県民の声

受付日2017/11/16
受付番号294233
広聴形態知事への手紙
提案区分提言・要望
本文  知事は猫好きであり、保健所での動物殺傷処分ゼロを目指していると聞いています。自然界は人間だけのものではなく動物、植物の共存から成り立っていると思います。そこで提案があります。
 秋田県は土地は広く、仕事が少なく、老人は多く、若者は少なく、更に若者は社会人になると多くが秋田を出て行きます。しかし、秋田に残りたい、戻りたいと思っている人たちもたくさんいます。
 秋田県に犬、猫と一緒に住める介護施設を作ってはいかがでしょう。
 猫は特に自立していますので、トイレも決まったところできれいにしますし、散歩の必要もありません。子猫の1?2年くらいは動き回りますが、大半は寝ていますし、老人の心身のぬくもりにぴったりです。猫を飼いたくても、もしも、自分が面倒見れなくなった時を案じて、外猫を可愛がっても家に入れてあげられない人たちがたくさんいます。一人暮らしの人が多くなっている現在、心の支えにもなり、そして何より外猫たちの安全と嫌われる野良猫を減らす事にもなります。
 野良猫を飼えない、嫌いだと保健所に連れて行きますが、里親が見つからないと殺されます。自由に外で暮らしていたのに自由を奪い処分する権利が本当に人間にあるのでしょうか?
 東京では、飼っていた犬猫と一緒に入れる介護施設があり、ご主人が亡くなった後もペットたちの最後まで面倒を見てくれるそうです。これを秋田県でできないでしょうか。ペットの世話をする人や獣医師や施設の介護師ほか多くの仕事が生まれます。東京は施設に入るのが大変です。東京から若者を呼び、老人も呼びにぎやかな秋田にしませんか。
 小さくても動いている心臓を持ち、暖かい動物を抱き、屈託のない瞳を見ている事は認知症の予防にもなります。老人から動物を取り上げ、運転免許さえ取り上げ、寂しい独居老人を増やしてませんか。面倒がらず、身近な取組をお願いします。

県からの回答

処理区分なし
本文  ご提案につきましては、介護保険施設等の利用者が犬や猫と暮らすことで触れ合い、心の支えになる等の効果も期待できるものと考えております。
 県内では、グループホームや有料老人ホーム、ショートスティなど、約30箇所の施設において、施設内で犬や猫のほか、金魚や亀などのペットを飼うことが可能でありましたが、県全体の施設数から考えると、動物のいる施設はあまり多くない状況にあります。
 また、施設等では、様々な方々が利用されており、動物の鳴き声等を気にされる方のほか、アレルギーをお持ちの方への健康面の影響等に対する配慮などの課題もございます。
 県としましては、こうした動物と過ごしたいと願う高齢者に少しでも応えていけるよう、課題の解決に向け、各市町村や関係団体と前向きに話し合いを重ねてまいります。

事項名:高齢者・障害者等支援