。
 このため、県としては、雇用労働アドバイザーが県内の事業主を訪問し、定年の引き上げや定年後の継続雇用制度の導入、高齢者の雇用管理の改善などを働きかけ、相談への対応や支援制度の紹介などを行っております。
 また、秋田市など県内3カ所に設置しているフレッシュワークAKITAにおいて、再就職を希望する高齢者向けにキャリアカウンセラーによるきめ細かな就職・生活支援や、スキル習得のための各種セミナーの実施等を行い、高齢者の再就職を支援しております。
 今後も、引き続き、高齢者が就業できる場の更なる拡大に向け、関係機関と協力しながら、多様な職場において高齢者の雇用が実現されるよう事業主等に対して普及啓発を行うほか、県内のシルバー人材センターなどとも連携し、高齢者の働く場の確保・拡大に努めてまいります。

事項名:高齢者・障害者等支援