[県民の声] 奨学金返還助成制度と地域で働く看護師について
回答日:
担当部局:健康福祉部
県民の声
受付日 | 2019/11/21 |
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受付番号 | 314026 |
広聴形態 | 知事への手紙 |
提案区分 | 提言・要望 |
本文 | 秋田に生まれ、秋田で学び、秋田で働いている者です。今回、秋田県の奨学金返還助成制度に申し込み、来年度から助成対象となり、とてもうれしく思います。 保健師として、社会福祉協議会で勤務していますが、病院に勤務していた頃に比べると給料がとても少ないことに驚いています。 そんな中で、助成を受けられると知ったときは、本当にありがたいと思いました。 今後、国や県は、地域包括ケアシステムの構築運用に向け、包括支援センターの機能強化を図ると言いますが、地域で働く専門職の給料を是非引き上げていただきたいと思います。基本給20万円の私が、月168時間働くとすれば、時給は1190円です。正職員ですが、パートの病院勤務の看護師より少なく、モチベーションが下がる一方です。 高齢者の増加や健康増進などへの対応のため、地域で働く保健師、看護師の給料改善を考えていただければと思います。 |
県からの回答
処理区分 | その他 |
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本文 | 県の奨学金返還助成制度を御利用になって秋田に戻られ、本県の保健医療福祉を支えてくださっていることに心より感謝申し上げます。 保健師や看護師は、住民の保健指導や健康管理等を行っているだけではなく、近年では地域包括ケアシステムにおける多職種連携の要としての役割も期待されるなど、地域において大変重要な役割を担っていると考えています。 一方で、介護・福祉分野においては、御意見のように人材の確保や賃金水準の低さが問題となっているところです。 このため国では、各種加算制度を設ける等、処遇の改善に向けて様々な取組が行われていますが、対象が施設に勤務する介護職等に限られるなど、まだまだ不十分であり課題は多いと認識しています。 社会保障制度に関して地方自治体が独自にできることは限られていますが、処遇のさらなる改善に向け、県としてどのようなことをすべきなのかを関係者と相談しながら、必要に応じて国への働きかけ等を行ってまいりたいと思います。 併せて、地域ケア会議や生活支援、認知症支援等の地域包括支援センター事業に関する研修や、看護協会等と連携した地域包括ケアシステムの推進に資する看護職員の研修等により、地域で働く専門職の知識やスキルの向上を支援してまいります。 |
事項名:医療提供体制の充実強化